身延山 久遠寺 本堂(ほんどう)
身延山久遠寺H.P
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菩提梯(ぼだいてい)を登り切った先、
ちょうど目線上に久遠寺の本堂が見える。
本堂へは自由に昇殿でき本尊を拝することが出来ます。
内部は撮影禁止なので画像はないですが、
早朝、誰もいない本堂での体験は素晴らしいものでした。
間口17間半、奥行き28間。
総坪数970坪で日蓮宗最大級の堂宇。
90世岩間日勇上人代の昭和60年に
日蓮聖人700遠忌記念事業の一環として落慶。
正面に祀られる仏像は日蓮聖人が
筆で書かれた大曼荼羅本尊を仏像で表現したもので、
須弥檀勧請の諸尊・一塔両四士等の15体は江里宗平 仏師の作、
祖師像は沢田政廣の作となります。
加山又造画伯筆の9メートル四方の墨龍が荘厳。
本堂
明治八年(1875)の大火以来、本堂の再建は身延山の悲願でした。
機熟し、日蓮聖人第七百遠忌の主要事業として、
八十八世日慈上人代に着手、八十九世日康上人を経て、
九十世日勇上人によって昭和六十年五月入仏落慶式が行われました。
総面積九百七十坪、間口十七間半、奥行二十八間。
内外装は木造仕上げ、外陣の天井画「黒龍」は加山又造画伯の力作で、
昭和六十一年度(1986)の建築業協会賞を受賞した
総本山の根本殿堂にふさわしい規模と格調を備えました。
本堂・五重塔・大鐘を望む。
本堂裏からは身延山ロープウェイ乗り場
また本堂地下には宝物館がある。
身延山 久遠寺 境内図
本堂域は大きく(西)と(東)に分けられます。
この間にはかつて谷間であった場所には通本橋が掛かっており
本堂・祖師堂域と法喜堂・客殿域とに分かれていました。
つまり、礼拝域と僧侶の居住域とを橋を境に区別されていたわけです。
この橋は江戸時代に描かれた「身延山絵図」等をみると如実に描かれています。
御朱印
御朱印・ご祈祷等は「報恩閣」にて頂けます。