高妻山(2353m) 五地蔵山(1998m)・戸隠牧場




高妻山(2353m) 五地蔵山(1998m)・戸隠牧場

戸隠牧場より

長野県と新潟県にまたがる日本百名山の一座の高妻山(標高2,353m)へ

戸隠連峰の最高峰で、その山容から「戸隠富士」という別名も持っています。

一不動避難小屋を経由する大洞沢ルートから下山は弥勒尾根で周回して来ました

高妻山(たかつまやま)

標高 2343m 登山日 2021年7月31日
戸隠連峰の最高峰
所在地 長野県長野市戸隠

五地蔵山(ごじぞうさん)

標高 1998m 登山日 2021年7月31日
高妻山 手前のピーク
所在地 長野県長野市戸隠

難易度 ★★    オススメ ★★★ 登山口(ナビ検索) 高妻山登山者駐車場
戸隠キャンプ場バス停(04:42)→戸隠牧場入口(04:50)→弥勒尾根コース分岐(04:58)→ゲート(05:06)→帯岩(05:55)→一杯清水(05:59)→一不動避難小屋(06:15)→一不動(06:18)→五地蔵山(07:05)→八観音(07:35)→高妻山(08:36~08:53)→八観音(09:38)→五地蔵山(10:01)→弥勒尾根1596m点(10:43)→弥勒尾根入口(11:22)→弥勒尾根コース分岐(11:38)→戸隠牧場入口(11:46)→戸隠キャンプ場(11:51)→ゴール地点G(11:56) 所要時間 7時間14分 累積標高 1486m / 1485m 距離 12.6m
■高妻山(たかつまやま)は、新潟県妙高市と長野県長野市に跨る標高2,353mの山。戸隠連峰の最高峰で戸隠裏山の一峰。日本百名山のひとつ。別名「戸隠富士」。戸隠キャンプ場から一不動避難小屋を経て山頂へ至るルートがあり昭文社発行の『山と高原地図 18.妙高・戸隠・雨飾』の設定コースタイムでは麓から山頂までは4時間以上の行程である。なお、戸隠山へも縦走路が延びている。2001年10月、戸隠キャンプ場から五地藏山へ至る尾根を経路とする新たな登山道(弥勒尾根新道)が整備され、戸隠キャンプ場から一不動避難小屋を経由せず五地藏山を経て高妻山へ至るルートをとることも可能になった。この登山道は、従来の一不動経由の登山道に比べて危険箇所が少なく、山頂までの所要時間も短縮することができる長野県発行の信州山のグレーディングでは4Dとなっており、「1泊以上が適当・危険箇所が多い」に分類されているが、ルート中に宿泊施設がないため、初心者や体力に自信のない人は入山を控えるべきである。
■広義の戸隠山は戸隠表山、西岳、高妻山を含む一連の岩山だが、その中で高妻山は群を抜いて高く、孤高を誇っている。少し離れて戸隠全山を見渡すと、その秀麗な姿は岩屏風の奥にかくまわれた、お姫様のように優雅である。高妻山に登るには、朝早く中社の宿か、戸隠のキャンプ地をたちたい。大洞沢を登り、一不動の小屋に着く。ここから二釈迦、三文珠と、高妻山の頂上に至るまで、石仏がササの陰に置かれている。途中に五地蔵山がある。ここから今登ってきた戸隠牧場や飯縄山、黒姫山が見渡され、ひと休みしたい所である。しかし戸隠姫のガードは堅い。一不動からいくつもの登り下りを繰り返した揚句、相当の疲労を覚えたころ、頂上直下の猛烈な急傾斜が始まる。深いネマガリダケの中を、まさに胸突八丁の急坂が山頂近くまで続くのである。頂上の一角に取り付くと、岩のごつごつした細い尾根となり、一挙に北アルプスの銀屏風が目に飛び込んでくる。頂上には修験道の山らしく、たくさんの鏡や剣が立ち並べられている。登山コースは、戸隠牧場から5時間弱、縦走は戸隠山の八方睨から5時間30分。高妻山から乙妻山へは往復2時間をさらに要する。
■ー

日本百名山』(にほんひゃくめいざん)は、小説家、随筆家の深田久弥の著した山岳随筆。文筆家で登山家でもあった本人が、実際に登頂した日本の各地の山から自身が定めた基準で、100座を選び主題とした随筆集。

