高尾ラウンドトレイル(アラウンド高尾)〜高尾山周辺の魅力的なルート〜
一度行って見たかった「高尾山」へ
しかしながら年間260万人とも言われる登山者(観光客)が訪れる高尾山を
普通に登るのは敬遠したい所。
そう思い調べていくと高尾山の周辺を巡る魅力的なルートが幾つか見つかりました。
高尾山を取り巻く高尾山域には、
「東高尾山稜」「南高尾山稜」「北高尾山稜」「奥高尾縦走路」「八王子城跡」
などがあります。
今回は「高尾ラウンドトレイル(アラウンド高尾)」と称して、
それぞれの縦走路を繋ぎつつ、途中「高尾山」にも立ち寄りながら
高尾山周辺をぐるっと周回してきました。
高尾ラウンドトレイル(アラウンド高尾)
東高尾山稜コース
(四辻~草戸山~三沢峠)
高尾山の東側に位置する。京王線「高尾山口駅」を出て正面に連なる山域、比較的小さなピークが点在し距離も短く歩きやすい。
北高尾山稜コース
(地蔵峰〜富士見台〜堂所山)
高尾山の北側に位置する。アップダウンが厳しく20座近い小ピークを縦走する高尾山山域では最もロングルート。樹々に覆われ展望は少ないが登山者も少なく静かな山歩きに適している。
奥高尾縦走路
(高尾山〜小仏城山〜景信山〜堂所山〜陣馬山)
高尾山から北西へと連なる人気の縦走路、各所にある茶屋では食事や飲み物の購入もできる。
南高尾山稜コース
(大垂水峠〜大洞山〜中沢山〜入沢山〜西山峠〜秦光寺山〜三沢峠)
高尾山の南側に位置する。東京都と神奈川県の県境尾根となっており、日当たりも良く明るく歩きやすいコース。各所には地元のボランティアにより休憩スペースが充実。
堂所山(どうどころやま)
標高 733m | 登山日 2022年10月28日 |
北高尾山稜と奥高尾縦走路の分岐 | |
所在地 東京都八王子市上恩方町 |
陣場山(陣馬山)(じんばやま)
標高 855m | 登山日 2022年10月28日 |
頂に立つ白馬像がシンボル 360°の眺望 | |
所在地 神奈川県相模原市緑区澤井 |
景信山(かげのぶやま)
標高 727.25m | 登山日 2022年10月28日 |
奥高尾縦走路を構成する一座 北条氏照の家臣 横地監物景信に由来 | |
所在地 神奈川県相模原市緑区千木良 |
小仏城山(城山)(こぼとけしろやま)
標高 670.41m | 登山日 2022年10月28日 |
奥高尾縦走路を構成する一座 山頂に設置された電波塔がランドマーク | |
所在地 神奈川県相模原市緑区千木良 |
高尾山(たかおさん)
標高 599.3m | 登山日 2022年10月28日 |
年間登山者数世界一 信仰の山 | |
所在地 東京都八王子市高尾町 |
難易度 ★★ オススメ ★★ | 登山口 青少年センター第二駐車場 |
スタート地点(05:20)→大地沢青少年センター(05:24)→草戸峠(05:39)→拓殖大西尾根分岐(05:51)→四辻(06:17)→TAKAO 599 MUSEUM(06:23)→高尾山口駅(06:28)→Mt.TAKAO BASE CAMP(06:32)→高尾山ちか道入口(06:32)→高尾駒木野庭園(06:36)→駒木野コース入口(06:39)→中央自動車道脇・愛宕地蔵尊登山口(06:45)→地蔵峰(07:00)→唐沢山(07:05)→太鼓曲輪の頭(07:13)→摺差・北高尾山稜分岐(07:18)→熊笹山(07:30)→小下沢林道方面分岐(富士見台南)(07:40)→富士見台(07:44)→杉沢ノ頭(07:59)→高ドッケ(08:01)→板当山(08:13)→板当峠(08:18)→狐塚峠(08:25)→杉ノ丸(08:44)→黒ドッケ(08:56)→湯ノ花山(09:00)→大嵐山(09:10)→74番鉄塔(09:17)→偽三本松(09:21)→三本松山(09:25)→関場峠(09:31)→堂所山ピーク標柱(09:56~10:04)→堂所山中央分岐(10:05)→堂所山南巻き道分岐(10:10)→赤岩山(10:16)→明王峠(10:25)→萩の丸(10:30)→奈良子峠(10:42)→富士小屋山(10:42)→陣馬高原下方面分岐(10:49)→陣馬山(10:57~11:16)→陣馬高原下方面分岐(11:23)→南郷山(11:27)→奈良子峠(11:36)→明王峠(11:42)→底沢峠(11:48)→堂所山南巻き道分岐(11:55)→堂所山東巻き道分岐(11:59)→72番鉄塔(12:14)→景信山(12:36~12:55)→景信山南巻き道交差(12:58)→小仏峠(13:15)→城山(13:33)→五十丁峠(13:35)→雷岩山(13:45)→春日山(13:51)→案内川 