奥秩父主脈縦走・甲武信ヶ岳〜金峰山
2024年度は、6月1日に通行止めが解除となった大弛峠(おおだるみとうげ)より、
甲武信ヶ岳と金峰山を往復して来ました。
大弛峠(2365m)は、車で行くことが出来る日本最高所の峠です。
また、金峰山への最短ルートのため、休日ともなると大変混み合います。
前日入りして約30台程ある駐車場に何とか停めることができました。
甲武信ヶ岳を往復して戻ると、路肩には路上駐車の列が出来ていました。
甲武信ヶ岳までは静かな山歩き、金峰山へは大勢の登山者とすれ違いました。
前国師岳(まえこくしだけ)
標高 2570m | 登山日 2024年6月8日 |
奥秩父主脈上の山 | |
所在地 長野県南佐久郡川上村秋山 |
北奥千丈岳(きたおくせんじょうだけ)
標高 1425m | 登山日 2024年6月8日 |
奥秩父山塊最高峰 | |
所在地 山梨県山梨市三富上釜口 |
国師ヶ岳(こくしがたけ)国師岳
標高 2591.91m | 登山日 2024年6月8日 |
山梨百名山・一等三角点(国師岳)・花の百名山 | |
所在地 長野県南佐久郡川上村秋山 |
東梓(ひがしあずさ)
標高 2271.8m | 登山日 2024年6月8日 |
三等三角点(東梓)・奥秩父主脈上の山 | |
所在地 長野県南佐久郡川上村秋山・山梨県山梨市三富上釜口 |
両門ノ頭(りょうもんのかしら)
標高 2263m | 登山日 2024年6月8日 |
奥秩父主脈上の山 | |
所在地 長野県南佐久郡川上村秋山・山梨県山梨市三富上釜口 |
富士見(ふじみ)
標高 2373m | 登山日 2024年6月8日 |
奥秩父主脈上の山 | |
所在地 長野県南佐久郡川上村秋山・山梨県山梨市三富上釜口 |
水師(みずし)
標高 2396m | 登山日 2024年6月8日 |
奥秩父主脈上の山 | |
所在地 長野県南佐久郡川上村秋山・山梨県山梨市三富上釜口 |
甲武信ヶ岳(こぶしがたけ)
標高 2475m | 登山日 2024年6月8日 |
日本百名山 | |
所在地 山梨県山梨市三富川浦 |
朝日岳(あさひだけ)
標高 2579m | 登山日 2024年6月8日 |
甲府名山・奥秩父主脈上の山 | |
所在地 長野県南佐久郡川上村川端下 |
鉄山(くろがねややま)
標高 2531m | 登山日 2024年6月8日 |
甲府名山・奥秩父主脈上の山 | |
所在地 長野県南佐久郡川上村川端下 |
金峰山(きんぽうさん/きんぷさん)甲州御岳山
標高 2595.21m | 登山日 2024年6月8日 |
日本百名山・三等三角点(金峯)・甲府名山 | |
所在地 長野県南佐久郡川上村川端下 |
難易度 ★★★ オススメ ★★★ | 登山口(ナビ検索) 大弛峠 |
大弛峠(3:01)→夢の庭園(3:10)→前国師ヶ岳(3:28)→三繋平(3:33)→北奥千丈岳(3:37)→三繋平(3:43)→国師ヶ岳(3:49)→国師ノタル(4:51)→東梓(5:16)→両門ノ頭(5:47)→富士見(6:11)→水師(6:35)→2353m地点(6:43)→甲武信ヶ岳(6:58)→2353m地点(7:19)→水師(7:27)→富士見(7:51)→両門ノ頭(8:09)→東梓(8:41)→国師ノタル(8:59)→国師ヶ岳(10:10)→三繋平(10:14)→夢の庭園(10:26)→大弛峠(10:32)→朝日峠(10:57)→朝日岳前の展望岩場(11:12)→朝日岳(11:20)→金峰山(12:03)→五丈石(12:05)→金峰山(12:24)→朝日岳(13:08)→朝日岳前の展望岩場(13:14)→朝日峠(13:27)→大弛峠(13:45) 所要時間 10時間43分 累積標高 2328m / 2327m 距離 27.7km | |
