城山(571m)・勝山城山
都留市二十一秀峰の一座 「城山(勝山城山)」へ
城山は、都留市の中心街にほど近い所にある山城です。
築城年代は諸説有り、定かになってはいません。
天文元年(1532年)中津森館から谷村に居城を移した「小山田越中守信有」が
大月市にある山城「岩殿山」詰城として築いたとする説、
文禄3(1594年)に浅野氏が築いた説、北条氏によって築かれたという説など諸説あります。
元禄17年(1704年)、谷村藩主秋元喬知(朝)が武蔵国川越に転封となり、
谷村城とともに廃城となりました。
現在は城山公園として整備され、桜の名所として名高く、
地元の人には「お城山」と呼ばれて親しまれています。
城山(じょうやま)
標高 571.28m | 登山日 2025年4月18日 |
勝山城跡 三等三角点(城山) | |
所在地 山梨県都留市川棚 |
難易度 ★ オススメ ★★ | 登山口(ナビ検索) 城山登山口駐車場 |
城山(勝山城跡)登山口駐車場(17:32)→城山(17:41)→城山(勝山城跡)登山口駐車場(17:50) 所要時間 17分 累積標高 84m / 78m 距離 0.8km | |
■城下町である都留市の名所、勝山城跡の城山公園。富士山が見える桜の名所です。 標高は571m。ゆっくり歩いて片道45分ほどで、市民からは「お城山」と呼ばれ親しまれています。城跡には土塁や内堀、石垣など多くの遺構があり、当時の名残を感じることができます。そんな「お城山」のあちこちに約150本のソメイヨシノが咲き誇り、桜越しに望む富士山は絶景です。桜の見ごろ:4月上旬から4月中旬 |
登城口
住宅地の細い道路を抜けた先に三台程度の駐車場とトイレがあります。
勝山城跡(城山公園)
所在地 402-0055 都留市川棚
駐車場 普通:3台(無料)
トイレ 有り
アクセス 富士急行線谷村駅から徒歩15分・中央自動車道都留ICから10分
史跡 勝山城跡
勝山城は、『甲斐国志』によると、1594年(文禄3年)に浅野長政の家老浅野氏重によって築城されたという記述があり、浅野氏重によって築城されたと考えられてきました。
しかし、最近の研究では、戦国時代の郡内領主である小山田越中守信有が中津森から谷村へ館を移したときに、要害城として築城されたと考えられるようになりました。また、江戸時代に茶壺道中で運ばれた将軍家献上用のお茶壺を、夏季の間、勝山城の茶蔵に保管したと伝えられており、当時、京都から江戸へとお茶を運んだ行列の面影を、現在のお茶壺道中(毎年10月の産業祭りで実施)でしのぶことができます。
戦国時代から江戸時代にかけ、様々な城主により治められた勝山城は、1704(宝永元)年の当時の谷村藩主であった秋元氏が川越へ転封の際に廃城になったとされています。
内堀
登り始めて直ぐに「内堀」があります。
この内堀は、勝山城の山腹に巡らされた巨大な内堀で、
南尾根付近から城山の西中腹を巡り、主郭北の尾根まで巡る特徴的な遺構です。
川棚見張台
登山道も整備が行き届いており、遺構も良く残されています。
名所の桜は終盤といった感じでした。
三の丸
帯郭
二の丸
二の丸は主郭の南から西側を取り巻く曲輪になっている。
その南下に三の丸があります。
勝山城跡
本丸(主郭)
山頂一帯が主郭となり、南西側の隅に櫓台が設けられています。
主郭の側面には石垣が設けられてていたようですが、
大半は崩落しており、北側に一部良好に残っています。
東照宮
主郭の隅には「東照宮」が祀られています。
城山(571.28m) 三等三角点(城山)
勝山城跡 案内板