婆娑羅山(608.1m)・静岡県賀茂郡松崎町加増野




婆娑羅山(608.1m)・静岡県賀茂郡松崎町加増野

静岡の百山の一座 伊豆の「婆娑羅山」へ

三蓋山から続く猿山・長九郎山・婆娑羅山と続く支脈を婆娑羅山脈と呼ぶそうです。

弘法大師ゆかりの山で、婆娑羅三摩耶を 修した霊場であったのが山名の由来、

姥捨て伝説も残る山です。

中腹に高野山の末寺があったそうですが、現在の山中は踏み跡も薄く荒れています。

婆娑羅山(ばさらやま)

標高 608.1m 登山日 2020年3月7日
弘法大師由来の天城の隠れた名峰
所在地  静岡県賀茂郡松崎町加増野

難易度 ★★     オススメ  登山口(ナビ検索) 婆娑羅峠
婆娑羅峠(07:14)→婆娑羅山(07:57~08:00))→婆娑羅峠(08:32) 所要時間 1時間17分 累積標高 370m / 383m 距離 2.4km
■伊豆を南北に分けて万三郎岳から達磨山に延びるU字形の天城山稜、その南に派生する猿山、長九郎山、婆娑羅山と続く支尾根を婆娑羅山脈と呼ぶ。婆娑羅山は南伊豆の名峰として古くから知られていたようだ。山名は弘法大師の婆娑羅経に由来する。
■婆娑羅山は、その昔弘法大師が婆娑羅三摩耶を修した霊場で仏法有縁の地として知られ、「婆娑羅山」の名もそれから出ている。婆娑羅山の中腹の寺檀という地に堂が建てられて、高野山の末寺であったといわれる。急峻でかあつ不便でもあるため、応永三(1396)年僧哲○が鎮守の森に伽藍を再建した。これが加増野の婆娑羅報本寺である。
■ー
■ー

「静岡の百山」は、東部から西部、北部まで静岡県内の山が幅広く選ばれています。 叉、海岸近くの低山から南アルプスの3000mを越える山までバラエティーに富んでいます。 本自体は山名の由来、歴史など生活に密着した山の説明が中心で、登山のガイドブックではありません。 山の知識を深め、より楽しむための本です。

婆娑羅峠

県道15号、婆娑羅トンネル 横より

下田市と松崎町の境

松崎側のトンネル入り口手前より

採石場を横目に旧道へ向かいます

旧 婆娑羅隧道

この旧婆娑羅トンネルが竣工されたのは、

天城旧トンネルができた数年後だそうです

同じ石組みのトンネルですが、

こちはらほとんど脚光をあびておらず歴史の中に埋もれています

旧婆娑羅隧道手前より取り付く

とりおり赤テープがある程度、踏み跡の薄い山道

尾根まで出ると足場の悪いダートな直登

婆娑羅山(608.1m)山頂

三等三角点

唯一 途中の岩場より、南方面の展望

  • このエントリーをはてなブックマークに追加