元宮天神社・静岡県磐田市見付元天神




元宮天神社・静岡県磐田市見付元天神

静岡県磐田市見付元天神に鎮座する「元宮天神社」です

霊犬 悉平太郎伝説でも名高い

奇祭「見付天神裸祭」が執り行われる「矢奈比賣神社(見付天神)」の

元鎮座地と伝わる神社です。

元天神の町名もこれに由来します。

鳥居

境内

静岡県磐田市見付に鎮座する矢奈比賣神社(見付天神) 静岡県無形民俗文化財指定「見付の裸祭り」や「悉平太郎伝説」で有名で、 学問の神、菅原道真公をお祀りする見付のお天神様として 地域の人々の信仰を集めています。  御祭神の矢奈比賣命はどのような神格なのか解りませんが、 山城国風土記や和名抄に見られる、 賀茂建角身命(かものたけつぬみのみこと)の御子神 「建玉依比売命」ではないかと考えられているそうです。

社殿

見付天神裸祭

矢奈比賣神社の例祭は、「見付天神裸祭(みつけてんじんはだかまつり)」であり、国の重要無形民俗文化財に指定されています。
その起源は、花園天皇の正和年間より始まったと伝えられ、毎年旧暦の8月10日にあわせて斎行します。
例祭の夜に行われる「鬼踊り(おにおどり)」が広く知られていますが、実際は8日間にわたるお祭りです。主には、祭事始・御斯葉下ろし・浜垢離・御池の清祓い・例祭・裸祭・還御で構成されています。
祭事始(さいじはじめ)旧暦8月2日午後2時40分頃、矢奈比賣神社拝殿にて出向の旨を奉告し、元宮天神社へと向かう。
元宮天神社では、これからの8日間に亘る例祭の始まりを奉告するのだ。
道中、宮司は神の依り代としての榊を奉じ、参進する。
古来、この行事は人目を避けて、一言も発せずに行われていた。現在でも、出発から神事を終えるまでは、一切無言で執り行われている。

矢奈比賣神社公式HP

元天神公会堂 老人憩いの家

元宮天神社
御祭神は矢奈比売神社と同じく矢奈比売命と菅原道真公である。
当社の例祭は矢奈比売神社の例大祭(九月)の直前の日曜日に、昔からのしきたりにより矢奈比売神社の宮司が榊の芯枝に木綿を取垂て納め、厳粛に行われる。これは「祭事始」と呼ばれており、天下の奇祭と言われる「見付天神裸祭」の最初の神事である。
以前はこの境内にも多くの木々が茂って森になっていたらしく、「祭事始」の夜に行われる「御斯葉おろし」の榊は、すべてこの地から切り出すことになっていたが、現在では行われていない。
現在境内には木も少なく、周りは茶畑になっている。
この元宮天神社は、現在の矢奈比売神社に比べるとやや山寄りにある。
矢奈比売神社といえば霊犬伝説が有名で、狒々から町を救って人身御供の風習を止めた悉平太郎というお犬様が知られている。
もしかしたら、悉平太郎が狒々と戦ったのはこの辺りだったのかもしれない。
元宮天神社の案内板

元宮天神社 由緒

元宮天神社 由緒

昔はこの地に矢奈比売神社(見付天神)が鎮座されていたと伝えられています。このことからこのお宮を通称「元天神」とお呼びしています。また、元天神町という町名もこれに由来するものです。この地から現在の矢奈比売神社(住吉町)へ御遷座されたのはいつの時代か分かっておりません。

この神社の祭典は矢奈比売神社の例大祭(九月)の直前に日曜日に、昔からの慣例により矢奈比売神社の宮司が榊の芯枝に木綿を取垂でて納め厳粛に執り行われます。これを「祭事始天」といい、天下の奇祭と言われる「見付天神裸祭」の最初の神事であります。以前はこの境内にも多くの木々が茂って森となり、「祭事始」の夜に行われる「御斯葉おろし」の榊は、すべてこの地から切り出すことになっておりましたが、現在は行われておりません。

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