上流端(14:03)→大平林道大垂水分岐(14:14)→一丁平(14:27)→大垂水峠(学習の歩道)分岐(14:34)→もみじ台(14:43)→高尾山(14:48~14:51)→もみじ台(14:55)→大垂水峠(学習の歩道)分岐(15:03)→大平林道大垂水分岐(15:18)→大垂水峠(15:25)→大垂水バス停(15:30)→赤馬分岐(15:43)→大洞山(15:49~15:53)→コンピラ山(16:00)→中沢峠(16:08)→見晴台(16:17)→入沢山(16:23)→東山(16:31)→西山峠(16:35)→泰光寺山(16:47)→三沢峠(17:00)→草戸山(17:00)→境川源流(17:04)→大地沢青少年センター(17:11)→ゴール地点(17:15) 所要時間 11時間53分 累積標高 2807m / 2812m 距離 46.0m
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草戸峠から望む高尾山
「町田市 大地沢青少年センター」 第二駐車場よりスタート
キャンプ場を抜けて登山口へ
この草戸峠を結ぶ尾根は「東高尾山稜コース」(四辻~草戸山~三沢峠 間)
と呼ばれています。
比較的アップダウンも少なく歩きやすく、神奈川県方面からの登山者も多いルートです。
八方台(342.98m) 四等三角点(大地沢)
途中寄り道した三角点ピーク「八方台」へ
四辻(285m)
「東高尾山稜コース」の起点「四辻」から一旦下山
住宅地を抜けて都道20号線へ
早朝の静かな参道
一旦、高尾山商店街を抜けて
「高尾山ケーブルカーの清滝駅」と「リフトの山麓駅」方面へ
早朝の静かな参道にはまだ登山者の姿もありません。
高尾山薬師院の石碑
高尾山へのメインの登山コース「1号路」の入り口には
高尾山薬師院の石碑が建っています。
有名な光景にテンションが上がりますが、今日はここからは登りません。
高尾山中腹へと向かう「高尾山ケーブルカーの清滝駅」と「リフトの山麓駅」
高尾登山電鉄株式会社が運営しています。
最大で135人を一度に運ぶことが出来るケーブルカーは
高尾山駅まで片道6分ほどの運行、最急勾配は31度18分、
ケーブルカーの線路では日本一の急勾配となっています。
また、2人乗りのリフトは片道12分ほどの運行、終点の山上駅からは1号路に出られます。
高尾山商店街案内図
高尾山商店街
高尾山商店会は約1300年の歴史のある名刹大本山高尾山薬王院の門前に生まれた商店会です。東京の西に位置し明治の森国定公園の一部として現在はハイキングコースとして首都圏のみならず関東周辺からもたくさんの人々で賑わっています。都心から1時間で手軽に来られるわりに動植物の多さは有名です。温帯と亜寒帯の接する特異性から、変化に富んだコースはビギナーからベテランまで対応できる懐の深さがあり人々をあきさせません。
高尾山遊歩マップ
高尾山には6つの自然研究路をはじめ、いくつもの登山コースがあります。
メインの「1号路」には薬王院をはじめ、たくさんの見どころやグルメスポットがあります。1号路はケーブルカーやリフトを利用することで、普段着でも気軽に登れます。トイレもたくさんあり、街を歩くのと似た感覚で楽しむことができます。
他のコースは、距離や難易度、植生の違いなどそれぞれに特徴があり、中には普段着で行くと大変なコースもあります。1号路以外はトイレもほとんどありません。そんな高尾山の登山コースの特徴を紹介していきます。
もみじ通りを「高尾山口駅」へ
前の沢沿いには魅力的なお店が立ち並びますが何処も開店前です。
駅近くまで来ると、ちょうど始発の電車が到着した所で登山者の姿も見えます。
高尾山口駅
高尾山口駅
