遠州の水がめ 北遠五名山・静岡県浜松市天竜区




遠州の水がめ 北遠五名山・静岡県浜松市天竜区

遠州の水がめ 北遠五名山

光明山秋葉山白倉山竜頭山山住山(常光寺山)

2005年7月、天竜市春野町佐久間町龍山村水窪町

5つの自治体は浜松市へ編入合併され「浜松市天竜区」となりました。

合併以前に各自治体は、地域を代表する山をひとつずつ選定し、

遠州の水がめ 北遠五名山」と総称していました。

北遠(ほくえん)とは、遠州地方の北部を言い、

赤石山脈の最南端に位置しています。

遠州(えんしゅう)地方とは旧令制国の遠江国(とうとおみ)一般的には、大井川から西側の範囲。湖西市・浜松市・磐田市・袋井市・森町・掛川市・菊川市・御前崎一部(牧之原市・島田市・川根本町)のことを言います。 遠州灘から浜名湖、南アルプス・深南部まで、バリエーションに富んだ山々が多く魅力に満ちた山域です。

天竜区

森林(もり)と水 生命(いのち)はぐくむ 天竜区

市の北部に位置する天竜区は、天竜・春野・佐久間・水窪・龍山の五つの地区で構成し、区域面積は943.84平方キロメートルと市域の約61%を占め、その約91%が森林の緑豊かな区です。

区内の光明山・秋葉山・白倉山・竜頭山・山住山(常光寺山)は、その眺望の素晴らしさや旧跡もあることなどから北遠五名山といわれ、四季折々の自然を満喫する多くのハイカーが訪れています。

これらの山々は、天からの恵み一滴一滴を育み、流れ出た清水は沢となり清流となり、区の中央に悠然と流れる天竜川へと注がれています。この天竜川は、長野県諏訪湖に端を発する延長約213kmの大河で遠州灘へと続いていますが、区内の赤石山脈南端の急流を利用した佐久間ダムや水窪ダム、秋葉ダム、そして船明ダムは、市内外への生活用水・工業用水・農業用水の供給源として重要な役割を担っていることから、天竜区の山々は遠州の水がめとも呼ばれています

また、天竜川支流の大千瀬川、水窪川、気田川、阿多古川などは多くの渓谷美を描き、鮎をはじめとする渓流釣りの好ポイントとして知られています。これらの河川沿いには杉、桧の人工林が見事な景観を創り出し、日本三大美林の一つである天竜美林を形成しています。

昼夜の温度差や霧の発生によって産出される良質なお茶や椎茸、自然薯など、豊かな地域環境を活かした産物も豊富です。

さらに、二俣城や犬居城、高根城などの古城跡や秋葉街道をはじめ、江戸時代の川柳にも詠われた京丸ボタン、連綿と続けられてきた西浦田楽や川合花の舞など、多くの歴史が息づく地域でもあります。

区域内の幹線道路は、国道152号と国道473号、そして国道362号が南北に走り、主要地方道とともに交通の要として重要な路線となっています。

浜松市H.P 天竜区の紹介 より

遠州の水がめ 北遠五名山

光明山  (旧 天竜市)  540m  レベル★★    家族 光明山遺跡

秋葉山  (旧 春野町)  886m  レベル★★    家族 秋葉神社

白倉山  (旧 龍山村) 1027m レベル★★★   一般 白倉峡

竜頭山  (旧 佐久間町)1352m レベル★★★★★ 健脚 修験の山

常光寺山 (旧 水窪町) 1439m レベル★★★★  健脚 山住神社

光明山(標高540.3m)旧 天竜市 

光明山光明山遺跡・光明城跡
レベル★★ 家族 標高540.3m
「登山適期」3月~12月 ■「見どころ」光明山遺跡・光明城跡
「コースの特徴」天竜区北部、気田川の東にある山。車で山頂付近まで行くことができる。メインのルートは道の駅「いっぷく処横川」より、光明寺が置かれたところで江戸時代には多くの参拝者で賑わった。丁目石が残る参道を登ると、山頂一帯に石段や石垣などの寺院跡が残る。眺望が美しく、晴れた日には天竜川と海まで広がる平野部を一望することができます。
「バックアップ施設」道の駅「いっぷく処横川」
「携帯電波状況」おおむね良好
「登山日」2017年2月26日

