上の山古墳 (うえのやま) 景行天皇陵陪塚・奈良県天理市渋谷町




上の山古墳 (うえのやま) 景行天皇陵陪塚・奈良県天理市渋谷町

天理市観光協会 HP
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崇神天皇御陵(山邊道勾岡上陵)行燈山古墳

景行天皇(山邊道上陵)渋谷向山古墳との間に上の山古墳があります。

渋谷向山古墳(景行天皇陵の陪塚い号として宮内庁の管理の古墳です)

宮内庁の管理で立ち入りは規制されているが

古墳の西側クビレ部付近には水口神社があり神社の域内までは立ち入ることが出来る。

上の山古墳 (うえのやま)

所在地
天理市渋谷町
墳丘
前方後円墳(全長140m、後円部径84m、前方部幅56m)
前方部を南南東に向ける。葺石及び28mの周濠跡あり。
埋葬施設
不明
出土遺物
周濠内より鰭付き円筒埴輪、壷型埴輪、朝顔型埴輪、盾形埴輪、木製品。
築造年代
4世紀中
発掘調査
1994年に前方部西側の宮内庁管理区域外の一部を調査済み。
被葬者
不明

上の山古墳

天理市から桜井市にかけての山麓部には数多くの古墳が築かれており、
北から大和古墳群・柳本古墳群・纒向古墳群と呼ばれている。
これらの古墳群には初源期の古墳が含まれており、
我国の古墳時代成立を考える上での重要な地域となっている。
上の山古墳は、渋谷向山古墳(景行陵)の前方部北側に近接して
築かれた全長125㍍あまりの前方後円墳である。
平成6年、前方部西側に広がる水田部を発掘調査し、
墳丘のまわりを巡る幅25㍍前後の周濠を確認した。
周濠の立入りには葺石が施されていた。
葺石は基底に大型の石材を用い、上部は小型のものを使用している。
周濠内からは、多量の埴輪が出土した。
普通円筒・鰭付埴輪・壷形・朝顔形などがあり、
形象埴輪として盾形がある。また長さ170㎝、幅60㎝の板材が出土しており、
埴輪と共に墳丘に立て並べられたと考えられる。
本墳の築造時期は、出土遺物から古墳時代前期に位置付けられる。

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