押山(773.3m) 御嶽神社・愛知県豊田市押山町




押山(773.3m) 御嶽神社・愛知県豊田市押山町

いなぶ観光協会

押山 (773.3m)愛知県稲武町の北西部に位置します

国道267号、押山バス停から林道へ

手作りの「押山へ ◯km」の案内板が所々あるので安心です。

山頂直下の集落「峰山」にある数件の民家横を進むと登山口

10分ほどで登頂可能な気軽な山です。

数年前は木々が生い茂り展望のない山だったそうですが、

地元の方により整備されており、現在では素晴らしい展望が望めます。

山頂からは北は木曽御嶽山や恵那山、

西は駒山や猿投山、振り返ると面ノ木峠 井山の風力発電所まで見渡せます。

また、秋から初冬にかけての早朝、条件があった日には、

壮大な雲海を望むことが出来ます

山頂には御嶽神社、御嶽山を望む御嶽信仰の山です。

押山 (おしやま)

標高 773.3m 登山日 2018年11月17日
雲海も望める絶好の展望 数分で登ることのできる御嶽信仰の山
所在地 愛知県豊田市押山町

難易度      オススメ ★★★★ 登山口(ナビ検索) 峰山集落 登山口
登山口(12:25)→押山(12:28)登山口(12:40) 所要時間 15分 高低差 41m 累積標高 41m / 21m 距離 448m
■国道151号(別所街道)から国道257号、押山バス停から林道へ、もしくは稲武の交差点を国道153号から稲武カントリークラブへの道を進みそれぞれ「峰山集落」を目指します。地図上では東尾地区からの林道もありますが車での通行は通ることのできない道です。
■標高670mにある山の上の隠れ里「峰山集落」は川手城主に仕えた家老、太田左衛門太郎佐彦によって開かれた集落。中世の頃は「峰山砦」が置かれていた。
■御嶽山を望む山頂には御嶽神社が鎮座します。江戸時代後半から広まった御嶽信仰は、明治に入ると御嶽教と呼ばれ、この地でも信仰されてきました。現在でも地元では押山を「御岳」と呼んでいるそうです。

愛知県には高い山が無く、最高峰の茶臼山でも標高1415m程度です。そのため、厳冬期・春 秋のハイキングなど自分のスタイルに合わせて楽しめるのも魅力。登山初心者やファミリーに最適で魅力的な山が多いのも特徴です。

山頂直下の集落「峰山」


登山口

1〜2分で尾根へ

凄く整備されています

山頂へ


押山(773.3m)山頂


三等三角点

山頂の入り口は手水舎


御嶽神社

江戸時代後半から広まった御嶽山をご神体をする御嶽信仰は、

明治に入ると御嶽教と呼ばれ、この地でも信仰されました。

石碑として残る御嶽神社は大正十三年のものだそうです。

御嶽山の他にも、富士山や白山など

著名霊山の神名を記した石碑や石仏が並んでいます。


案内板

山頂の展望スポットには

今月設置されたばかりの真新しい案内板

Mt.押山の案内板

押山地内峯山の里にそびえる Mt.押山は標高七七三.三m、
北は木曽御嶽山、西は駒山から猿投山などを眺めることができます。
美濃・飛騨をはじめ南信州、東三河の山並みを一望できる
絶好の位置にあることから、戦国時代は近在の山城に情報を伝達する中継地、
明治以降は御嶽信仰の斎場として利用されてきました。
現在では愛知一三○山のひとつとして、素晴らしい眺望で知られています。

砦の時代
戦国時代における峯山砦の役割は、美濃地方の情報を武節城へ狼煙によって
伝達することでした。北西の手間に見える頂きが押山城(秋葉さま)
その北側の尾根先が矢倉平ですが、これらと名倉川対岸の手川城からの情報を、
御見津の九沢砦を介して武節城へ繋ぎました。
武節城は十六世紀初め田峰の菅沼氏によって築城されましたが、
三河・信州・美濃国境に位置したため、
武田・徳川両氏による抗争の舞台となりました。
この砦も武節城と運命を共にしたと思われます。
(北設楽郡史・稲武町史)

御嶽信仰の時代
江戸時代後半から広まった御嶽信仰は、明治に入ると御嶽教として
この地でも信仰されました。
明治十○年の開山以後、昭和の前半はで春には地元民による盛大な祭礼が
この山頂で行われ、せんべいや風船を売る出店が設けられるほどの賑わいをみせました。
石碑として残る御嶽神社は、大正十三年のものですが、
この石はわざわざ麓の川原から運ばれたものです。
しはしこのように熱気に満ちた時代も終わりを迎え、戦中戦後には信者も減少し、
往年の賑わいはいつしか見られなくなってしまいました。

素晴らしい眺望
当山頂は矢作川、上村川、名倉川の三川が合流する特異な地形に位置することから
雲海を見られる絶好のスポットであります。
十月から十二月の早朝、目の前の山あいに一面に広がる雲海が
幽玄な世界を創出してくれます。
壮大な夕映え、四季折々の山の変化など魅力は尽きません。
平成二十九年十一月 押山歴史探検隊

数年前までは木々で展望のない山だったそうですが

整備され現在では素晴らしい展望が望めます

三つの川が合流する山あいは

絶好の雲海スポットでもあります

御嶽山 方面、手前に駒山

恵那山・大船山方面

赤い建物の手前が押山城跡

押山は峯山とも呼ばれ、押山城から狼煙などで伝達するための砦跡でした


峯山砦跡

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