菰張山 (614m) 静岡県周智郡森町 (こもはりやま)




菰張山 (614m) 静岡県周智郡森町

菰張山林道 | 静岡県森町
http://www.town.morimachi.shizuoka.jp/kanko/shizen/haik10.html

周智郡森町の菰張山 (こもはりやま)へ

寝坊したので近場、森町ウォーキングコース12選から

森町ウォーキングコース12選『歩く森町』

アクティ森より、ゴールデンウィークなので混雑を予想していましたが、

意外と停められました。

吉川

森町の中心を流れる太田川の支流の一つがこの吉川です。
ここは鮎釣りの漁場として知られ、六月から九月頃までのシーズン中には
県内外から多くの釣り人が訪れます。
吉川は、とくに水質が清らかで、瀬や淵、岩場など変化に富んでいることから、
夏には川遊び、バーベキュー、秋には紅葉などが楽しめ、身近なアウトドアライフ
体験ゾーンとして人気を集めています。
ここより少し上流の淵には森町唯一の吊り橋がかかっており、
一つの景観になっています。
吉川には川遊びのメッカ重兵衛<じゅうべえ>淵、一枚岩の釜<かま>淵、
竜伝承のある毘沙門<びしゃもん>淵、渓谷美の銚子<ちょうし>の淵など
川沿いに遡ればいろんな景観が楽しめます。

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新緑の季節、緑がきれいです。

アクティ森から2km以上は車道を歩きます。

新下田橋 前から道が二手に分かれます。

廃寺跡はよく見ますが神社の跡は初めてです。

曲尾の清水(まがりお)

静岡県湧水百選に選ばれた湧水。
下田<しもった>から林道曲尾線に入り、ほの暗い林の中、
沢沿いの道をひたすら北上すると、左側に八幡神社の後が現れます。
白い岩とカシの巨木が静かにたたずんでいる元神社から約一キロ進み、
小さな橋を渡ると、右側の斜面から水が一筋、トイを伝って流れ出ていて、
コップも置かれ、水をくみに時どき人が訪れます。
林道のできる以前、山道だった昔からこの水は涌き出ていたといいます。
さらに北へ一キロほど行くと分かれ道。
進むと菰張山への分岐点を経て大河内へ、
左に進むと料理人研究施設「三鞍の山荘」を通り、中村に通じています。

整備された林道へ出ると、道が二手に分かれます。

山頂へは舗装されていない林道を折り返します。

菰張山(614.35m) 二等三角点(菰張山)

この地は武田軍との戦いに敗れた家康を逃がすため、

家康方の武将が菰を四方に張り陣に見せかけ

激しいしんがり戦を行なったことからその名がついたそうです。

菰張山 (こもはりやま)

標高六一四mの菰張山には徳川家康にまつわる民話があります。
武田信玄との戦いに敗れて逃げてきた家康は、この山頂でひと休みしていました。
この間に、ちりぢりになった家来たちが集まってきました。
やがてその中の一人の武将が進み出て、「殿は、ここからただちにお逃げください。
敵は近くにおります。それがしはしんがりをつとめます。」といい、家康を逃がすと、
付近の村から「こも」を集めてきて、四方に張り巡らし、名のある大将の陣営のように
見せかけ敵を迎え撃ちました。
数日後、村人達が、戦いで死んだ武士達を哀れみ、
敵・味方の別なくうめて、ねんごろに弔いました。
こもを張り巡らして戦ったことから、
この山は「菰張山(こもはりやま)」と名付けられました。

菰張山 山頂近くの展望ポイントより、

森町市街や遠州灘が見渡せます。

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県道399へ出ます。

日月神社 鍛冶島

祭神 大日霊名  誉田天命を合祀
祭礼は、毎年十月
慶長二十年(一六一五)に文明神として勧請し、
寛永六年(一六二九)十二月に再建の棟札、
さらにその後文政五年(一八二二)までに再建の棟札が十三枚残っています。
境内には樹齢百年以上の老杉が何本も生えており、
地域に大切にされている神社であることがうかがわれます。
近くには半夏生の群生地や水車小屋の跡があったり、
自然や昔の風情が感じられる地域です。

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