田峰観音(だみねかんのん)谷高山 高勝寺・愛知県北設楽郡設楽町田峯




田峰観音(だみねかんのん)谷高山 高勝寺・愛知県北設楽郡設楽町田峯

田峰観音 / キラッと奥三河観光ナビ

愛知県北設楽郡設楽町、田峯集落にある田峰観音(高勝寺)は、三河三観音のひとつ

2月の大祭で行われる田峯田楽(国指定無形民俗文化財)や、

江戸時代に村人の願いにより真夏に雪を降らせたというご霊験以降

奉納し続けている「田峰観音奉納歌舞伎」で名高い寺院です。

新城方面から国道257号 稲目トンネルを抜けた先を左折、

民家脇 車一台がようやく通れる山道を登りつめた先に

隠れ里の様な田峯(だみね)の集落があります。

田峯小学校の先に一際大きな杉の木が目立つ「田峰観音」駐車場より


谷高山 高勝寺 田峰観音

田峰観音から地元の人にもあまり知られていない笹頭山へ、田峯城跡を巡りました。


手水舎

手水舎の後ろには、

田峯の名水田峯観音浄水 (田峯観音祭祓水)の汲み場があります。

樹齢600年以上といわれる鳥居杉


田峯の地 狂言舞台

茅葺屋根の歌舞伎舞台

田峯田楽」は国無形民俗文化財に指定されています。

文明13年(1481年)に作られたとつたわる境内の梵鐘

田峰観音奉納歌舞伎の由来

毎年2月12日に、田峰観音境内で行われる奉納歌舞伎(地狂言)。
1650年頃、田峰日光寺の再建のため段戸から材を切り出した。
その中に幕府所有の御領林から伐採したものがあると、
音羽の代官が検分に来ることになった。村人が田峰観音に
「村を助けてください。助けてくれたら村が3軒になるまで歌舞伎を奉納します。」
と願掛けしたところ、旧暦6月だというのに段戸の山に雪が降り、
代官らは山に入れず、村人は助かった。
以来、祭りには欠かさず歌舞伎を奉納している。


奥三河七観音案内図


本堂

田峯観音(高勝寺)

戦国時代に奥三河を支配した田峯菅氏の居城。
奥三河の代表的な山城で、本願御殿などが復元されています。
徳川4代将軍家綱の頃、焼失した日光寺再建にあたり、
天領の木を誤伐してしまった村人が、過ちを悔いて観音様に
「田峯を助けてくれたら、村が三軒になるまで歌舞伎を奉納します」
と願をかけました。
そのおかげで、真夏なのに雪が降り、検分を免れたというご霊験の話が、
田峯観音を代表する「田峯田楽」の起こりといわれます。


楽堂


寺務所

田峰観音

所在地
北設楽郡設楽町田峯字鍛治沢14
0536-64-5028
駐車場
有り(70台程)
交通アクセス
JR飯田線、長篠駅下車、
豊鉄バス田口行き「田峯」下車、徒歩20分


御朱印

田峯城(だみねじょう)は、戦国時代における山家三方衆のうち奥三河一帯を支配した田峯菅沼氏五代の居城で、時代に翻弄された一族の痛ましい歴史の舞台となった場所でもあります。本丸ほかの遺構がよく残されており、現在は本丸御殿、本丸大手門、搦手門が復元されています。標高387mに構えた山城の物見台から見下ろす展望が素晴らしい場所です。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加