奥秩父主脈縦走・笠取山〜飛龍山




奥秩父主脈縦走・笠取山〜飛龍山

奥秩父主稜線の笠取山から飛龍山(大洞山)までを歩いて来ました。

作場平駐車場からスタートして、中島川口登山口より黒槐尾根で笠取山へ。

将監峠からは飛龍山までを往復、この区間縦走路はトラバース道を行きますが、

行きは竜喰山・大常木山と尾根筋を歩きました。

特に大常木山の周辺は岩場が連続するため、ここを歩かれる方は注意が必要かと思います。

将監小屋から一之瀬林道まで下り周回しました。

笠取山(かさとりやま)

標高 2570m 登山日 2024年6月14日
奥秩父主脈上の山・山梨百名山
所在地  埼玉県秩父市大滝・山梨県甲州市塩山一ノ瀬高橋

黒槐山(くろえんじゅやま)

標高 2024m 登山日 2024年6月14日
奥秩父主脈上の山
所在地  山梨県北都留郡丹波山村・埼玉県秩父市大滝

唐松尾山(からまつおやま)

標高 2109.27m 登山日 2024年6月14日
三等三角点(唐松尾)・奥秩父主脈上の山
所在地  山梨県北都留郡丹波山村・埼玉県秩父市大滝

竜喰山(りゅうばみやま)

標高 2011.88m 登山日 2024年6月14日
三等三角点(大常木)・奥秩父主脈上の山
所在地  山梨県北都留郡丹波山村・埼玉県秩父市大滝

大常木山(おおつねぎやま)

標高 1962m 登山日 2024年6月14日
奥秩父主脈上の山
所在地 山梨県北都留郡丹波山村・埼玉県秩父市大滝

飛龍山(ひりゅうさん)大洞山

標高 2069.17m 登山日 2024年6月14日
三等三角点(比竜)・山梨百名山・奥秩父主脈上の山
所在地  山梨県北都留郡丹波山村・埼玉県秩父市大滝

難易度 ★★★    オススメ ★★★ 登山口(ナビ検索) 作場平駐車場
作場平橋駐車場(3:08)→中島川口第二駐車場(3:25)→中島川口(3:29)→馬止(3:45)→黒エンジュ(4:24)→シラベ尾根(4:33)→水干尾根(4:46)→水干(4:50)→水干尾根(4:57)→笠取山(5:08)→水干尾根(5:18)→黒槐山(5:37)→黒槐の頭(5:45)→独標2044m(6:02)→唐松尾山(6:25)→山ノ神土(6:57)→牛王院平(7:02)→将監峠(7:10)→竜喰山(7:43)→大常木山(8:19)→大ダル(8:38)→禿岩(9:05)→飛龍権現神社(9:09)→飛龍山(9:20)→三等三角点 比竜(9:24)→山頂近道分岐(9:29)→飛龍権現神社(9:42)→大ダル(10:05)→将監小屋(11:11)→牛王院下(11:45)→将監登山道入口(11:58)→中島川口(12:14)→中島川口第二駐車場(12:19)→作場平橋駐車場(12:31) 所要時間 9時間22分 累積標高 2148m / 2157m 距離 30.1km
■飛竜山(ひりゅうさん)は、埼玉県秩父市と山梨県北都留郡丹波山村との県境にある標高2,077mの山である。奥秩父の山域の主脈の一つ。飛竜権現が祀られているから飛竜山と呼ぶのだという。また、大洞川(荒川の支流)の源頭の山なので、埼玉県(秩父)側では大洞山(おおぼらやま)とも呼ばれている。山梨百名山の一つ。

山梨百名山(やまなしひゃくめいざん)は、1997年、山梨県によって選定された県内の名山100選である。一般公募と市町村推薦であがった候補の中から、選考委員会によって、県民に親しまれている・全国的な知名度がある・歴史や民俗との関わりあるなどの基準で選ばれたとされる。

