鋸山(329.14m) 乾坤山・関東ふれあいの道〜車力道
千葉県の鋸山に登って来ました。
金谷海浜公園から、 関東ふれあいの道〜車力道コースでの周回です。
日本寺への拝観は9時からなので、
有名な「地獄のぞき」や「日本寺大仏」等は見ることが出来ませんでしたが、
実際に目にする数々の石切場跡には圧倒されました。
天気が良ければとても展望が良い山なのでしょうが、
ガスっている様も廃墟感があって良かったです。
鋸山(のこぎりやま)
標高 329.14m | 登山日 2024年10月5日 |
一等三角点(鋸山) | |
所在地 千葉県安房郡鋸南町元名 |
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難易度 ★ オススメ ★ | 登山口(ナビ検索) 浜金谷駅 |
金谷海浜プール(5:40)→関東ふれあいの道・車力道分岐 下部(5:46)→観月台(5:53)→地獄のぞき(6:08)→石切り場跡(6:23)→切通し跡(6:31)→関東ふれあいの道・車力道分岐 上部(6:35)→東京湾を望む展望台(6:40)→鋸山(6:51)→東京湾を望む展望台(6:59)→切通し跡(7:04)→車力道上り口(7:12)→関東ふれあいの道・車力道分岐 下部(7:18)→房州大福温泉(7:20)→ゴール地点(7:24) 所要時間 1時間48分 累積標高 565m / 564m 距離 5.8km | |
■東京湾上から見たこの山は岩山で、山稜が鋸歯状に見えるので山名となったらしい。山中には行基開創といわれる日本寺がある。山麓から山頂まで遊覧道路が造られ、また金谷から山頂まではロープウェイもある。登山道は裏手の金谷からのコースが1本あるだけで、灌木帯から石切場跡につけられた道を登ってゆき、百尺観音の前に出る。もうそこは観光客が多く、瑠璃光展望台に登ると足下に東京湾が広がっている。海上を挟んで箱根、丹沢、奥多摩の連山の上に富士山を眺めることができる。南方には富山(とみさん)と房総半島が広がっている。下山は五百羅漢を見て、磨崖の大仏の前に出る。そこから日本寺境内を通って金谷に戻り、東京湾フェリーで浦賀へ帰るのも一興。浜金谷駅から観月台―百尺観音―五百羅漢―日本寺を経由し、金谷まで約2時間40分。山と溪谷オンラインより ■ー |
金谷海浜公園
浜金谷駅
JR東日本 内房線の浜金谷駅、千葉県の最西端に位置する駅です。
正面に鋸山、浜金谷駅前通りを登山口へ
鋸山案内図
分岐
中央の階段「関東ふれあいの道」へ
ちなみに、左は下山で使った「車力道コース」・右は行き止まりとなります。
「関東ふれあいの道」への階段をひと登りすると「観月台」に至ります。
この先の「あじさい広場」には綺麗なトイレもあります。
採石の山だけあって、 岩を加工した石階段が続きます。
東京湾に掛かる虹
石切場跡が見えてきました。
長年の採石の結果、山肌が鋸歯状に見えるようになったため、鋸山と呼ばれるそうです
雰囲気ある道が続きます。
分岐から一度、日本寺方面へ
少し登ると目の前に巨大な石切場、想像以上の大きさで圧倒されます。
切り通しに掛けられた階段を登り「ラピュタの壁」へ
ラピュタの壁
最大垂直面96m、絶壁の石切場跡です。
窓のように開いた横穴は、良質な石材を求めて地層に沿い、
奥へ切り進みできたものなんだそうです。
展望台の反対側にも石切場跡が続きます。
東京湾の対岸には三浦半島。
その向こうに富士山があるはずですが残念ながら見えません。
眼下にスタートした金谷の街を見下ろします。
この先「日本寺」の境内、拝観時間前のため折り返します。
「拝観時間 9:00〜16:00・拝観料 ¥700(大人)・¥400-(子供)」
先ほどの分岐まで戻り岩舞台へ
岩舞台
登山道から横道に入った場所は広く開けていて、
石舞台と呼ばれる採掘場跡になっています。
石切の歴史
鋸山の採掘は昭和60年まで続けられたそうですが、
最後まで採掘が続けられた場所が岩舞台と呼ばれています。
岩舞台にはかつて使われていたシャベルカーや、
岩を切断する機械などが放置されていています。
これは石切場と麓をワイヤーケーブル(索道)でつないだ運搬システムの跡なのだそうです。
ほんとに劇場の舞台のような場所、
実際にコンサートが開かれたこともあるそうです。
有名な安全第一の文字。
この文字の上までが手掘りによる採掘、上下で切断面が違うのがわかります。
岩舞台を後に、登山道に戻り山頂を目指します。
観音洞窟
吹抜洞窟
吹抜洞窟の内部へは立入禁止です。
鋸山(329.14m) 一等三角点(鋸山)
形基線測点
全国に14ヶ所しかない菱形基線測点があります。
鋸山案内板
車力道
下山は「車力道」で下ります。
一部に石畳の舗装が残っており、よくみると轍の跡もわかります。
「関東ふれあいの道」との分岐まで戻り、浜金谷駅へ戻り終了です。
鋸山と車力道