宝山寺(ほうざんじ)生駒聖天 真言律宗大本山・奈良県生駒市門前町




宝山寺(ほうざんじ)生駒聖天 真言律宗大本山・奈良県生駒市門前町

寳山寺公式H.P
http://www.hozanji.com

生駒山の中腹、門前町にある真言律宗大本山の寺院

宝山寺(ほうざんじ)は生駒聖天とも呼ばれます。


一の鳥居

灯籠が並ぶ石畳の参道を進むと、

その先で出迎えてくれるのは石造りの「一の鳥居」。

実はこの「一の鳥居」は、もともとは近鉄生駒駅の近く(参道の入口)に建っていたそうで、

昭和50年代の駅前再開発事業により、現在の場所に移築された

故に一の鳥居ながら、二の鳥居よりも本堂に近い場所に建っている。


金剛殿

車や旅行の安全祈願所の「金剛殿」


境内案内図


惣門

地蔵堂の少し手前には「惣門」。

薬医門と呼ばれる形状をしており、

真横からみると屋根を支える本柱が中心より前にせり出しているのが分かる。


和光殿

和光殿の前にある七福神像


地蔵堂

「惣門」の正面にある階段の途中に、「地蔵堂」がある。

ここに並ぶのは、福徳地蔵尊像や融通観音像など6体の石像。

福徳地蔵尊像と融通観音像は宝山寺ができた当初に寄贈されたもので、

そのほか4体は昭和に入ってからこの場所に居られるとの こと。


中門


手水舎

境内へ多宝塔がもっともよく見える。

本堂・拝殿(聖天堂)と背後の般若窟


本堂

五間四面・重層の護摩堂様式で建立された本堂は、同寺で最古の建造物。
本尊として、宝山寺の中興開山者である湛海律師により作られた不動明王像が祀られている。
軒下の「阿修羅場」と書かれた額は、東寺学頭大僧正賢賀の筆(明和5年/1768年)。
護摩祈祷はこの本堂で行われ、中は祈祷の際に出る煤(すす)の影響もあり暗くてよく見えないが、
「宝山寺」と書かれた額もあるそうだ。
この額は、宝山寺ができるよりも前に、弘法大師が縁起の良い言葉として「宝山寺」と書いたもの。
そんな額がこの宝山寺に辿り着いたと考えると、不思議な縁を感じる。


拝殿

本堂の隣には、檜皮(ひわだ)葺の聖天堂拝殿が建つ。
棟や破風の数が多く、寺院建築としては非常に珍しい外観をしている。
建物の手前が外拝殿、そのすぐ後方が中拝殿、
一番奥が大聖歓喜天(聖天)を祀る聖天堂。


文殊堂


常楽堂・観音堂


遥拝所


般若窟

般若窟は役行者、弘法大師も修行したと言われる所縁の地


多宝塔

多宝塔の前からの境内

「多宝塔」から「奥の院」へと続く石段は、
その両端にお地蔵様がずらりと並ぶ。
石段の途中には、「大師堂」や「子安地蔵」のお堂が。
上を見れば杉をはじめとした背の高い木々。いかにも山歩きという趣があり、
歩を進めるごとに爽快さを感じる。一つ一つ違うお顔立ちのお地蔵様を、
じっくりと拝見しながら歩くのもおもしろい。


大師堂


子安地蔵

奥の院


奥の院本堂


大黒堂


開山堂

宝山寺の中興開山 湛海律師は、
正徳6年(1716年)の1月16日に88歳で世を去られた。
明和6年(1769年)に建立された「開山堂」には、
77歳のころのお姿とみられる湛海律師の木像が祀られている。


開山廟

「開山堂」の裏手にある「開山廟」は、
二世湛清和尚によって建てられたもの。
湛海律師は宝山寺があるこの山で、仏の悟りに近づく修行の成就を祈り、
また、様々な行を続けた。
そして生駒の生き仏と呼ばれ、多くの人々に今なお尊敬されている。


福徳大神

開山廟の上には福徳大神の社


御朱印

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