秋葉山本宮 秋葉神社 下社
秋葉神社公式ホームページ http://www.akihasanhongu.jp
静岡県浜松市春野町にある秋葉山本宮 秋葉神社 下社に行ってきました。
362号線と気田川が交差する場所「領家」
キャンプ場の前に、境内入口がある。
左は門前屋旅館で手前にあるキャンプ場の管理もしているそうです。
秋葉山の南東麓に鎮座する当社 下社と、秋葉山山頂の上社
両社を合わせて「秋葉山本宮秋葉神社」と呼ばれています。
あの秋葉原の地名の由来にもなった秋葉信仰の元
全国に複数ある秋葉神社の総本山です。
灯篭が立ち並ぶ薄暗い参道は玉砂利のひかれた緩やかな階段。
御祭神は古事記の伊邪那岐・伊邪那美二神の神生みの最後の場面に登場する
火の神・火之迦具土大神(ひのかぐつちのおおかみ)
自身の誕生で母伊邪那は大火傷を負ったことが死の原因となり、
それを悲しんだ父伊邪那岐に切り殺されてしまいます。
門前屋旅館 左奥に見えるのが秋葉山。
当社から、秋葉寺を経由して山頂の上社まで表参道があり、
歩いて参拝できます。
江戸時代には「秋葉信仰」が盛んで秋葉参りには大勢の信者が集まり、
当時、秋葉山の山頂にあった秋葉寺の賑わいは
お伊勢参りをしのぐほどあったといわれています。
今回は後程、昔の人も通ったであろう表参道を登り上社へ向かおうと思います。
車の場合、気田川に沿った細い道を西へ進み、
天竜川近くから秋葉山を目指すと上社へ。
秋葉山本宮秋葉神社は、元々秋葉山(あきはさん)に対する信仰でした。
しかし、その後、火伏の信仰は、三尺坊(さんじゃくぼう)という天狗になり、
その別当寺の秋葉寺(しゅうようじ)が中心となります。
しかしこの神仏習合の形態は、明治の神仏分離で否定されることとなります。
その結果秋葉寺は廃寺となり、
秋葉寺に祀られていた三尺坊のご神体は袋井の可睡斎へと移されます。
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