身延山 久遠寺 御真骨堂(ごしんこつどう)
身延山久遠寺H.P
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日蓮聖人の御真骨を奉安する御真骨堂(ごしんこつどう)です。
画像には無いが、拝殿奥の白亜の八角堂と拝殿から成ります。
御真骨堂
拝殿の奥に望む土蔵造り八角堂が日蓮聖人の御舎利を奉安する御真骨堂です。
尾張の信徒の丹精によって明治十四年(1881)七十四世日鑑上人の代に建立されました。
御真骨堂の中央には精緻を極め善美を尽くした五重塔があり、
その中央の水晶の宝龕中に日蓮聖人の御真骨が納められています。
堂内の宝龕蓮華台は美濃国の寺院、五重塔と天蓋は長崎の講中の寄進するところであり、
金銀をちりばめた四天王は後藤祐乗の彫心鏤骨の作です。
『甲斐国志』には「 而実不滅堂」とあり、
元政上人は「何故に 砕きし骨の名残とぞ思えば袖に 玉ぞ散りける」
と詠っています。
鮮やかな彫が印象的でした。