悪沢岳(3141m) 赤石岳(3120.53m)・周回




悪沢岳(3141m) 赤石岳(3120.53m)・周回

荒川三山と赤石岳の周回コースを歩いて来ました。

2日目の天気が不安定な予報でしたので左回りで周回、

荒川小屋でテント泊予定でしたが、利用者が少なかったので小屋泊です。

1日目 沼平(自転車)→椹島→千枚大吊橋→小石下→清水平→蕨段→見晴台→千枚小屋→千枚岳→丸山→悪沢岳(東岳)→中岳→前岳→荒川小屋(泊)

2日目 荒川小屋→大聖寺平→小赤石岳の肩→小赤石岳→赤石岳→富士見平→赤石小屋→椹島→聖沢登山口→沼平(自転車)

千枚岳(せんまいだけ)

標高 2880.28m 登山日 2021年9月10日
荒川岳の一座 三等三角点(上千枚)
所在地 静岡県静岡市葵区田代

丸山(まるやま)

標高 3032m 登山日 2021年9月10日
荒川岳の一座
所在地 静岡県静岡市葵区田代

悪沢岳(荒川東岳)

標高 3141m 登山日 2021年9月10日
荒川岳 荒川三山最高峰 日本百名山
所在地 静岡県静岡市葵区田代

荒川中岳(あらかわなかだけ)

標高 3083.68m 登山日 2021年9月10日
荒川岳 荒川三山の一座 三等三角点(荒川岳)
所在地 静岡県静岡市葵区田代

荒川前岳(あらかわまえだけ)

標高 3068m 登山日 2021年9月10日
荒川岳 荒川三山の一座 西斜面には荒川大崩壊地
所在地 長野県下伊那郡大鹿村大河原

小赤石岳(こあかいしだけ)

標高 3081m 登山日 2021年9月10日
赤石岳約700m北のピーク
所在地 静岡県静岡市葵区田代

赤石岳(あかいしだけ)

標高 3120.53m 登山日 2021年9月10日
南アルプス南部の主峰 一等三角点
所在地 静岡県静岡市葵区田代

難易度 ★★★★  オススメ ★★★★ 登山口(ナビ検索) 沼平登山指導センター
「1日目」畑薙ダムゲート前(01:51)青薙山登山口(02:21)中ノ宿吊橋(02:53)聖沢登山口(04:03)牛首峠(04:28)滝見橋(04:48)小石下(06:32)蕨段(08:24)見晴岩(08:53)駒鳥池(09:53~09:57)駒鳥池駐車場(10:11)千枚小屋(10:43~11:02)千枚岳(11:46~11:54)丸山(12:41~12:44)悪沢岳(13:17~13:26)荒川中岳避難小屋(14:34)中岳(14:41~14:47)前岳(14:57~14:59)お花畑(荒川前岳南東斜面)(15:19)荒川小屋泊(16:05)

「2日目」荒川小屋(06:08)→大聖寺平(06:39)→小赤石岳の肩(07:34)→小赤石岳(07:47)→赤石岳・小赤石岳間分岐(08:01)→赤石岳(08:14)→赤石岳避難小屋(08:17)→赤石岳(08:21)→赤石岳・小赤石岳間分岐(08:30)→北沢源頭(09:00)→富士見平(09:42)→赤石小屋(10:04)→カンバ段(11:36)→牛首峠(12:59)→聖沢登山口(13:10)→中ノ宿吊橋(13:53)→青薙山登山口(14:12)→畑薙ダムゲート前(14:34) 所要時間 36時間46分 累積標高 5449m / 5469m 距離 61.3m

■前岳、中岳、東岳の3つの峰をまとめて荒川三山と呼ぶが、いずれも3000mクラスの山で、雪をかぶったときは、遠く東海道線の車窓からでも、横一列に並んだ姿をはっきり見ることができる。この3つの山の中でずば抜けて目立つのが、地形図に東岳と記載されているピークである。一般的には東岳と呼ばず、悪沢岳で通っている山である。悪沢岳とは重量感がある名前だ。3141mの高さがありながら、三角点がないのがちょっと寂しい。
山頂からは南アルプスの山々が一望のもとに見渡せ、時間を忘れさせてくれる。周辺には荒川小屋、中岳避難小屋、千枚小屋の3つの小屋があり、夏期には管理人が入り営業している。

