兜塚古墳(かぶとづかこふん)かぶと塚公園・静岡県磐田市




兜塚古墳(かぶとづかこふん)かぶと塚公園・静岡県磐田市

磐田市観光協会
http://kanko-iwata.jp

静岡県磐田市見付かぶと塚公園の正面駐車場の北側に

兜塚古墳(かぶとづかこふん)があります。

古墳時代中期(5世紀)に築かれた、

直径80m、高さ8mの規模の古墳で静岡県最大の円墳です。

墳丘には葺石(ふきいし)があり、中段からは埴輪が発見されています。

昭和19年(1944年)、古墳の上に高射砲陣地が建設された際、

墳頂部から銅鏡(変形神獣鏡(三神三獣鏡))、玉類、大刀が出土。

兜塚古墳(かぶとづかこふん)


円墳
所在地
磐田市見付4075−1 かぶと塚公園
駐車スペース
あり
紹介文
直径80m・高さ8m、2段築成の円墳で、葺石・埴輪・周溝を備える。墳頂部から銅鏡や玉類、大刀などが出土したと云われている。5世紀頃の築造。

兜塚古墳

名前の由来
兜塚古墳は古くから兜塚の名前で知られており、
古墳の形が兜を伏せた状態に似ているところから、
この名前が付けられたといわれています。

調 査
第2次大戦中の昭和19年に古墳の上に塹壕が掘られ、
その時に鏡や玉類などが発見されました。
昭和34年に墳丘の測量が行われ昭和53年、61年、62年に
周囲の環境整備に伴い周溝の調査を実施しました。

墳 丘
古墳時代中期(5世紀ごろ)に造られた直径80m、高さ8mの
大きさの円墳で、円墳では県内最大の大きさです。
墳丘は2段に造られ、中段のテラスは幅広い平坦面になっています。
裾部はかなり削平を受けていますが、
南側については比較的旧状をとどめています。
墳丘の表面には拳大の礫が多く散在し、
埴輪片が見つかっていることから、葺石がはりめぐらされ、
中段には埴輪が立て並べられていたと推定されます。

副葬品と主体部
墳頂部から出土したと伝えられるものに鏡、玉類、大刀があります。
鏡は三神三獣鏡で表面には布跡と朱が付着していました。
主体部は戦時中に掘られたため不明ですが、
石や粘土が認められていないことから石室ではなかったかと推定されます。

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