三国山(701m)・岐阜県土岐市鶴里町柿野
「三国山」各地の県境に同じ名前の山がありますが、
旧律令制(尾張・三河・美濃)三国の国境いで、
現 岐阜県土岐市と愛知県豊田市にある標高701mの山です。
山頂には新四国八十八ケ所の三国山大権社殿と多くの石仏があります。
山頂まで車で行くことが出来るので、今回は山頂近くのキャンプ場駐車場から
三国山(みくにやま)
標高 701m | 登山日 2019年3月16日 |
旧律令制 三河 尾張 美濃 三国の境に位置する山 | |
所在地 岐阜県土岐市鶴里町柿野 |
難易度 ★ オススメ ★★★ | 登山口(ナビ検索)三国山キャンプ場駐車場 |
スタート(11:22)→物見山(11:23)→ゴール(11:38) 所要時間 16分 高低差 14m 累積標高 17m / 22m 距離 666m | |
■岐阜県土岐市と愛知県豊田市の県境にある標高701 mの山。山頂には4階建ての展望台、キャンプ場があり、県立自然公園となっている。近くに高い山が無いため展望が良く夜には濃尾平野を一望できる夜景を見ることができる。 ■山全体が岐阜県土岐市(美濃国)、愛知県瀬戸市(尾張国)と愛知県豊田市(当時の三河国)の3つの国の境であることからこの名がある。 ■山頂には四国八十八箇所の三国山大権現社殿とたくさんの石仏群がある。 ■ー |
三国山キャンプ場 山頂 駐車場から
山頂は目の前、ここまで車で来ることができます。
三国山新四国八十八ケ所
日本の人々から親しまれている弘法大師を敬い、大師の修行の跡志を巡礼したのが遍路の始まりとされています。四国八十八ケ所霊場遍路はたいへんな旅でした。人々の祈願をたやすく叶うという願望が、知多半島でみられるような「新四国八十八箇所」として各地に広がりました。三国山新四国八十八箇所の霊場は、昭和九年小瀬秋明行者が発起し、周辺市町村の講の人々の寄進によって、ここ三国山山頂につくられました。弘法大師の石像八十八体が安置され台座にはそれぞれお寺の名称と八十八番までの番号と寄進者名が刻まれています。昭和二十年以前はご利益を求め、祈願する近郷近在の人々の礼所巡礼でえ大変な賑わいをみせていましたが、戦後は訪れる人も次第に減り、石像も木立の中に埋もれてしまいました。これをみて、地元の人々から霊場の再興を望む声が高まり、昭和五十七年この場所に移転し、三国山新四国八十八か所として再興されました。今でも鶴里町では四月の弘法大師の命日には大師をお祭りしている家々を廻り、菓子等をもうらう弘法乞食という行事が盛んで、近くの町からも大勢の人々が訪れます。大師が各地を廻った時、村人たちが親切にした村では水に恵まれるという伝説が生きています。大いなる貴い神の訪れを期待し、神を厚くもてなすことによって幸せな生活をつかもうとする中馬街道に生きた人々の祈りの心が生きています。
山頂にある展望台まで続く「三国山新四国八十八箇所」の祠
弘法大師の石像八十八体が安置され
台座にはそれぞれお寺の名称と八十八番までの番号と
寄進者名が刻まれています。
三国山大権現 社殿
三国山(710m) 山頂
山頂にある歌碑
この積まれた石の中に三角点が埋もれているそうです。
残念ながら見つかりませんでした。
展望台より
山頂にはその他たくさんの石仏群が点在しています。
クロッカス
駐車場の奥にキャンプ場や歌碑 グラウンドがあります
下田歌子 歌碑
三国山キャンプ場
三国山キャンプ場
県立自然公園内にある三国山キャンプ場は、標高701メートルの三国山頂上付近に位置します。夏涼しく小鳥さえずる静かな展望台、ここからは御岳・恵那山・白山などの山々や、土岐市・瀬戸市・名古屋市等が一望できます。特に夜景は素晴らしく、この地域随一といわれます。
また、登山道も舗装されており、車で登頂できる他、レクリエーション広場が休日の憩いの場として、また、ハイキングコースとして、市民に大いに活用されています。
三国山キャンプ場
土岐市鶴里町柿野3512-4
0572-52-3923(7月15日~8月31日の期間中のみ)
三国山キャンプ場
名峰の名前が付けられた可愛いバンガロー
キャンプ場の案内板