松厳山 蔵雲院(ぞううんいん)曹洞宗・静岡県周智郡森町大鳥居 天方氏の菩提
蔵雲院|八百万の神
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静岡県周智郡森町大鳥居にある
曹洞宗 松厳山 蔵雲院(しょうがんざん ぞううんいん)です。
境内には森町指定文化財、天方(あまがた)城主3代の墓があります。
松厳山蔵雲院(しょうがんざんぞううんいん)
森町大鳥居(おおどりい)
一六四七年(正保四)の「蔵雲院門前屋敷諸役免許に関する書状」によると、
天方郷十八代の地頭山内山城守が、崇信寺五代の助吟和尚を請じて
山居に開山したと伝えられます。
山門を潜って階段を登ると、正面に本堂が建ち、
本堂の背面に位牌堂と開山堂が続き、本堂の東に庫裏が繋がっています。
棟札によると、現在の本堂は一七四八年(延享五)に上棟を迎え、
それから三年後の寛延四年には、花島善兵衛によって須弥檀前の前机が奉納されており、
このころには内部の造作も完了していたと考えられます。
西側には、天方氏の墓と伝えられる五輪塔印塔が苔むしています。
天方氏三代の墓がありますが、誰のものかはっきりしていません。
石段
牛頭天王社
山門
本堂
現在の本堂は、延享5年(1748年)に上梁を迎え、
3年後の寛延4年には花島善兵衛が須弥壇前の前机を奉納。
ご本尊は、「虚空蔵菩薩」、八方睨みの虎画が見事です。
蔵雲院
天方氏の菩提寺
創 築
助吟祥佐和尚
建 立
正保4年(1647年)
所在地
周智郡森町大鳥居540-1蔵雲院(ぞううんいん)は、森町飯田の崇信寺(そうしんじ)
第五世住職『助岑祥佐(じょぎんしょうさ)』和尚により開山されたと伝えられ、
天方(あまがた)城主『天方山城守通季(あまがたやましろのかみみちすえ)』
が開基となって、永正2年(1505年)に創建されたといわれています。
境内には、天方氏の菩提寺として、
森町指定文化財となっている天方城主三代の墓があります。
また、本尊は虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)で、
本堂内にある八方睨みの虎画とともに見どころとなっています。
観音堂
石仏
鐘楼
稲荷神社
墓碑建立事由
全国天方氏一族は、本五輪塔を建立する。
蔵雲院は、飯田崇信寺5世助吟祥佐和尚を開山に、
天方城主天方山城守通季を開基として、文亀元(1501)年に創建したものである。
戦国期より幾星霜、平成13(2001)年で500年を迎える。全国天方氏一族は、創建500年を記念に
天方山城守通季:蔵雲院殿明室道分大居士
天方三河守道稙:長泉院殿天岩高普大居士
天方山城守通興:方太寺殿天叟夕雲大居士
右、天方城主三代を始め、先祖累代の霊を供養するため、
この五輪塔を建立す。平成10年8月
全国天方氏一族代表 天方啓二 合掌
天方一族供養塔
天方氏の子孫が、平成10年(1998年)に建立した五輪塔。
御朱印