また千枚小屋から千枚岳、悪沢岳と中岳の鞍部南面、前岳から荒川小屋への下りは、広大なお花畑で、雪が消えると多彩な花々が咲き競う。
南アルプス南部の核心部であるこの辺りの山へ入るには、それ相応の日数と時間がかかる。静岡からバスで畑薙第1ダムまで入り、ダムから林道を5時間ほど歩いて椹島泊。翌日、千枚小屋まで約6時間。悪沢岳往復は歩き方にもよるが、さらに3時間はかかる。
・前岳(荒川前岳) 標高3068m
・中岳(荒川中岳) 標高3082m
・悪沢岳(別名東岳または荒川東岳) 標高3141m 日本第6位の高さである。

荒川三山とは、東から西へ悪沢岳(東岳)、中岳、前岳の3つの山を指します。悪沢岳は標高3,141m、中岳は標高3,084m、前岳は標高3,068mです。明瞭な氷河地形が残る日本最南端の場所で、複数のカールが存在し、お花畑も見られます。また、前岳西斜面は、南アルプス最大級の荒川大崩壊地となっており、ダイナミックな変動地形を見ることができます。
■赤石山脈の盟主、赤石岳は一等三角点をもち、3121mの高さを誇る。まさに南アルプスの王者的な風格があり、山頂からの展望は360度を欲しいままにできる。名だたる南アルプスの山々はもちろんのこと、富士山、奥秩父連峰、八ヶ岳、遠くは北アルプスの槍ヶ岳や穂高連峰、中央アルプス、御岳山と、南アルプスきっての眺望といえる。山頂には昔の信仰登山のなごりをとどめる石や鉄製の剣が残っており、この山の歴史を物語っている。明治12年と14年に測量登山が行われ、その後一等三角点が設けられた。そして明治時代には地質学者エドモンド・ナウマンやウエストン、河野齢蔵、小島烏水などの学者、登山家がそれぞれ登山している。また、大正15年夏、この辺りの山林の持ち主であった大倉喜八郎(大倉財閥の創立者)が大勢のお伴を従えて特製の駕籠(かご)で登頂したというエピソードもある。彼の製材会社は東海パルプとして残り、椹島から赤石岳に突き上げている東尾根は別名、大倉尾根とも呼ばれている。赤石岳を登るにはいくつものコースが考えられるが、代表的な椹島から東尾根を登って登頂、さらに足を延ばして荒川三山を回って椹島へ戻ってくる一周コースを説明する。途中には5つの山小屋があるので、日程も好きなように組める。椹島へは静岡駅からバスで畑薙第1ダムまで入り、ダムから林道を歩くのが一般的。東尾根は取付から急坂が続く。地図上の2027m地点手前で林道を横切る。樹林帯の中の道は踏み込まれていて歩きよく、4時間ほどで赤石小屋に着く。古い小屋のすぐ上には新装なった立派な小屋がある。小屋を過ぎて富士見平に達すると展望が開け、周囲の山が一望できる。しばらく進むと尾根から外れ、左手の赤石沢の支流、北沢の源頭を渡る。この辺りは高山植物が豊富に咲いている。

小屋から3時間ほどで待望の赤石岳山頂に立てる。充分展望を楽しんだならば、小赤石岳、大聖寺平を経て荒川小屋まで下る。次いで頭上にそびえる前岳を目指して登りだすと、ここも所狭しと高嶺の花々が咲いている。前岳に出て中岳の小屋を過ぎ、さらにひと汗かいて悪沢岳へ登り返す。千枚岳を経て1時間も下ると、樹林に囲まれた大きな千枚小屋が建っている。小屋から蕨段を経て椹島までは、長いが穏やかな下りばかりで、3時間もあれば出発地へ戻ることができる。

日本百名山』(にほんひゃくめいざん)は、小説家、随筆家の深田久弥の著した山岳随筆。文筆家で登山家でもあった本人が、実際に登頂した日本の各地の山から自身が定めた基準で、100座を選び主題とした随筆集。

「静岡の百山」は、東部から西部、北部まで静岡県内の山が幅広く選ばれています。 叉、海岸近くの低山から南アルプスの3000mを越える山までバラエティーに富んでいます。 本自体は山名の由来、歴史など生活に密着した山の説明が中心で、登山のガイドブックではありません。 山の知識を深め、より楽しむための本です。

