粟ヶ岳(532m) 本宮山(205.4m)・事任八幡宮より




粟ヶ岳(532m) 本宮山(205.4m)・事任八幡宮より

遠江国一宮 事任八幡宮の「本宮(奥宮)」が鎮座する本宮山(205.4m)より、

南尾根から粟ヶ岳(532m)を周回しました。

本宮山(ほんぐうさん)

標高 205.4m 登山日 2025年5月3日
事任八幡宮 本宮・磐座鎮座地 三等三角点(本宮山) 
所在地  静岡県掛川市八坂

粟ヶ岳(あわがたけ)

標高 532m 登山日 2025年5月3日
別名 無間山「茶文字」が印象的な山
所在地  静岡県掛川市東山

難易度 ★      オススメ  登山口(ナビ検索) 事任八幡宮
遠江国一宮 事任八幡宮(11:52)→本宮山(12:01)→延命地蔵尊(12:40)→282m峰(12:58)→三等三角点「東山村」(13:10)→粟ヶ岳(13:28)→東山いっぷく処(山麓)(13:46)→東海道25宿日坂宿(14:12)→遠江国一宮 事任八幡宮(14:17)→ゴール地点(14:18) 所要時間 2時間27分 累積標高 784m / 781m 距離 14.8km
■粟ヶ岳は標高532メートルあり、晴れた日の山頂からの眺めは最高です。眼下には広大な茶園、大井川や南アルプスや富士山などが見渡せます。また、桜の名所として有名で、ソメイヨシノ、里桜、山桜など約500本が咲き誇ります。山頂にある阿波々神社では、毎年桜祭りが開催されています。

事任八幡宮 本宮山

「遠江国一宮 事任八幡宮」の駐車場よりスタート

現在、事任八幡宮の本殿がある場所は「里宮」で、807年に神様が遷された場所となります。

それ以前にお祀りされていた「本宮(奥社)」は、道路を隔てた本宮山登拝口より

272段の石段を登った先にあります。

事任八幡宮 本宮

本宮には少し珍しいお参り方法があります。

詳しくは、事任八幡宮の社務所に「お参りの説明」が掲示されています。

本宮山(205.4m) 三等三角点(本宮山)

本宮の社の横に、本宮山への登山道が整備されています。

本宮山 山頂(205.4m)には神様の依り代である「磐座」

磐座に触れたり、お供え物等は厳禁との張り紙がありました。

粟ヶ岳と茶畑

本宮山から北西に下り横向集落へ

ここからは、これから向かう粟ヶ岳と一面に広がる茶畑を望みます。

駿遠変電所

茶畑の一角にある巨大な施設は「駿遠変電所」です。

東京ドーム5個分の敷地面積を誇り、最大容量は(615万kVA)に相当するといいます。

横向集落から林道を通り、駿遠変電所の西側を通過、

林道から尾根に乗った所には、二等三角点(初馬村)

ここからは、谷へ向かいバリエーションルートを下ります。

二等三角点(初馬村) 224.6m

茶畑から再び林道に合流し、

下った所には「初馬の延命地蔵尊」が祀られています。

ここは、粟ヶ岳 南尾根への登山口にもなっており、

車1~2台程度の駐車スペースもあります。

延命地蔵尊にお参りをして、祠の左側より尾根に取付きます。

初馬の延命地蔵尊

登山道は基本歩きやすいですが、一部不明瞭な所もあります。

途中、反射板やモノラック、クレーン跡等を通過します。

分岐

P282の手前で、西山の郷からのルートと合流します。

ここからは特に整備された登山道となります。

三等三角点(東山村)385.8m

三等三角点(東山村)を過ぎると、粟ヶ岳の一般ルートに合流します。

「草刈り場ルート」より、

本宮山より続く、登って来た南尾根を振り返ります。

眼下には広大な茶畑と牧ノ原台地、その先に遠州灘を望む。

粟ヶ岳 磐座群

粟ヶ岳の山頂直下にも本宮山同様に「磐座」があります。

これらは古代社殿がなかった時代の祭祀跡です。

粟ヶ岳(532m) 

粟ヶ岳のほぼ山頂部にある「阿波々神社」に参拝。

境内には、杉の巨木をはじめ多くの樹木が混在している貴重な森となっています。

日坂宿 本陣跡

粟ヶ岳の山頂から一般登山道で東山いっぷく処、

さらに舗装路を下り、旧東海道 日坂宿へ。

日坂宿

日坂宿は、天保14年(1843年)の記録によると本陣1軒、旅籠屋33軒等、168軒の家があり、750人が住んでいました。静岡県内22宿の中で、規模と人口の両面において由比や丸子等とともに最も小さな宿のひとつでした。大田南畝の「改元紀行」には、日坂宿の家々はわらび餅を売り、足いたみの薬、足豆散・足癒散等を売るものも多いと記されています。掛川市H.Pより

問屋「藤文」

「日坂宿(にっさかしゅく)」は東海道五十三次の第25番目の宿場町、

東海道三大難所のひとつ、小夜の中山の西側に位置しています。

規模は小さいですが、現在でも江戸時代の面影を残す貴重な町並みが魅力、

旅籠等の旧家は解放され見学も可能です。

高札場

宿場の入り口には高札場

事任八幡宮」は日坂宿の西の入口前に鎮座します。

東海道三大難所の小夜の中山を越え、さらに東海道最大の難所の大井川へ向かう

旅人にとっては、道中の無事を祈る重要な場所だったといいます。

最後に事任八幡宮にお参りして終了しました。

遠江國一宮 事任八幡宮(ことのままはちまんぐう)

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