京王高尾線の終点の高尾山口駅。高尾山中腹へと向かう高尾山ケーブルカーの清滝駅とリフトの山麓駅は、高尾山口駅から徒歩5分ほどです。駅からほど近い参道にはそば処やおみやげ店が並び、人気の観光地らしい風情を漂わせています。駅の東側には、アートとアミューズメントが融合した人気施設「トリックアート美術館」もあります。また、真言宗智山派の関東三大本山のひとつに数えられている「髙尾山薬王院」へは、高尾山口駅からケーブルカーを乗り継ぎ、高尾山駅から徒歩でおよそ20分です。
氷川神社 一の鳥居
都道20号線まで戻り、京王電鉄高尾線と「氷川神社」一の鳥居を横目に見ながら
「八王子城ハイキングコース登山口」まで
中央自動車道脇 愛宕地蔵尊登山口
都道20号線から住宅地を抜け、中央高速道路の高架下を抜けた所に登山口。
取付きには「八王子城跡ハイキングコース」の案内板があります。
ここから再び山中へ、ここからは「北高尾山稜コース」となります。
高尾山の北側に位置する「北高尾山稜コース」は、
奥高尾縦走路と合流地点である堂所山まで、20近くの小ピークを通過する
高尾山周辺では最も長いトレイルです。
地蔵峰(352m)
最初のピーク「地蔵峰(352m)」にはお地蔵様がいらっしゃいます。
愛宕地蔵尊と書かれた山頂標識がありました。
唐沢山(392m)
唐沢山と熊笹山の中間には「甲州街道(荒井 摺差バス停)」・「御主殿の滝」
それぞれ方面への道があります。
熊笹山(530m)
周辺に少しだけ笹が出てくると熊笹山の山頂へ
富士見台(558m)
植林帯が続き展望が無い北高尾山稜ですが、
富士見台の山頂にはテーブルやベンチがあって、少しだけ開けています。
その名の通り富士山が見えるそうですがこの日は残念ながら望めず。
近くに見える尾根は奥高尾縦走路でしょうか。
富士見台より
富士見台からは堂所山へと続く北高尾山稜と、
八王子城山(八王子城跡)への分岐があります。
杉沢ノ頭「峰ドッケ」(547.55 m)・三等三角点(材木沢)
三等三角点がある杉沢ノ頭(峰ドッケ)からは幾つもの小ピークが連なります。
高ドッケ(560m)
さらに「高ドッケ」へ、
北高尾山稜コースには尖った場所という意味「ドッケ」の名がついたピークが多くあります。
ここまで一人の登山者に会うこともなく、静かな道が続きます。
板当山(562m)
山頂標識が無い板当山を経て「滝の沢林道」と並走する「板当峠」へ
分岐からは小下沢方面へのルートもあります。
狐塚峠(501m)
狐塚峠からも同様に小下沢方面へのルートとの分岐があります。
杉ノ丸(612m)
「杉の丸」と呼ばれるピーク、
木々の間からは遠くに八王子の街を望むことができます。
黒ドッケ(621m)
「黒ドッケ」には「夕やけ小やけふれあいの里」への分岐
湯ノ花山まで急登を登り返します。
湯ノ花山(別名 ツツジ平)(615m)
大嵐山(583m)
大嵐山から少し先の鉄塔からは「奥高尾縦走路」
(景信山~陣場山)の景色が望める場所があります。
三本松山(611m)
関場峠(549m)
「小下沢林道」の終着点となっている関場峠
堂所山(733m)
この「堂所山」までが「北高尾山稜コース」で
ここからは「奥高尾縦走路」と呼ばれています。
「奥高尾縦走路」(高尾山〜小仏城山〜景信山〜堂所山〜陣馬山〜醍醐丸〜市道山〜臼杵山)
とは高尾山から北西に連なる尾根のことです。
ほぼ全線にわたり東京都と神奈川県の県境を縦走するルートで、
東京都八王子市、西多摩郡檜原村、あきる野市と神奈川県相模原市の境界上にあります。
また全線が「関東ふれあいの道(首都圏自然歩道)」となっており、
高尾山から小仏城山間については「東海自然歩道」との重複区間となっています。
堂所山
堂所山(どうどころやま)は、東京都八王子市と神奈川県相模原市との境界にある標高731.0mの山。東京都立高尾陣場自然公園に指定されており、奥高尾縦走路上の山としても知られる。
赤岩山(721m)
堂所山から明王峠までの道はアップダウンも少なく歩きやすい道に変わります。
人気の奥高尾縦走路へ入るとすれ違う登山者の数も多くなって来ました。
しばらく進むと伐採がされ見通しの良い「赤岩山」山頂へ
また、山頂下の底沢峠からはJR相模湖駅や陣場高原下バス停への分岐があります。