千枚大吊橋

沼平から自転車で椹島へ、千枚大吊橋からスタート

椹島ロッヂの概要

椹島(さわらじま)は、南アルプス南部(赤石岳、悪沢岳、聖岳、笊ヶ岳方面)の登山拠点です。
ロッヂには宿泊施設の他にも、レストハウス(売店・喫茶)や、山岳写真の第一人者である白旗史朗氏の写真館も併設されています。
周辺には豊かな自然があり、大井川の清流遊びを楽しんだり、林道をウォーキングしたり、様々な楽しみ方ができます。

場所 1,120m

定員 90人・5月1日~11月3日(予定)

水場 幕営者は自炊棟を利用できます。

電気 中部電力から電気が来ています

トイレ 幕営者には、ロッヂにトイレがあります

宿泊料金

1泊2食 9,500円(寝具込)

宿泊の方は入浴ができます。個室料(1名での利用)一室2,000円

食事提供

夕食 2,000円
朝食 1,000円
弁当 1,000円(別途)

テント場 白籏史朗写真館前の芝生広場に幕営可(有料)1,000円/人

H.P https://www.t-forest.com/alpsinfo/climber/lodgeinfo/

連絡先

[TEL]0547-46-4717
(株)東海フォレスト サービス事業部
〒428-0013 静岡県島田市金谷東1丁目753-1

取付きから急登、鉄塔を越えた先「岩頭見晴し」より

三等三角点(小石下)

一度林道へ出て小石下(1586.84m)へ

清水平

清水平を越え森の雰囲気も変わって来ました

三等三角点(蕨段)(2073.64m)

小赤石岳 赤石岳

見晴台より、小赤石岳と赤石岳

小赤石岳と中岳の間に 目指す荒川小屋

中岳 悪沢岳(東岳) 丸山、期待が高まります

駒鳥池

青薙山の池ノ平同様に線状凹地に湧く池

凄く神秘的な場所です

千枚小屋

千枚小屋

千枚小屋。東海フォレストが運営しています。標高2565メートルにあり、登山口からの標高差は約1500m です。10名以上の団体の場合には予約が必要です。3階部分に冬季避難小屋の入口があります。右手の小さな建物はトイレです。

場所 2,565m

定員 100人・7月中旬~10月中旬・水場 有り

トイレ 有り(有料 100円)

宿泊料金

1泊2食 9,500円(寝具込)
素泊 6,500円(寝具込)
※10名以上で小屋宿泊の場合は事前連絡が必要

食事提供

夕食 2,000円
朝食 1,000円
昼食 提供可(別途)
弁当 1,000円(別途)

テント場 30張・幕営 600円

H.P https://www.t-forest.com/alpsinfo/climber/lodgeinfo/

連絡先

[TEL]0547-46-4717
(株)東海フォレスト サービス事業部
〒428-0013 静岡県島田市金谷東1丁目753-1

千枚小屋より 笊ヶ岳 布引山

千枚小屋では工事中

林道が並走していて小屋近くまで車で来る事も出来るようです

マンノー沢の頭との分岐より

富士山と白根南嶺

南嶺で雲が止まってくれています

荒川中岳 悪沢岳(東岳) 丸山

上河内岳 聖岳 赤石岳 小赤石岳

千枚岳(2880.28m)

三等三角点(上千枚)

荒川中岳 悪沢岳(東岳) 丸山

塩見岳から蝙蝠岳

背後に間ノ岳 農鳥岳 広河内岳〜笹山

雲海に浮かぶ富士

続けて丸山へ

マツムシソウと蝶々

振り返って千枚岳

丸山(3032m)

塩見岳〜蝙蝠岳 白根三山

悪沢岳への最後の登り

これより岩場が続きます

西小石尾根と万の助カール上部より

角度が変わって仙丈ヶ岳・甲斐駒ヶ岳も見えてきました

最高の眺め何度も立ち止まってしまいます

悪沢岳(荒川東岳)(3141m)

塩見岳 白根三山 方面

烏帽子岳 小河内岳 大日影山

小赤石岳・赤石岳・聖岳と一直線に重なって見えます

中岳のカール群

登り返しがキツそうですが実は足場の悪い下りが大変

振り返って悪沢岳、凄い傾斜です

荒川中岳避難小屋

荒川中岳避難小屋

悪沢岳から西へ、急峻なアップダウンを越えた中岳直下に建つ小屋。悪沢岳と中岳との間には標高差200mもの鞍部があり、ここを越えてきた人、これから越える人が入り混じって休む。付近の避難小屋と同じく、夏は管理人が常駐、それ以外は避難小屋というスタイル。カップ麺やレトルト食品も買える。

