大菩薩嶺(2057m) 妙見ノ頭(1980m)・山梨県甲州市 北都留郡丹波山村




大菩薩嶺(2057m) 妙見ノ頭(1980m)・山梨県甲州市 北都留郡丹波山村

大菩薩嶺 – Wikipedia

奥秩父山塊に位置し大菩薩連嶺の主脈を構成している大菩薩嶺 (標高2057m)

日本百名山の一座に選定されています。

山頂からは展望がありませんが、山頂近くの雷岩から大菩薩峠まで続く尾根から

富士山や南アルプスの展望があり気持ちの良い稜線歩きを楽しむことができます

今回は上日川峠から周回するコースを歩いてきました

標高差500mもなく、歩行時間も短いので

初心者でも無理なく楽しめるコースになります。

大菩薩嶺(だいぼさつれい

標高 2057m 登山日 2018年9月23日
気軽に登れる日本百名山 富士山・南アルプスを望みながらの稜線歩き
所在地 山梨県甲州市・北都留郡丹波山村

難易度      オススメ ★★★★ 登山口(ナビ検索) 別当出合・市ノ瀬
上日川峠(6:10)→福ちゃん荘(6:27→雷岩(7:04)→大菩薩嶺(7:09)→雷岩(7:15)→神部岩(7:19)→妙見ノ頭(7:29)→賽ノ河原(7:33)→大菩薩峠(7:45)→勝緑荘(8:03)→富士見荘(8:06)福ちゃん荘(8:11)上日川峠(8:23) 所要時間 2時間15分 高低差 470m 累積標高 511m / 514m 距離 7.7km
■中里介山氏未完の小説「大菩薩峠」で有名な大菩薩嶺は、かつては旧青梅街道最大の難所と言われた峠でした。交通網の発達した現在では登山入門の山とも呼ばれ、初心者にも快適の登れる山です。
■大菩薩嶺は2,000m級の山ながら、上日川峠登山口からの標高差はわずか457m。そのため大菩薩峠や雷石まで登ると、あとはずっと稜線歩きになります。視界の開けた解放感のある稜線歩きが、こんなに手軽に楽しめるのも大菩薩嶺ならではです。
■大菩薩嶺はバラエティに富んだ登山コースがあり、ベテランでも十分の楽しめる山でもあります。 初心者向けの上日川・大菩薩嶺コース、ちょっと長めの石丸峠コース、健脚向けの丸川峠コース。他にも小金沢山・牛奥ノ雁ヶ腹摺山までの超ロングコースまで、様々な楽しみ方ができます。
■甲斐源氏の祖である新羅三郎義光(源義光)は奥州反乱で苦戦している兄・八幡太郎義家(源義家)を助けに行く道中、道に迷ってしまいました。そこに立派な黒い駒馬を引いた木こりが現れ、道案内を申し出てくれました。 木こりが歩くと道が開け、草木の中から白い御旗が目印のように現れます。やがて広々とした山頂に出ると、案内を終えた木こりは黒駒馬とともに消えていきました。その木こりが軍神・八幡大菩薩の化身だったと悟った義光は、「八幡大菩薩」の名を高らかに称えたそうです。 ここから大菩薩という名前が付いたと言われています。

日本百名山』(にほんひゃくめいざん)は、小説家、随筆家の深田久弥の著した山岳随筆。文筆家で登山家でもあった本人が、実際に登頂した日本の各地の山から自身が定めた基準で、100座を選び主題とした随筆集。


上日川峠 駐車場

上日川峠にはロッジ長兵衛、24時間利用可能なトイレの他

4箇所の無料駐車場があり合計400台以上駐車可能だが

ハイシーズンの週末などは駐車できないこともあるそうです。

今回も三連休の晴れ間とあって、

6時前に着きましたがギリギリ停めることができました。

バスを利用の場合は「JR中央本線甲斐大和駅」から

栄和交通バスで約49分¥1000円、1日4便となります。


大菩薩嶺 案内図

近くに第一駐車場(約10台)県道201号沿いの第二駐車場(約40台)

