亀形石造物(かめがたせきそうぶつ)
酒船石遺跡 – Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/酒船石遺跡
飛鳥寺から数分歩くと「明日香民族資料館」が、
その脇に亀形石造物(かめがたせきそうぶつ)があります。
亀形石造物の見学に際は、遺跡の維持管理費のため文化財保存協力金
大人300円、子供100円が必要になります。
亀形石造物の前にあるのが小判形石造物(こばんがたせきぞうぶつ)と呼ばれてます。
砂岩湧水施設から流れ出る水を溜めておくための水槽の役割を持ち、
水路から流れ出る水を受け、それを亀形石造物の顔の部分から
流すような形で設置されています。
亀形石造物(かめがたせきぞうぶつ)は、亀をモチーフとした装飾が施された石造物です。
小判形石造物に連なる形で設置され、
そこから流れ出た水が頭部を伝わって甲羅のくぼみに溜まり、
尻尾の部分から抜け出るような構造になっています。
尻尾に栓をすることで水を溜めることもできるようです。
保存状態が良いせいか、一千数百年も前の物のようには感じません。
亀も可愛いし、小判形石造物は失礼だが便器のよう..
祭事に使われていたのだろうとのことですが、
何のために使われていたのかは今も不明です。
亀形石造物
酒船石遺跡は『日本書紀』斉明天皇2年の条に記載のある
「宮の東の山の石垣」に当たる遺跡である。
平成12年に行った発掘調査で、亀形石槽を中心とした導水施設をはじめ
石敷き・石垣・石段が発見された。
湧水施設から流れ出た水は木樋(もくひ)を伝って舟形石槽(小判形石造物)の水槽に溜まり、
さらに小穴から流れ出た少量の水が亀の鼻に入り、背中の水槽に溜まる構造になっている。
周囲を石垣や石敷で閉ざされた空間であることや、水の流れを見て楽しむ構造でないことから、
天皇祭祀にかかわる場所であったと推定される。