熱田神社 春野町 犬居
静岡県神社庁H.Pより
http://shizuoka-jinjacho.or.jp/shokai/jinja.php?id=4410103
行者山(255m)・犬居城跡 へ行く途中熱田神社へ立ち寄りました。
山道入り口から犬居城跡が見えます。
参道
鳥居
拝殿
御祭神
日本武命(やまとたけるのみこと)
建御名方命(たけみなかたのみこと)〈合祀〉
天津児屋根命・誉田別命・大山衹命・大日霎貴命
武甕槌命・中筒之男命・宇賀之御魂命・埴安彦命
埴安姫命・素盞鳴命・弥都波能賣命・金山彦命・菅原道真公御由緒
《創立年月日》鎌倉時代
旧社格 村社鎌倉時代尾州熱田神宮よりこの地の守護神として勧請する。
享保19年(1734)市場鎮座諏訪神社を合祀する。
明治8年(1875)地域の氏神10社を合祀する。
明治8年(1875)村社に加列する。
明治41年(1908)幣帛供進の神社に指定される
例祭日 10月17日・18日
浜松市指定無形民俗文化財 犬居つなん曳
「つなん曳き」は犬居に伝わる民俗行事です。
毎年5月5日に龍勢社にて行います。
洪水にまつわる竜神伝説に基づく信仰です。
この犬居には、洪水により気田川の堤防が決壊寸前になり、
諏訪神社の龍が堤防に横たわり町を守ったとの言伝えがあります。
(下記「ふるさと春野の伝説」をご覧ください。)
全長40メートルの龍は、柳、竹、ヨシ、レンゲなどで作ります。
河原で作った龍を担ぎ、勢いよく町内を練り歩きます。
初節句の家では宴会が行われ、
子供の誕生を祝う「端午の節句」に因む要素を含んでいます。
つなん曳がいつ頃から始まったかは不明です。
過去に1度だけ中止(不明)したことがありますが、
その年に犬居の町では疫病が蔓延したため、それ以降は、
天候関係なく毎年開催します。
遠州 犬居のまつり 熱田神社祭典 犬居つなん曳H.Pより
ふるさと春野の伝説「堤防をとめた二ひきの竜」
むかし、春野町犬居はよく気田川のこう水で田畑があらされて、
村人はとてもこまったそうです。
ある年、やはり大水がでて、犬居のてい防が今にもきれそうになりました。
村人はひっ死になってこれを防ぎましたが、水かさはますばかりです。
そして、あれくるうどろ水は、今にもてい防をやぶって村の中に流れこみそうです。
てい防の土の大きなかたまりは、ものすごい音をたててけずりとられていきます。
もはや人の力ではどうすることもできません。
村人は心で神にいのりながら、それでも全力をつくして水を防ぎとめました。
と、とつ然黒雲がおこり、風にのって二ひきの竜があらわれて、
すでにきれようとするてい防をなんなく防ぎとめてくれました。
こうして、二ひきの竜のおかげで犬居の町は田畑や家を流されずにすみました。
それ以来、ここの町では「つなんびき」といって
五月五日の日に竜の形を竹でつくり、ねりあるきます。
遠州 犬居のまつり 熱田神社祭典 犬居つなん曳H.Pより
弊末社
弊末社
ご神木
本殿裏側にご神木があります。