場所 3,080m

定員 20人・7月中旬~9月下旬・水場 なし

トイレ 有り・7/中~9/下は一部利用可、期間外は閉鎖

宿泊料金

素泊まり:6,000円

食事提供 なし

テント場 なし

H.P https://www.t-forest.com/alpsinfo/climber/lodgeinfo/

連絡先

[TEL]0547-46-4717
(株)東海フォレスト サービス事業部
〒428-0013 静岡県島田市金谷東1丁目753-1

荒川中岳(3083.68m) 

三等三角点(荒川岳)

悪沢岳 富士山

塩見の両翼に未小河内岳と蝙蝠岳

荒川前岳(3068m)

荒川大崩壊地が足元から広がる

ここから小河内岳へ県境尾根も歩いてみたい

荒川大崩壊地

中岳と悪沢岳

悪沢岳と富士山

荒川岳南側3つあるカールのうち一番西のカールより悪沢岳と富士山

カールの中を荒川小屋へ向けて下る

お花畑

南アルプス最大規模のお花畑

シーズンにはシナノキンバイ・ハクサンイチゲなどの高山植物が広範囲に咲き誇ります。

先客2名だったので小屋泊に変更しました

荒川小屋

荒川小屋

荒川小屋は、荒川岳と赤石岳の間、椹島の赤石岳の登山口から歩いて10時間余りのところにある。夏には南アルプス随一の高山植物のお花畑が、秋にはナナカマドやダケカンバの綺麗な紅葉が周辺で見られる山小屋。

場所 2,600m

定員 100人・7月中旬~10月中旬・水場 有り

トイレ 有り(有料 100円)

宿泊料金

1泊2食(寝具込)9,000円
素泊(寝具別)6,000円
※10名以上で小屋泊の場合は事前連絡が必要。
※7/6~7/12は1名から要予約【素泊のみ可】

食事提供

夕食 2,000円
朝食 1,000円
昼食 提供可(別途)
弁当 1,000円(別途)

テント場 30張・幕営 600円

H.P https://www.t-forest.com/alpsinfo/climber/lodgeinfo/

連絡先

[TEL]0547-46-4717
(株)東海フォレスト サービス事業部
〒428-0013 静岡県島田市金谷東1丁目753-1

日の出

大聖寺平

小屋からハイマツと岩礫の斜面を大聖寺平へ

中央アルプス

上部には厚い雲が掛かっています

荒川三山

ここから約300m斜面を登り肩へ

大沢岳から奥茶臼山へ伸びる丸山尾根

この後、みるみる雲が下がって来て雨に

小赤石の肩より

小赤石岳(3081m)

圧倒的な大きさの赤石岳

兎岳 中丸盛山 大沢岳

百間平に光が差し込んでいるのが綺麗でした

ザックをデポし赤石岳へ

この後本格的に降られました

赤石岳(3120.53m) 一等三角点(赤石岳)

赤石岳避難小屋

赤石岳避難小屋

場所 3,090m

定員 20人・7月中旬~9月下旬・水場 なし 各種飲料販売あり

トイレ 有り(有料 100円)

宿泊料金

素泊 6,000円(寝具込) 寝具 500円
※10名以上の団体・グループでの宿泊は受け付けておりません

食事提供 なし

テント場 なし

備考 【営業期間外】小屋の2階を開放(10人分程度の広さ)

H.P https://www.t-forest.com/alpsinfo/climber/lodgeinfo/

連絡先

[TEL]0547-46-4717
(株)東海フォレスト サービス事業部
〒428-0013 静岡県島田市金谷東1丁目753-1

前回寄れなかった赤石岳避難小屋前の祠へ

分岐に戻り下山、赤石小屋付近から晴れて来ました

赤石小屋

赤石小屋

赤石小屋。東海フォレストが運営しています。

場所 2,535m

定員 100人・7月中旬~10月中旬・水場 有り

トイレ 有り(有料 100円)

宿泊料金

1泊2食(寝具込)9,000円
素泊(寝具別)6,000円
※10名以上で小屋泊の場合は事前連絡が必要。
※7/6~7/12は1名から要予約【素泊のみ可】

食事提供

夕食 2,000円
朝食 1,000円
昼食 提供可(別途)
弁当 1,000円(別途)

テント場 15張・幕営 600円

H.P https://www.t-forest.com/alpsinfo/climber/lodgeinfo/

連絡先

[TEL]0547-46-4717
(株)東海フォレスト サービス事業部
〒428-0013 静岡県島田市金谷東1丁目753-1

赤石ダム

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