明王峠(739m)
広いスペースがある明王峠では多くの登山者が休憩しています。
ここからもJR相模湖駅方面へのルートがあります。
明王峠にある茶屋は閉まっていますが、繁忙期には営業するそうです。
またここには景信山から陣場山間に唯一トイレも完備されています。
陣場山(854m)
陣馬山のシンボル白馬像がある山頂付近では多くの登山者。
北条氏を攻めた武田氏が陣を張った場所であることから
陣場(馬)山と言われるようになったとされています。
山頂からは、丹沢山系と富士山、北は奥多摩の山々、
神奈川市内や東京の街並みなどの360度の素晴らしい展望が広がります。
陣馬山
陣馬山(じんばさん)は、東京都八王子市と神奈川県相模原市緑区との境界にある標高854.8mの山である。従来は陣場山の字が使われた。
関東山地(秩父山地)の東縁に位置する山で、広く平坦な頂上のため陣馬高原とも呼ばれる。東京都立高尾陣場自然公園、および神奈川県立陣馬相模湖自然公園に指定されており、関東の富士見百景、かながわの景勝50選および八王子八十八景に選ばれている。また奥高尾縦走路、桜の名所の山としても知られる。
名前の由来は、北条氏の滝山城を攻めた武田氏が陣を張った「陣場」説、カヤ刈場であったことから「茅(チガヤ)場」から音が変化したとの説、馬の陣を張ったことから「陣馬」の文字が使われた説とがある。
1960年代後半に京王帝都電鉄(現:京王電鉄)が、観光地として売り出すために山頂に白馬の像を建てて象徴化した。
山頂にトイレはあるが水場は無い。売店は信玄茶屋、富士見茶屋、清水茶屋がある。売店の営業時間は9時頃~夕方で、平日の営業縮小・定休日・冬期休業などがある。
北側の展望
北側からは生藤山の背後に三頭山や雲取山
大岳山といった奥多摩や秩父山系の山々
ここから先「奥高尾縦走路」は和田峠〜醍醐丸〜市道山〜臼杵山と続きます。
清水茶屋
陣場山の山頂には3つの茶屋があり、西側にある清水茶屋は平日でも営業しています。
また、山頂白馬像の近くには「富士見茶屋」、北側には「信玄茶屋」とトイレがあります
南側の展望
この日は雲が多く霞んでいましたが
晴れた日には丹沢山系や富士山の展望があります。
陣馬山を後にして、
先ほど歩いてきた「奈良子峠〜明王峠〜底沢峠」と戻り
堂所山手前の分岐から景信山方面へ
これまでとは変わって、多くの登山者・トレイルランナーとすれ違います。
人気のルートは幅が広く、地面もよく踏み固められているためとても歩きやすいです。
景信山(727.25m)
景信山(727.25m) へ、
広い山頂にはトイレや茶屋があり、景色も良いため多くの登山者が休憩しています。
山名の由来は、北条氏照の重臣 横地景信が小仏峠付近にあった
景信山烽火台を警護する責任者だったからという説や、
豊臣軍が小田原攻めの際に八王子城から尾根沿いに逃げたというなど諸説あります。
景信山
景信山(かげのぶやま)は、東京都八王子市と神奈川県相模原市との境界にある標高727.1mの山である。
東京都立高尾陣場自然公園および神奈川県立陣馬相模湖自然公園に指定されており、奥高尾縦走路上の山としても知られる。
名前の由来は、北条氏照の重臣横地景信が守護していた場所であるとか、武田氏の情勢を窺うための出城を築いた場所である、など諸説ある。
三等三角点(景信山)
山頂より、歩いて来た北高尾山稜の尾根と関東平野
広々とした山頂には、ベンチとテーブルが幾つも並んでいます。
目の前に景色を堪能しつつ、ゆっくりと休憩を取ることができます。
また2軒の茶屋「三角点かげ信小屋」「景信茶屋青木」があり、週末のみ営業しています。
定番の「なめこ汁」や「山菜の天ぷら」はぜひ味わいたい所です。
高尾山
小仏城山
小仏城山と高尾山へと続く奥高尾縦走路
明治天皇小仏峠御小休所碑
小仏峠(548m)には明治天皇小仏峠御小休所碑が建っています。
ここから少し登り小仏城山(城山)へ
小仏城山(670.41 m)・ 四等三角点(小仏城)
小仏城山(城山)
城山(しろやま)は、東京都八王子市と神奈川県相模原市緑区との境にある山である。他の城山と区別するために、小仏城山(こぼとけしろやま)と呼ぶこともある。標高670.3m。高尾山に隣接している。
