蚕霊神社(こだまじんじゃ)・愛知県豊田市日面町下ノ田




蚕霊神社(こだまじんじゃ)・愛知県豊田市日面町下ノ田

小原観光協会 / 蚕霊神社

蚕霊神社は、愛知高原国定公園内、蚕霊山(433m)の頂上にあり、

村内唯一の宗派神道の社として村民から(こだまさん)と呼ばれ親しまれてきました。

小原地区で養蚕が盛んになった24年に蚕業の隆盛を祈願するため、

伊勢神宮外宮の豊受大神の御分霊大気都比売大神を祀って「蚕霊教会所」としました。

春・秋の例大祭では、養蚕業にかかわる人たちの講社などがあります。


麓より望む蚕霊山


蚕霊神社


蚕霊神社 由緒

蚕霊神社

蚕霊神社は、村内唯一の宗派神道の社で、
村民から「こだまさん」といわれて親しまれている。
蚕霊山(標高434.2メートル)の頂上にあって、
初め御嶽大明神がまつられ、江戸時代から相当の信者があった。

祭神
社号蚕霊神社のコはカイコ。
ダマは霊すなわちタマシイで、
蚕の神霊の大気都比売命(おおげつひめのみこと)を祭神としている神社である。
大気都比売命は「日本書紀」には保食神(うけもちのかみ)として、
その死体から粟・稗・稲・大豆・麦・小豆などの五穀、
牛・馬・蚕などの家畜を化生されたと書かれている。
これにより、大気都比売命は農業神として崇敬されるようになり、
養蚕家は蚕の神として祀るようになった。
由緒
明治20年(1887年)に、小原村一円に伝染病が流行した。
児嶋寿全はこれを憂いて、伊勢神宮外宮より、
大気都比売命を勧請して蚕霊神社の建立をはかった。
御嶽神社・狐多満神社・招魂碑・天神・大黒天など多くの境内社がある。
農耕神・蚕の神、殉国英霊。色々なことに通じてよろずの神であろう。


拝殿


本殿


蚕霊厄喜天神


境内社

境内社は左は「狐多満稲荷社 」

中央と右の祠は「大黒天」・「御嶽神社」

「招魂碑」と、多分「御嶽神社」の祠


蚕霊山(434.2m) 山頂

「和紙のふるさと」で知られる旧小原町の南東の豊田市日面町に位置しています。山名は山頂にある蚕霊神社に由来しています。南北に長く尾根を伸ばし、山頂部は台形状になっています。山頂からは豊田、猿投方面が一望できます。


社務所


御朱印

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