竜ヶ石山(359m) 兎荷山(410m)・奥山より周回
「竜ヶ石山」と三岳山のお隣の山「兎荷山」を結ぶマイナールートで
引佐町奥山より周回してきました。
「奥山 尾沢口」から竜ヶ石山の山頂までは東西に伸びる尾根ルートを使用。
「伊平滝清水口」まで、伊平尾根ルートでいったん下山し、
兎荷山へは林道から兎荷集落経由で登り、バリエーションで県道68号(浜北三ケ日線)
まで下り、帰路は舗装路にて戻りました。
竜ヶ石山(りゅうがいしやま)
標高 359.5m | 登山日 2025年5月18日 |
竜ヶ岩洞 三等三角点(田畑村) | |
所在地 静岡県浜松市浜名区引佐町花平 |
兎荷山(とつかやま)
標高 410m | 登山日 2025年5月18日 |
三岳城址 | |
所在地 静岡県浜松市浜名区引佐町三岳 |
難易度 ★ オススメ ★ | 登山口(ナビ検索) 奥山小学校 |
スタート地点(10:39)→奥山・尾沢登山口(10:39)→西山(10:59)→竜ヶ石山(11:18)→伊平北峠(11:22)→伊平・滝清水登山口(11:36)→兎荷山(12:12)→おおだ峠(12:33)→
ゴール地点(13:23) 所要時間 2時間44分 累積標高 1006m / 1006m 距離 17.1km
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■竜ヶ石山の標高は、359.1m(さんごくいち)です。 秩父中古生層に属する石灰岩やチャートが分布し、南麓に竜ヶ岩洞が形成されています。 山腹にはカルスト地形の一種であるカレンフェルトが分布し、 山頂からは富士山や浜松市街・浜名湖が一望できます。(竜ヶ岩洞H.Pより) |
奥山 尾沢登山口
臨済宗方広寺派大本山の方広寺(奥山半僧坊)近く、
浜松市立奥山小学校近くよりスタート。
小学校 裏の住宅地、林道の終点にに「奥山 尾沢登山口」があります。
竜ヶ岩洞のハイキングコースとして紹介されているルートなので、
所々に案内板が設置されています。
しかし利用者が少ないためか登山道は荒気味でした。
西山(253.69m)・四等三角点(尾沢)
途中、モミの巨木やダイオウ10本松 等の見所があります。
四等三角点があるピークは地図によると「西山(253.69m)」と呼ばれているようです。
背山峠(363m)
背山峠(363m)は、山頂方面・竜ヶ岩洞方面・背山集落方面への分岐となっています。
伊平東峠
続いて伊平東峠へ、
山頂の手前には山名の由来にもなった巨石「竜の爪岩」があります。
竜ヶ石山の由来
竜ヶ石山という名前は、山頂から北側に30mほど下ったところにある大岩に由来します。 この大岩は縦6m、横12m、高さが3mほどの大きさがあり、 「竜が山頂に降り立ち、この大岩を足がかりに飛び立った時に岩の先端に爪跡を残した。」という言い伝えがあります。 20数畳ほどある岩の上面には、あたかも竜の爪跡を思わせる三本の溝が深く刻まれています。 竜ヶ石山周辺には、なぜか竜にまつわる話が多く残されています。
竜ヶ石山(359.5m) 三等三角点(田畑村)
竜ヶ石山の砦と狼煙台(のろしだい)
山頂には、今から640年前の南北朝動乱期に後醍醐天皇の皇子である宗良親王を 奉じて戦った井伊氏の狼煙(のろし)台があったとされています。 また戦国時代には、山頂に三岳城を本城とする隠し砦があったとされ、 1514年(永正11年)3月に三岳城が今川氏の武将朝比奈泰似によって攻め落とされた際には、 井伊氏に味方した斯波義達が辛うじて竜ヶ石山の砦に逃れることができたと伝えられています。
伊平滝清水登山口
竜ヶ石山からは伊平尾根ルートで「伊平滝清水登山口」へ
すぐ正面には清水の里があります。
井伊谷川を渡り、三岳山方面へ向かいます。
竜ヶ石山と歩いてきた尾根。
林道 梨野線で兎荷集落を目指します。
兎荷集落
兎荷集落から望む竜ヶ石山。
兎荷集落は兎荷山の北西、標高250m付近にあります。
兎荷六所神社
臨済宗方広寺派 得月寺
集落の最上部にある「得月寺」、
境内の奥に三岳山への登山口があります。
三岳山登山口
ここも歩く登山者は少ないようで、荒れ気味です。
少し登ると北尾根に合流します。
兎荷山(410m)
ここから北尾根で県道68号(浜北三ケ日線)まで下ります。
バリエーションルートですが、歩きやすい道です。
背山集落
帰路は舗装路を戻りました。
先ほどの竜ヶ石山尾根ルート上「背山峠」への登山口を経て、奥山まで戻り終了です。