東海自然歩道、奥高尾縦走路、関東ふれあいの道が通る山でもあり、多くの登山者に登られる山である。この山と隣の景信山との間にある峠が甲州街道の関所が置かれた、小仏峠である。名前は、戦国時代以前に小規模な山城であったことに由来する。山頂にはNTTの電波中継塔がある。
城山には「城山茶屋」と「春美茶屋」という2軒の茶屋が背中合わせで立っています。
実は「城山茶屋」は神奈川県「春美茶屋」は東京都、
なんと2軒のお店は県境線上に建っているそうです。
ここも名物は「なめこ汁」に「おでん」、また夏には「かき氷」も人気のようです。
高尾山自然休養林
小仏城山(城山)先の分岐から一旦、奥高尾縦走路を離れ南に並走する尾根へ、
「雷岩山(560m)春日山(549m)」と経て大垂水峠(391m)まで下ります。
大垂水峠から先は「南高尾山稜コース」となりますが、
ここから目的の「高尾山」に向かいます。
「一丁平園地展望デッキ」まで戻り奥高尾縦走路に再び復帰し山頂を目指します。
高尾山(599.30m)・二等三角点(高尾山)
高尾山の山頂には多くの登山者(観光客)
山頂標識の写真を撮るにも順番待ち状態です。
山頂広場の中央には高尾山周辺の自然についての情報を提供している
「高尾ビジターセンター」がある他、数件の茶屋があり多くの人で賑わっています。
高尾山
高尾山(たかおさん)は、東京都八王子市にある標高599メートル(m)の山。明治の森高尾国定公園及び東京都立高尾陣場自然公園に位置。東京都心から近く、年間を通じて多くの観光客や登山者が訪れる。古くから修験道の霊山とされた。
高尾山山頂より
高尾山から再び大垂水峠(391m)へ戻り、
国道20号線に掛かる陸橋を越えると「南高尾山稜コース」へと入ります。
ここは東京都~神奈川県の県境を歩くルートで、大小7つものピークを越えるコースですが、
展望ポイントが多く飽きることなく歩くことができます。
大洞山(536m)
大垂水峠からは北斜面の急登を登ります。
神奈川県の赤馬方面との分岐を過ぎ、南高尾最高峰の「大洞山」へ
コンピラ山(514m)
コンピラ山(金比羅山)の山頂にはテーブルや椅子、手作りのザック掛けなどがあり、
高尾山を正面に眺めることが出来ます。
中沢山(494m)
中沢峠を経て中沢山へ山頂には立派な観音菩薩像があります。
見晴台より
南高尾山稜一番の展望ポイント「見晴台」からは津久井湖や丹沢の山々、
大室山の隣に富士山を望むことが出来ます。
入沢山(490m)
南側の日差しが明るく、アップダウンも少ない道が続きます。
縦走路の各所には手作りのテーブルやベンチ、コンピラ山にもあったザック掛けがあり、
地元の人にとても愛されているルートだなと感じました。
東山(460m)
入沢山(490m)と東山(460m)は南高尾縦走路から少し外れた所にありますが、
展望も良く、同様に手作りベンチがあり休憩適地でもあるので立ち寄ると良いでしょう。
西山峠(430m)
西山峠からは国道20号線にある山下バス停へのルートがあります。
泰光寺山(474m)
泰光寺山の手前には尾根道と巻道の分岐があり
巻道を通ると山頂は通過しません。
ここから先、さらに尾根道と巻道の分岐が何箇所かあり、
その先には南尾根の名所でもある「フクロウの木彫像」がある広い休憩スペースに出ます。
三沢峠(405m)
この「三沢峠」は「南高尾山稜コース」と「東高尾山稜コース」の分岐
ここからは早朝通った四辻まで続く「東高尾山稜コース」に合流します。
榎窪山(420m)
登山道の途中、あまりピークらしくない「榎窪山」を通過
この先の分岐からは城山湖方面へのルートがあり、
さらに先の「ふれあい休憩所」からは城山湖を一望できる東屋があります。
草戸山(364m)
草戸山は東京都八王子市と町田市、神奈川県相模原市の3つの市の境界線上のある山です。
相模原市の城山湖や町田市の大池沢青少年センターからなど幾つものルートがあり、
見晴らしの良い広々とした山頂には多くのハイカーで賑わいます。
町田市最高峰の草戸山の山頂には山之神(大山祇神)を祀る神社
今日の無事をお参りし、ここから大池沢青少年センターへ下山しました。