上日川峠の交差点を200mほど行った場所に第三駐車場(約50台)

さらに最近出来た第4駐車場(ロッジから徒歩15分程度)には(299台)も

駐車可能です。


ロッジ長兵衛

上日川峠 登山口(標高1600m)にある山小屋「ロッジ長兵衛

客室は個室でお風呂もあるそうです。


登山口

登山口から分岐の「福ちゃん荘」までは

登山道と林道が並走していてどちらでも歩いていくことが出来ます。

登山道はアップダウンのあるブナと笹の道


福ちゃん荘(1720m)

唐松尾根・大菩薩峠への分岐になります。

ここから約300m登れば頂上です。

福ちゃん荘は赤軍派による、いわゆる『大菩薩峠事件』のあった場所として有名

また皇太子ご夫妻が大菩薩登山の際にご休憩されたんだそうです。

福ちゃん荘前のお地蔵様

広いテント場や綺麗なトイレもあります

山荘利用者はここまで車で来ることも出来ます。

唐松尾根から頂上を目指します。


大菩薩湖(上日川ダム)

歩行距離は短いが傾斜度はあります。

最初は樹林帯を歩き、山頂が近づくと岩場に変わります。

個人的には最初に唐松尾根を登ってしまい、

大菩薩峠まで景色を楽しみながらゆっくり下るのがオススメかと


雷岩 分岐

唐松尾根を登りきった所、大きなケルンがある広場に出ます

ここが山頂と大菩薩峠との分岐横にある大きな岩が「雷岩」です。

この日は展望がありませんでしたが、

天気の良い日は絶好のビューポイントです。


雷岩

雷岩方面へ進みたくなりますが、

山頂は逆側、樹林帯の中になります。


大菩薩嶺(2057m)山頂


三等三角点

数分歩くと山頂へ

木々に覆われていて展望はありません。

再び「雷岩」方面へ

この日は残念ながらガスで景色は望めませんでした。


標高2000m地点

「雷岩」から100m程の緩やかな傾斜が大菩薩峠まで続きます。

ここからは晴れていれば富士山や南アルプスの絶景を望みながら

稜線歩きが楽しめます。


妙見ノ頭(1980m)山頂

大菩薩峠と大菩薩嶺の間にある小ピーク「妙見ノ頭」へ


賽ノ河原


賽ノ河原避難小屋と妙見ノ頭

この避難小屋にはなぜか扉がありませんでした、

ここから少しだけ登ると大菩薩峠が見えてきます。


大菩薩峠と小金沢山


菩薩峠文学記念石碑・五輪塔

中里介山の小説「大菩薩峠」にちなんだ文学記念石碑

中里介山自身も仏教に深く帰依していたそうです。


三界万霊塔の石碑


介山荘

大菩薩峠の介山荘

たくさんの登山客で賑わっていました。


大菩薩峠(1897m)

江戸時代までは武蔵国と甲斐国を結ぶ

甲州道中の裏街道であった青梅街道の重要な峠として利用され、

青梅街道の最大の難所でもあったそうです。

介山荘脇にあるお地蔵様

大菩薩峠からは林道並みに整備された道で歩きやすい

こちらから側から登ってくる多くの登山者とすれ違います。


大菩薩峠付近の樹木


秩父多摩甲斐国立公園案内図


勝緑荘

見るからに雰囲気のある勝緑荘は、1932年に開設

深田久弥にもゆかりがあり、中里介山氏が命名したと山小屋としても有名

山小屋内にはランプや囲炉裏があり「趣のある雰囲気」だったそうです。

2014年5月にリニューアルオープンしたそうですが、

残念ながら現在は営業していないようです。


富士見山荘

こちらも雰囲気ある山小屋ですが

現在は営業していない「富士見山荘」

NHK朝ドラの「ゲゲゲの女房」のロケに使われたそうです。

少し歩くと「福ちゃん荘」へ

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