安平路山(2363.49m) 摺古木山(2168.89m)・大平宿
中央アルプス(木曽山脈)の主稜線にある「日本二百名山」の一座
安平路山(あんぺいじやま、標高 2363.49m)に登って来ました。
飯田市の大平宿(廃村)から北へ伸びる東沢林道の終点ゲート手前より
摺古木山~白ビソ山と経由しピストンしてきました。
摺古木山(すりこぎやま)
標高 2031m | 登山日 2024年8月12日 |
一等三角点(摺小木山)一等三角点百名山 | |
所在地 長野県木曽郡大桑村長野 |
白ビソ山(しらびそやま)
標高 2265m | 登山日 2024年8月12日 |
摺古木山 安平路山間のピーク | |
所在地 長野県木曽郡大桑村長野 |
安平路山(あんぺいじやま)
標高 2363.49m | 登山日 2024年8月12日 |
日本二百名山 信州百山 三等三角点(二ツ薙) | |
所在地 長野県木曽郡大桑村長野 |
難易度 ★★ オススメ ★★ | 登山口(ナビ検索) 大平宿 |
スタート地点(4:26)→摺古木自然園休憩舎登山口(4:26)→摺古木自然園休憩舎(6:02)→直登分岐(6:49)→摺古木山(7:12)→シラビソ山(8:26)→安平路避難小屋(8:53)→水場(8:56)→安平路山(9:34)→水場(10:09)→安平路避難小屋(10:22)→シラビソ山(10:55)→摺古木山(11:45)→直登分岐(12:06)→摺古木自然園休憩舎(12:34)→摺古木自然園休憩舎登山口(13:23)→ゴール地点(13:36) 所要時間 9時間9分 累積標高 1687m / 1697m 距離 26.2km | |
■安平路山は中央アルプスの南部、飯田市と木曽郡大桑村との境にある山。山頂は樹林とクマザサに覆われていて展望は利かないが、木曽側のガレの端から北アルプスが眺められる。雅で都風な名前だが、山名の由来は不詳。北部には伊那から木曽へ米を送ったことで知られる権兵衛峠があり、南には木曽峠(大平峠)、清内路峠など街道として人の往来があったが、安平路山付近には横断路などの記録はなく、仏塔・道祖神など山岳信仰登山の形跡も見当たらない 山頂から西に下った鞍部には平成2年に安平路小屋が建てられた。しゃれたログハウスで、北アルプスや乗鞍岳、御岳山、そして南アルプス南部の山並みが居ながらにして展望できるのでファンが多い。 登山コースは、古い民家が残されている大平(おおだいら)街道沿いのいろりの里、大平宿から東沢林道を歩き、摺古木(すりこぎ)山、シラビソ山を越えて登るのが唯一のルート(8時間30分)。北からの縦走の場合は越百山から7時間強で安平路山。 なお、南面の松川入ルートは、昭和44年8月、神戸の御影高校山岳部一行全員が蟻ノ巣小屋もろとも鉄砲水に押し流された谷。 ■摺古木山(すりこぎやま)は、木曽山脈南部の主稜線上にある標高2,169mの山である。 山頂は長野県飯田市と木曽郡大桑村の間にある。山頂には、一等三角点がある。 長野県道8号飯田南木曽線(大平街道)にある大平宿は、1970年(昭和45年)に集団離村して廃村になった。その宿場の建物などが保存され、自然体験などの宿泊施設となっている。そこから北に東沢林道が伸びており、その終点には摺古木山自然休憩舎がある。 |
東沢林道の終点ゲート
大平宿から東沢林道を約2.5km北上した地点にある「終点ゲート」
現在ここまでは轍が深く、普通車で向かうのは厳しい状態です。
少し手前の路肩よりスタートしました。
ゲートからさらに東沢林道を5㎞、450mほど登ると「摺古木自然園休憩舎」があり
ここが摺古木山への登山口となります。
摺古木自然園休憩舎
摺古木自然園休憩舎の前にはトイレもあります。
以前はここまで車で来れたようです。
登山口からすぐに登山道を覆い隠すような笹の道が続きます。
朝露でかなり濡れるため、レインウエアの着用がおすすめです。
花崗岩質でザレた道が続きます。
途中崩れたトラバース道や岩場などを通過します。
恵那山
正面に恵那山が見えるポイントより。
水が豊富な山で、登山道の何ヶ所かに水場があります。
直登・周回コースの分岐
分岐を直登コースへ、山頂手前では南側に展望が開ける。
奥に蛇峠山~大川入山~恵那山を望みます。
摺古木山(2168.89m)
一等三角点(摺小木山)
摺古木山の山頂には一等三角点、一等三角点百名山の一座として数えられています。
摺古木山までの道は比較的道は整備されており、
運が良ければ笹も刈られていることが多いそうです。
摺古木山から先は、笹が深くなります。 (訪れた時は高い所で2mほど)
ピンクテープも豊富に付いていますし、足元にはしっかりした登山道が付いているので、
見失わなければ快適に歩けます。
奥に越百山や南駒ヶ岳辺りの展望
木々越に南アルプスの展望
光岳〜池口岳〜中ノ尾根〜黒法師岳辺りが見えています。
たまに笹が短くなり歩きやすい区間もあります。
白ビソ山(2265m)
所々に綺麗な案内板が設置されています。
安平路の名の通り、傾斜も緩く笹さえ無ければ楽な山だと思います。
稜線上は木々が生い茂っているため、午後になっても笹は乾きません。
安平路山と避難小屋
避難小屋からは再び笹が深くなります。
倒木は少ないので安心して歩けますが、 油断しているとたまに痛い目をみます。
その後、歩きやすい区間が続き、山頂手前が本ルート上最も急登区間となります。
安平路山(2363.49m)
三等三角点(二ツ薙)
復路はガスで真っ白、来た道を戻り終了です。
大平宿
中山道と三州街道(伊那街道)を結ぶ大平街道の中間にある宿場町。
五平餅発祥の地といわれています。
現在は廃村し「いろりの里 大平宿」として建物が保存されています。
大平宿にも20台程度の無料駐車場があります。
細道やダート路が苦手な方はここに駐車するのが良いでしょう。
大平宿周辺案内図
摺古木山登山口 大平宿駐車場 (安平路山登山口)
駐車台数 20台
料金 無料
トイレ 有り
住所 〒395-0000 長野県飯田市上飯田7929
(住所は対面のからまつ屋のもの)
中央自動車道の飯田インターチェンジから右折し国道153号に入り、すぐ先の「飯田インター東」を左折します。2㎞先の「羽場公民館東」を左折したら直進し大平街道を進むこと17㎞、大平宿に到着します。道中は離合困難個所もある狭い道なので運転にはご注意ください。
大平宿から摺古木山自然園まで道(東山林道)が通じていますが、土砂崩れ等によって車が通行不可となることが多々あるので、事前に関係機関にて情報を確認してください。