丸岳(1156m)〜乙女峠(1005m)・静岡県境繋ぎ
静岡・神奈川の県境繋ぎへ
少しだけ残してしまった未踏区間「丸山から乙女峠」を歩いてきました。
丸岳(まるたけ・まるだけ)
標高 1156m | 登山日 2024年12月7日 |
箱根外輪山 丸岳無線中継塔 | |
所在地 静岡県御殿場市深沢 |
難易度 ★ オススメ ★★ | 登山口(ナビ検索) 仙石ゴルフ練習場 |
スタート地点(6:19)→乙女口(6:22)→乙女峠(6:51)→丸岳(7:20)→乙女峠(7:46)→乙女口(8:04)→ゴール地点(8:06) 所要時間 1時間47分 累積標高 505m / 507m 距離 5.5km | |
■丸岳(まるたけ、まるだけ)は箱根山北西部、神奈川県足柄下郡箱根町と静岡県御殿場市の境にある標高1,156 mの山である。 箱根山古期外輪山の一峰であり、金太郎伝説で知られる金時山の約3 km南西に位置する。周辺の山々とともに富士箱根伊豆国立公園に指定されている。 山頂部は小広くなっており、休憩用のテーブルとベンチが設置されている。東側から南側にかけて開けているため、箱根山カルデラ内の芦ノ湖や仙石原、中央火口丘の台ヶ岳や神山、外輪山の山々、そして静岡県側には富士山麓と駿河湾を望むことができる。 三角点 (1,093.7 m) は外輪山の稜線から西側へ離れた静岡県側にある。 山頂にはNTTの丸岳無線中継塔が設置されているため、箱根カルデラ内や御殿場などの山麓から望んでも一目で丸岳と分かる。 丸岳から連なる外輪山の稜線は、北へは乙女峠、長尾山、金時山へと連なり、金時山より進路を東に変え、明神ヶ岳、明星ヶ岳へと伸びる。南側の稜線は箱根スカイラインや芦ノ湖スカイラインと並行に長尾峠、湖尻峠、三国山へと連なり、国道1号線の箱根峠へ至る。 |
富士屋ホテル仙石ゴルフコース練習場の駐車場より、
国道138号線を歩き、乙女峠への登山口へ。
乙女口
ここから乙女峠へと至る道は箱根越えの最古道ですが、
現在は国道138号線が峠の下をトンネルが通り、
東名高速道路から箱根への玄関口となっています。
バス利用の際も、バス停がすぐ目の前にあり大変便利な登山口です。
振り返ると箱根山(神山)、手前には大涌谷の前にある台ヶ岳を望みます。
日の出
乙女峠まで標高差250m程度、九十九折りの登りが続きます。
岩がゴロゴロした所もありますが、それほど歩きづらいところはありません。
乙女峠(1005m)
乙女峠からの富士山の眺めは絶景として有名で、
その秀麗な姿には「乙女富士」という名前がつけられるほど。
また、御坂峠・薩埵峠と並び、
「富士見三峠(ふじみみつとうげ)」の一つにも数えられています。
乙女峠より望む富士山
乙女峠の由来
箱根の仙石原に「とめ」という名前の若い女性が住んでいました。
「おとめさん」と呼ばれていたこの娘は父の病の治癒を願い、
この峠を越えて御殿場の地蔵堂へ百か日の願掛けに参拝し続け、
最後には願いがかない父の身代わりとなってこの峠で亡くなったといいます。
この「おとめさん」の逸話から「乙女峠」と呼ぶようになったという伝承が残っています。
また、江戸時代になると仙石原には関所が設けられ、
通行の際はここでしばしば足止めされることとなりました。
このことから「御留峠」(おとめとうげ)と呼ばれるようになり、
これが「乙女峠」へと変化していったとも云われています。
乙女峠から丸山まで 未踏区間を繋ぎます。
木々の間から右には富士山、左に箱根の山々を望みながら、気持ちの良い稜線歩きです。
丸岳無線中継塔
山頂手前に建つNTT丸岳無線中継塔
これがあるお陰で、どこから見ても一目で丸山と分かります。
丸山(1156m)
神奈川県足柄下郡箱根町と静岡県御殿場市の境にある標高1156 mの丸岳山頂です。
箱根山古期外輪山の一座で、周辺の山々とともに富士箱根伊豆国立公園に指定されています。
笹に覆われた山頂部は広く、休憩用のテーブルとベンチが設置されています。
今回は立ち寄りませんでしたが、
三角点 (1093.7m) は稜線から西側へ離れた静岡県側にあります。
明神ヶ岳・明星ヶ岳、手前に仙石原の町並み
東側から南側にかけて開けており、
箱根山カルデラ内の芦ノ湖や仙石原、中央火口丘の台ヶ岳や神山、外輪山の山々、
そして静岡県側には富士山麓と駿河湾を望むことができる展望の良い山頂です。
中央火口丘
特に箱根山の中央火口丘を間近に望むことが出来ます。
芦ノ湖と外輪山
北側は笹に覆われていますが、先ほどの電波塔まで下ると富士山の展望があります。