秋葉山(標高866m)旧 春野町

秋葉山秋葉神社下社秋葉神社上社秋葉寺
レベル★★ 家族 標高866m
「登山適期」3月~12月 ■「見どころ」秋葉神社下社秋葉神社上社秋葉寺
「コースの特徴」古来より火防信仰の霊山である秋葉山。江戸時代多くの参拝者が訪れた表参道は秋葉神社下社が起点となる。かつては秋葉街道と呼ばれた秋葉山頂への参道を登っていきます。秋葉山は山全体が火の神の御神体。山頂にある神社本殿からの景色は素晴らしいの一言で、多くの人々で賑わっています。
「バックアップ施設」秋葉オートキャンプ場
「携帯電波状況」おおむね良好
「登山日」2016年9月3日「登山日」2016年9月3日「登山日」2020年6月27日

白倉山(標高1027m) 旧 龍山村

白倉山白倉峡
レベル★★★ 一般 標高540.3m
■「登山適期」5月~12月 ■「見どころ」
白倉渓
■「コースの特徴」
白倉峡は天竜川の支流白倉川の上流5kmにある遠州屈指の紅葉スポット。渓谷沿いには全長1kmの遊歩道が整備されており、普通に歩いて約30分程。随所に滝や渓流の見所と橋などがあり、大自然を間近に感じながら散策できる。紅葉以外にも、新緑の季節や滝涼みなどにもおすすめ。毎年11月中旬~下旬には白倉峡もみじまつりが開催される。登山口からは未舗装の「六つの沢沿いの林道」を2km程度進んだ先から本格的な登山道へ。倒壊箇所があるものの整備された明瞭な登山道を登ると尾根へ、数百メートル先が山頂です。
■「バックアップ施設」
白倉峡駐車場 5~6台の駐車スペース、公衆トイレ(バイオトイレ)完備。手前にも2~3台の駐車場とトレイ(水洗)がある。
■「携帯電波状況」
尾根なら良好
「登山日」2019年4月6日

竜頭山(標高1352m)旧 佐久間町

竜頭山(修験の山)
レベル★★★★★ 健脚 標高1352m
「登山適期」4月~12月 ■「見どころ」山頂展望台・ほおづき平
「コースの特徴」竜頭山は南アルプス深南部、浜松市北方の佐久間町と春野町の境にある。「竜の頭」と迫力のある山名の由来はわからないが、天竜川との関連しているものと考えられる。山頂北東側は天竜の森として整備されていて、スーパー林道の車道が延びている。メインルートである平和からは標高差1200m程度あり遠州最高の呼び声高く、登山(冬登山)の練習地として親しまれてきた。一方、山腹にある竜頭山戒光院は古くは山伏の修行場として全国に知られていました。二等三角点がある山頂のすぐ南の岩峰には休憩小屋があり、展望がすばらしい。
「バックアップ施設」平和登山口「10台程度の駐車可能」・勝坂登山口「勝坂神楽の里 総合案内所」
「携帯電波状況」尾根なら良好
「登山日」2017年8月5日「登山日」2020年5月20日

常光寺山「山住山」(標高1439m)旧 水窪町

常光寺山「山住山」(山住神社
レベル★★★★ 健脚 標高1439m
「登山適期」4月~12月 ■「見どころ」山住神社
「コースの特徴」南アルプスの深南部にある山。南側山麓、標高1100mの高所にある山住神社は歴史が古く、境内にある二本の杉の大木が有名でその姿はみごとである。
山頂の南側は木が倒されていて展望がよい。秋葉は紅葉、5月頃にはアカヤシオの花が美しい。コースは主に5つある。1「山住峠・家老平コース(ファミリー向け)」2「向市場駅・布滝・山住コース」3「向市場駅・上村集落コース」4「上村農村コース」5「白が森コース」
「バックアップ施設」山住神社
「携帯電波状況」尾根なら良
「登山日」2017年4月9日

  • このエントリーをはてなブックマークに追加