弥三郎岳(羅漢寺山)1058m・麦坂道より




弥三郎岳(羅漢寺山)1058m・麦坂道より

弥三郎岳(羅漢寺山)に登って来ました。

有名な観光地である「昇仙峡」にある山で、

ロープウェイでもいくことができるので、観光客も多く訪れる山です。

弥三郎岳(羅漢寺山)(みさぶろうだけ・らかんじやま)

標高 1058.27m 登山日 2023年7月22日
三等三角点(羅漢寺山) 山梨百名山
所在地  山梨県甲斐市千田

難易度 ★     オススメ ★★★ 登山口(ナビ検索) 仙娥滝駅
仙娥滝駅(07:59)→うぐいす谷(08:35)→展望台(08:40)→羅漢寺山(弥三郎岳)(08:49)→展望台(08:58)→うぐいす谷(09:05~09:27)→パノラマ台(09:27)→仙娥滝駅(09:53) 所要時間 1時間58分 累積標高 428m / 428m 距離 4.2km
■弥三郎岳(やさぶろうたけ)は、山梨県甲府市にある、奥秩父山地の南(西)部に位置する山。
標高は1,058m。弥三郎岳・展望台・パノラマ台を総称して羅漢寺山(らかんじやま)と呼び、国土地理院発行地形図では羅漢寺山で表記されており山梨百名山、甲府名山でも記載名は羅漢寺山である。東の麓 御岳昇仙峡 を挟んだ向こう側は水ヶ森-帯那山の山脈。観光地として整備されている部分が多い。うぐいす谷という断崖がある。仙娥滝近辺からパノラマ台(縁は断崖)まで、昇仙峡ロープウェイで行くことが出来る。
ロープウェイの駅近くに八雲神社と茶店がある。頂上の下に弥三郎権現がある。山頂へは鎖場があり、岩場・断崖絶壁となっている。弥三郎の名は、武田家などにも納めていた酒造りの名人の名であるという。

山梨百名山(やまなしひゃくめいざん)は、1997年、山梨県によって選定された県内の名山100選である。一般公募と市町村推薦であがった候補の中から、選考委員会によって、県民に親しまれている・全国的な知名度がある・歴史や民俗との関わりあるなどの基準で選ばれたとされる。

昇仙峡無料駐車場

昇仙峡には3つの無料駐車場があります。

営業時間は特に決められていないそうで、比較的自由に利用出来ます。

まだロープウェイは運転前、早朝の観光地は閑散としています。

弥三郎岳(羅漢寺山)への登山道(麦坂道)は

昇仙峡ロープウェイと山梨ワイン王国との間の道を進んでいきます。

昇仙峡ロープウェイ

昇仙峡ロープウェイ

運行時間
4月1日~11月30日
上り始発:9時、上り最終:17時10分
下り最終:17時30分
12月1日~3月31日
上り始発:9時、上り最終:16時10分
下り最終:16時30分

料金
大人:往復1300円、片道700円
小人:往復650円、片道350円

参照:昇仙峡ロープウェイホームページ

御嶽昇仙峡 案内図

昇仙峡

山梨県甲府市の北郊にある峡谷。御岳昇仙峡ともいう。富士川の支流荒川が花コウ岩山地を浸食してつくった峡谷で,下流の長潭橋から仙娥滝までの約4kmの間に渓流に沿ってアカマツや広葉樹の林の中に猿岩,地蔵岩,登竜岩,覚円峰などがあり,また急流や滝が多く,河床には多数の甌穴がみられる。国の特別名勝で,秩父多摩国立公園に含まれている。江戸時代末期の1840年代に上流の猪狩村の村民が峡谷に新道を開いてから一般に知られるようになり,1900年ころから昇仙峡の呼称が用いられるようになった。

麦坂道

麦坂道は八雲神社への表参道でした。

集落の方がこの坂を登り八雲神社にお参りして帰って来ると、

麦を茹でるのにちょうど良い時間だったからこう呼ばれるようになったそうです。

石仏と馬頭観音石碑

双体道祖神

麓からは約300mの標高差。

MTBのコースにもなっているようで(倒木もありましたが)歩きやすい道が続きます。

石垣が積まれた畑の跡が沢山残っています。

この辺の集落では蚕を育ていたそうで、これら全て桑畑だったそうです。

昇仙峡ロープウェイ「パノラマ台駅」

昇仙峡ロープウェイ「パノラマ台駅」では運転準備中です

パノラマ台へは徒歩約5分、弥三郎岳までは15分程かかります。

また駅の近くにある「浮富士広場」からは、晴れていれば富士山の展望があります。

金峰山(2599m)

五丈岩は昇仙峡にある「金櫻神社」の御神体です

山頂が近づくと幾つかの大きな岩の上を乗り越えながら進んで行きます。

岩を削って作られた階段

赤松を避けながら登るのが結構大変 下には小さな祠がありました

弥三郎権現

山名の由来でもある「弥三郎」は、信玄に支えていた酒作りの名人で大酒飲み、

この山で酔って滑落し亡くなってしまったそうです。

弥三郎権現のお話し

この羅漢寺山弥三郎岳の名称は、 その昔、甲斐国、御岳(今の昇仙峡)にある名刹羅漢寺に弥三郎という酒造りの名人が寺男として住んでいました。 この弥三郎は、武田家の勝ち戦の祝い酒などを造り、大変重宝がられておりました。が、この弥三郎は大の酒飲みで失敗が多く、その非を住職にいさめられ、一斗の酒を最後に禁酒を誓い、その夜、この頂上より天狗になって消えてしまったと伝えられ、いつの頃からか、ここは弥三郎岳と呼ばれ、弥三郎権現としてこの頂上の南側絶壁の岩穴に、現在も酒の神として本殿が祀られております。 現在まで、近郊近在の醸造主がお参りに来たものです。

弥三郎岳(羅漢寺山)1058m

三等三角点(羅漢寺山)1058.27m

山頂は木々で展望がありませんが、

一段下の岩からは360°見渡すことができます。

この日はあいにくの天候でしたが、それでも素晴らしい展望です。

金峰山と荒川ダム

甲府盆地方面

手前は白砂山(983m)

パノラマ台駅まで戻り、八雲神社にお参り、

周辺には食事処もあります。

八雲神社

八雲神社

御祭神 素戔嗚尊・櫛稲田姫命

今より約四百年前に建立。 当地甲斐の国巨摩郡、猪狩村の氏神。 古来より石祀内には、石棒を安置して祀り、夫婦和合と武運の神として、地元猪狩村はもとより近郷、近住の民衆からの信仰は厚く縁結びの神としても知られ、この地が金櫻神社の古い参道の要所であったこともあり、参詣社の休憩と道中の安全を祈願したところでもある。

麦坂道

  • このエントリーをはてなブックマークに追加