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大弛峠
人混みを避けて早朝、大弛峠からスタート。
前国師岳より甲府盆地の夜景。
北奥千枚岳(2601m)
奥秩父山塊の最高峰「北奥千枚岳(2601m)」へ寄り道。
ほぼ国師ヶ岳と一体の山ですが、360°の展望があります。
国師ヶ岳方面、地平線が色付いてきました
国師ヶ岳(2591.92m)では、カメラマンが日の出待ち。
薄ら富士山も見えます。
天狗尾根分岐(2571m)から、甲武信ヶ岳方面へは約400mほど下ります。
夜明け、朝日に照らされる樹林帯
最低鞍部、国師のタル(2150m)まで下り、
その後は緩やかなアップダウンが連続します。
東梓(2271.78m) 三等三角点(東梓)
両門ノ頭(2263m)
ルート上にはあまり景色がありませんが、両門ノ頭を過ぎた先に展望地があります。
大きな北奥千枚岳と朝日岳、右に金峰山、手前の三角形のピークが東梓。
富士山と手前に黒金山
木戝山へと続く鶏冠山
目指す甲武信ヶ岳と木戝山
富士見(2373m)
水師(2396m)
水師を過ぎたの先にも展望地。
この先、水源分岐(2353m)を経て、甲武信ヶ岳へ最後の登りへ。
甲武信ヶ岳(2475m)
甲州(甲斐国=山梨県)・武州(武蔵国=埼玉県)・信州(信濃国=長野県)の境のため
この名になったとされる説が有名だが、山容が拳のように見えるからという説もあるそう。
千曲川(信濃川)・荒川・笛吹川の水源の地です。
山頂からは百名山のうち43座を望むことが出来ます。
北奥千枚岳と朝日岳の間からは白峰三山
右に甲斐駒ヶ岳と鋸岳が見えています。
小川山の隣に八ヶ岳
来た道を戻り、最低鞍部「国師のタル(2150m)」へ
国師ヶ岳(2591.92m)
一等三角点(國師岳)
山梨百名山の他、花の百名山、一等三角点百名山にも選ばれている国師ヶ岳(国師岳)
山名の由来は夢窓疎石(夢窓国師)の偉業に対して地元民が付けたといわれています。
山頂より
前国師岳(2570m)
国師ヶ岳の一帯は階段や木道など、特に整備されています。
大弛峠から標高差数百メートルで登ることが出来きるため、
手軽なハイキングルートとして楽しむことができます。
大弛小屋
大弛小屋
住所 〒404-0047 山梨県山梨市牧丘町北原4141
電話番号 090-7605-8549
標高 2367m
営業時間 4月下旬〜11月末 (冬季は緊急避難小屋として開放)
一泊二食 7500円
素泊まり 4500円
テント場 あり(800円/一人、25張)
大弛峠で少し休憩後、続いて金峰山を往復します。
金峰山までは凄い数の登山者とすれ違いました。
朝日岳(2579m)
鉄山(2531m)
金峰山(2595.21m)三等三角点(金峯)
金峰山(きんぽうさん/きんぷさん)別名(甲州御岳山)は、
日本百名山・新日本百名山・花の百名山・山梨百名山・甲府名山の一座
特に山梨県側では(きんぷさん)、長野県側では(きんぽうさん)と、
呼ばれるそうです。
古くから信仰の対象で、蔵王権現をお祀りします。
五丈岩
五丈岩は「金櫻神社(かなざくらじんじゃ)」の御神体です。
山梨県甲府市御岳町に鎮座する「金櫻神社」は、
雄略天皇代(465年)に金峰山に本宮として創建されたとされる山岳信仰の神社で、
金峰山信仰(御嶽信仰)の中心神社です。
幕末までは蔵王権現と呼ばれ、現在は金櫻神社と称しています。
その金櫻神社の神体が高さ20メートルの花崗岩からなる「五丈岩」です。
祭神は少名彦命・大己貴命(大国主)・須佐之男命・日本武尊・櫛稲田媛命を祀ります。
次回は復活した御嶽古道からも歩いてみたいと思います。
登山者で賑わう山頂