中島川口 登山口

作場平駐車場より、1.8km先の中島川口 登山口へ。

登山口の400m手前には作場平の臨時第2駐車場、

更に100程手前にも臨時第3駐車場も有ります。

中島川口登山口から黒槐尾根コースへ。

馬止(1461m)からは気持ちの良い笹の道が続きます。

多分ここが笠取山への最短ルートかと思います。

分岐

牛水分岐(1902m)から前回来れなかった水干に寄り道。

多摩川の源流「水干」

水干とは「沢の行き止まり」を意味し、多摩川の最初の一滴が染み出している場所です。

ここから川となり、東京湾まで約138kmを流れ出ます。

水干より

薄ら朝日に染まる大菩薩嶺、右には富士山も見えています。

水干(みずひ)

最初のひとしずくは見えたでしょうか? ここが、沢の行止まりの意味で「水干」と名づけられた多摩川の始まりです。 すぐ上の稜線付近に降った雨は、いったん土の中にしみこみ、ここから60mほど下で、湧き水として顔を出し、多摩川の最初の流れとなります。 この流れは、水干沢→一之瀬川→丹波川となり、奥多摩湖に流れ込み、そこからは、多摩川と名を変え、138kmの長い旅を経て、東京湾に流れ込みます。

再び、牛水分岐へ戻り笠取山へ。

山頂手前のの展望地より、中央に三ッ峠山と黒岳の間には

拡大しないと分からないほど小さく富士山が見えます。

黒金山〜乾徳山

笠取山(1953m)

笠取山の山頂から西へ向かった分岐には「小さな分水嶺」と呼ばれる場所があり、

山梨県山梨市・甲州市・埼玉県秩父市の境となっています。

ここには、ここから山梨市側は笛吹川(富士川の支流)、秩父市側は荒川、

甲州市側は多摩川の流域であることを示す石柱が建っています。

山頂より

大菩薩嶺の下に黒川鶏冠山、西側は丹沢方面まで見えていました。

主稜線を歩きます。しばらくはトラバース道が続きます。

黒槐山(2024m)

手前に唐松尾山・奥に竜喰山・右に前飛龍

途中所々に展望があります。

唐松尾山(2109.27m) 三等三角点(唐松尾)

唐松尾山は、かつて山一帯がカラマツ林だったことが山名の由来。

多摩川の集水域の最高峰です。

山之神土

ここから和名倉山 方面へも歩いてみたい所です。

将監峠(しょうげんとうげ)

将監峠は草原が広がる気持ちの良い空間、すぐ下に将監小屋があります。

竜喰山(りゅうばみやま)へはトラバース道との分岐から笹を漕いで行きます。

正面に竜喰山

大菩薩嶺の隣に雁ヶ腹摺山、富士山も先ほどよりはっきり見えます。

竜喰山(2011.88m) 二等三角点(大常木)

竜喰山から先はバリエーション扱い、この辺りはとても良い雰囲気の道でした。

シャクナゲ

目指す飛竜山

大常木山(1962m)

大常木山の周辺は岩尾根に変わります。

ルートも不明瞭なので要注意です。

飛龍権現

飛龍山(2069.17m)

山梨百名山の一座、飛龍山(飛竜山)

山梨県側では飛竜権現が祀られていることから飛龍山と呼ばれます。

また、秩父側では大洞川の原頭のため、大洞山と呼ばれるそうです。

三等三角点(比竜)

復路は長く単調なトラバース道を使い、将監小屋への分岐まで戻ります。

将監小屋

将監小屋(しょうげんごや)

住所   〒408-0101 山梨県塩山市一ノ瀬489

電話   0553-34-2029

標高   1736m

期間   4月下旬〜11月上旬

収容   約50人

料金   一泊2食\7000-・泊まり\3500-

テント場 一張500円・一人500円

将監小屋は、奥秩父の山梨県と埼玉県の県境に位置する将監峠直下に位置する山小屋。

閉まっていることも多いので、事前に連絡しておくことが望ましいです。

将監登山道入口

小屋の前から長い林道を下り一之瀬林道へ

目の前には「民宿みはらし」があり、4台程度駐車可能(\500-)。

トイレもあり、食事や宿泊も可能です。

民宿みはらし「山梨県甲州市塩山一之瀬高橋526・電話 0553-34-2109」

荻原山のヒノキ・カラマツのニ段林

やまなしの森林100選「荻原山のヒノキ・カラマツのニ段林」

一之瀬林道を作場平駐車場へ戻り終了です。

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