富山 熊野神社・愛知県北設楽郡豊根村富山字大谷
愛知県北設楽郡豊根村富山字大谷、旧 富山村に鎮座する「熊野神社」へ
合併前まで富山村は日本で一番人口が少ない村として有名でした。
熊野神社の鎮座地は、集落を見下ろす八嶽山麓の南に面した斜面で
境内からは八嶽山への大谷 登山口も整備されています。
県道1号飯田富山佐久間線より
集落の最上部に熊野神社へと続く参道
鳥居
富山村指定文化財 熊野神社
祭神 伊邪那美命、速玉男命、事解男命、菊理媛尊
例祭日 1月4日「御神楽祭り」
正平元年(一三二四)に市原村を拓いた紀州田辺(現在の和歌山県田辺市)の田辺藤四郎国量は、その生国を落去する時、父の定偏が神前に祀られてあった幣を国量に与え「この御幣は霊亀二年(七一六)権現様を初めて熊野に迎えた時、当家の先祖がこの幣を以って、その地を潔め、熊野権現として移し奉ったものである。
熊野神社 拝殿
熊野神社は正平元年(1346年)3月2日、
熊野三社権現、八幡宮、春日大明神を迎え祀ったのが始まりという、
700年近い歴史を持つ神社です。
諏訪神社
天竜川水系に見られる「諏訪信仰」
塩の道・秋葉街道などと共に天竜川の水運交易と共に伝わりました。
富山村指定文化財 諏訪神社社殿
諏訪神社は、かつて富山村字大久保地内に鎮座する河内地区の神社であったが、昭和三十年佐久間ダム建設により社地が水没することとなったため、当熊野神社に合祀され、その社殿も現在地に移築したものである。
諏訪神社(祭神・建御名方命)の創建は明らかでないが、鎌倉時代より足利末期まで長野県諏訪大社の御狩神事に使われていた薙鎌を天龍川より拾い上げ、御神体として祀ったのが始まりと言れる。富山村教育委員会
境内社
遊歩道八嶽山線
神社の脇に八嶽山への大谷登山口