蔵王山(250.4 m)蔵王権現・愛知県田原市




蔵王山(250.4 m)蔵王権現・愛知県田原市

蔵王山展望台|田原市観光ガイド
http://www.taharakankou.gr.jp/spot/000011.html

蔵王山(ざおうさん)は、標高250.4 mで、

渥美半島では大山、衣笠山に続き3番目に高い山です。

頂上には展望施設があり夜景スポットとしても有名です。

日本仏教の仏、蔵王権現にちなんで名付けられました。


権現の森入口

権現の森入り口 前には駐車場

ハイキングコースが整備されています。


宮川橋


熊野三所権現

熊野三所権現由緒

平安朝末期、熊野族の移住と共にその守護神である蔵王権現を山頂に、
氏神である熊野権現を山腹に祭祀して、この御山を蔵王山と名づけ、
この地を熊野ゆかりの田原となしてよりこのかた、蔵王山ならびに上、
下の権現は近郷近在の信仰の中心となり、三ヶ寺の神宮寺や修験、
行者の堂塔坊舎が点在して、庶民の信仰や生活修俗に深いかかわりをもってまいりました。
江戸初期、山頂の蔵王権現をこの宮に合祀して蔵王宮と称して明治まで続いていましたが、
明治元年の神佛判然令により蔵王権現は廃されて熊野社となり、
その熊野社も昭和三十五年九月をもって巴江社に配祀されるにいたりました。
昭和五十年に蔵王山権現の森育成協議会が発足し、
山頂山麓一帯にかけて住民の善意と創意と奉仕による
自然と人間との調和した憩いの場、心身練成の場として整備開発がなされました。
しかしその中心をなす熊野権現跡地は荒廃したままとなっていることをなげいて、
ここに有志が相計りて熊野三所権現を復元し祭祀するにいたりました。

参道に並ぶ仏像


愛染明王

愛染明王

蔵王山展望台から5分ほど下がった所にある、
縁結びの神様で知られる「愛染明王」「像は、ギリシャ神話の愛のキューピットと同じ
ルーツを持ち愛を成就させる仏様です。
6本の手の内2本の手に握った弓と矢は、ハートを射抜くと、信仰を集め、
良縁、縁結びに御利益があるとされています。
「愛染明王」はここ蔵王山の本家、奈良県吉野の蔵王堂にあるほか、
各地にあり恋愛のパワースポットとして全国的に広く信仰されています。


蔵王権現

蔵王権現由緒

平安朝末期熊野族移住と共にその守護神である
蔵王権現と熊野権現とを奉際して山上に蔵王権現を山腹に熊野権現を祭祀して、
この山を蔵王山と名付け又この地を熊野ゆかりの田原と名付けたのである。
その当時は山口に幸徳寺、矢部沢に登行寺、
吉胡に明海庵があって各々登山道路を確立して神宮寺となっておったのである。
その他十七夜(谷)に千手院、清涼院、青竜院、八軒家に東覚院、隆昌院、
新町に金剛院、普門院等があって、明治まで続いていたのである。
山口、登り(本町)などの地名も参拝者によって自然に発生した地名であり、
近郷庶民の信仰の中心をなしていたのである。
蔵王権現とは吉野、熊野を包括する大峯山上に祭祀された
日本古来の山岳信仰と天台眞言密教とが結びついた神佛習合の修験道の本尊である。
本尊は三体あり過去は釈迦、現在は観音、未来は弥勒の化身であり、
その姿の勇猛強烈なること他に類を見ない悪魔降伏の恐ろしい形相をした佛である。
古くより厄除、治病、請雨、道中安全商売繁昌等心願成就に
霊験あらたかであると伝えられておる。

眞言
オン(帰命)バザラクシャ(金剛の峯)アランジャ(王者)ウン(成就あれ)
大祭
十月中旬 (日曜日)
例祭
毎月十七日
蔵王権現奉賛会

蔵王山(250m)山頂の展望施設

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