高妻山登山者用駐車場

高妻山登山者用駐車場泊

広い駐車場と綺麗なトイレがあり助かります

戸隠牧場

キャンプサイトより戸隠山と九頭龍山

戸隠キャンプ場 戸隠山と九頭龍山

戸隠キャンプ場

標高1,200mの高原に位置する、総面積22haの日本屈指の充実した施設と規模のキャンプ場。さわやかな空気と大自然が満喫でき、熟練キャンパーはもちろん、林間学校やファミリーにも快適。場内の清流では、幼児から大人まで安全に思いきり「水遊び」が楽しめるほか、戸隠牧場の放牧風景を眺めながら、「ドッグラン」や「乗馬体験」、ヤギ・ウサギ・モルモットなどに触れ合える「小動物園」など、動物と遊べる施設もいっぱい。また、場内の水道は、冷たく美味しい戸隠の湧き水が味わえる自慢の名水です。

牧場より日の出

大洞沢沿い一不動避難小屋経由のルートを行きます

丁度 高妻山を登る登山者さんに会いご一緒させて頂きました

このルートはルートは大洞沢沿いに付けられており、

雨上がりの時などは増水して登れないことがあるそうなので要注意

滑滝

右側の長い鎖を使って登ります

帯岩

一枚岩の上部 右の滝を巻く

足場が悪いので要注意

氷清水

帯岩を越えた先、冷たくて美味しい氷清水

一不動避難小屋

戸隠山と高妻山への分岐にある一不動避難小屋

かつて戸隠の修験者は、戸隠山を表山

高妻山 乙妻山を裏山と呼び修行の場としていたそう

一不動避難小屋の利用方法、

緊急時にのみ利用可能とのことです

一不動

一不動、ここから十三仏巡りが始まります

五地蔵までは小さなピークを越えながらの稜線歩き

飯綱山、眼下に戸隠牧場 キャンプ場

二釈迦

二釈迦、この辺りは特に展望が良いです

五地蔵山

四普賢

五地蔵

五地蔵山、山頂の手前に名の由来「五地蔵」

五地蔵山(1998m)

ここからは晴れていれば黒姫山や妙高山が見えるそうです

六弥勒

地図上の五地蔵山 山頂は六弥勒になります

ここは弥勒尾根との分岐に当たります

七薬師

高妻山までアップダウンを繰り返す

八観音

九勢至

ここで高妻山の全景

九勢至を少し下ると山頂部直下の八丁ダルミ、

ここから約300mの最後の急登エリアに

一部ほぼ垂直の登り

浮石 ガレ場で滑りやすく落石にも注意

ヤマハハコ

十阿弥陀

ここまで一不動(避難小屋)〜二釈迦〜三文殊〜四普賢〜五地蔵〜

六弥勒〜七薬師〜八観音〜九勢至〜と繋いで来ました

さらに隣の乙妻山まで、十一阿しゅく〜十二大日〜十三虚空蔵と十三仏巡りが続きます

十三仏は初七日から三十三回忌までの忌日を司る13仏の総称です

高妻山 山頂部

高妻山(2353m)

二等三角点(高妻山)

十阿弥陀 付近

乙妻山 方面

五地蔵山を望む

下山時には大勢の登山者とすれ違いました

ホシガラス

下山は六弥勒の分岐から弥勒新道へ

笹が刈り取られていて歩き易い道です

ブナ仙人

弥勒新道 唯一の見所「ブナ仙人」

弥勒尾根登山口

最後に渡渉をして弥勒尾根登山口へ

雨が降るとここが渡れないそう

戸隠牧場

戸隠牧場

戸隠山麓、標高1,200mに135haにわたって広がる牧場。放牧されている乳牛や馬がのんびり草をはむ様子が見られるほか、場内の「ふれあい動物園」でウサギやヤギなどと遊ぶことができます。夏期シーズンには乗馬体験も。

住所 〒381-4101 長野市戸隠3694

電話番号 026-254-3581

営業時間 6月上旬~10月中旬・8:30~17:00(入場は16:00まで)

料金 入場料200円(小学生以上)※キャンプ場利用者は入場無料

H.P http://www.togakusi.com/camp/guide04.html

戸隠山の北東麓に広がる、

明治42年開場という歴史ある長野市営の公共牧場が戸隠牧場、

135haという広大な敷地があり、放牧期間の6月〜10月中旬には、

牛が草を食む牧歌的風景を見ることができます。

ふれあい広場

牧場内にあるふれあい広場では、ウサギ、アヒルなどに触れることが可能。

また戸隠森林植物園とは、片道50分の「ささやきの小径」で結ばれています。

当時の戸隠村が明治42年に国有林150haを借受けて開場したのが戸隠牧場。
生後6ヶ月以上の牛馬、綿羊を長野市内外の酪農家から預託を受け、牧草地に放牧する公共育成牧場です。
人工授精、自然交配なども行なっています。

戦時中には食糧不足から牧場は畑に転用されるという事態にも陥りましたが、昭和24年に牧場として復活しています。
現在では135ha(放牧地119ha)に、牛150頭、馬20頭程度が30軒前後の農家から預託されて、放牧されています。

キャンプ場内 カフェフルーリー

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