雲取山(2017m) 三峰山・三峰ルート




雲取山(2017m) 三峰山・三峰ルート

雲取山 / Wikipedia

東京都・埼玉県・山梨県の1都2県にまたがる日本百名山の雲取山

秩父市の三峯神社からのピストンコース

途中の白岩山とともに、三峯神社 奥宮である妙法ヶ岳へ三峰山の三山を巡り、

最後に三峯神社に参拝しました。

雲取山(くもとりやま)

標高 2017.13m 登山日 2018年11月25日
東京都最高峰の日本百名山 1都2県にまたがる山頂から望む絶景
所在地 東京都西多摩郡奥多摩町・埼玉県秩父市・山梨県北都留郡丹波山村

難易度 ★★★   オススメ ★★★ 登山口(ナビ検索) 三峯神社
三峯神社 駐車場(6:04)→霧藻ヶ峰(7:02→前白岩山(7:59)→白岩小屋(8:15)→白岩山(8:32)→雲取山荘(9:24)→雲取山(9:44)→白岩山(11:12)→白岩小屋(11:25)→前白岩山(11:41)霧藻ヶ峰(12:31)→妙法ヶ岳(13:04)三峯神社 駐車場(14:28) 所要時間 8時間24分 高低差 969m 累積標高 1683m / 1680m 距離 21.8km
■雲取山は秩父多摩甲斐国立公園のほぼ中央にあり、東京都の最高峰で日本百名山。山頂は東京都と埼玉県境の上にまたがっていて、少し南側に下った所は山梨県に接しているため、雲取山は1都2県にわたった山になります。
■三峯神社からの雲取山ルートは、霧藻ヶ峰、前白岩山、白岩山を越えるおよそ10km片道平均6時間の行程です。冬期間(12月~3月)は凍結のため通行制限するよう勧められています。
■三峯神社の「三峯(三峰)」とは、日本武尊が東征した東国を巡幸された景行天皇が、
雲取山・白岩山・妙法ヶ岳の3つの峯が美しく連なることをお聞きになり、「三峯山」と名付け「三峯宮」の称号を賜ったことに由来します。
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日本百名山』(にほんひゃくめいざん)は、小説家、随筆家の深田久弥の著した山岳随筆。文筆家で登山家でもあった本人が、実際に登頂した日本の各地の山から自身が定めた基準で、100座を選び主題とした随筆集。

三峯神社駐車場より


三峯神領民家


三峰千年の森

奥に見える家は三峯神領で実際に使われていた民家を

昭和54年に移築・復元されたもの

日の出前ですが 月明かりでライト要らず

少しづつ色づき始める

三峯神社からの雲取山のルートは

三峯神社 奥宮(妙法ヶ岳)への参道も兼ねています

途中、二の鳥居から奥宮方面と分岐します。

二股檜を過ぎ、

傾斜の無いブナ林を少し歩くと炭焼平へ


炭焼平

炭窯の跡も残っています

ここからもしばらくは平坦な道が続く


地蔵峠

ブナ林を抜け、少し登ると地蔵峠へ

名の通り、赤い前掛けをしたお地蔵様が安置されています。


霧藻ヶ峰(1523m)山頂

地蔵峠からほどなくして霧藻ヶ峰へ

「霧藻ヶ峰」は通称燕岩と呼ばれていた所ですが、

秩父宮様が昭和8年8月18日に登山された時に命名されたものです。

霧の中に揺れるサルオガセから得た発想、奥秩父的な地名です。


秩父宮ご夫婦のレリーフ

6月に開催される

奥秩父山開きはここで行われれるそうです


霧藻ヶ峰 休憩所

避難小屋に利用できる休憩所からは薪ストーブの良い匂い、

手前にはトイレもあります

休憩所前より望む和名倉山


落ち葉の道


お清平

霧藻ヶ峰から下った先「お清平(お経平)

悲恋に泣いた炭焼の娘お清の物語、

修験者が小石に経文を書いて埋めた、

まったく違う二通りの言い伝えのある場所です。


三峰雲取自然研究路 案内図

広々とした鞍部のお清平

かつてここには小さな小屋があったそうです。

ここから左に下れば太陽寺方面


前白岩の肩

お清平から前白岩の肩までは石灰岩の露出が多く

急勾配な尾根道が続くこのコース最大の難所


前白岩山(1776m)山頂

前白岩山からは雲取山が見えます、

この辺りでちょうど中間地点になります

]


白岩小屋

前白岩山から下った先の白岩小屋跡

小屋裏には展望場があり、

さらにここから15分程下った先には水場もあります

展望場より

どっしりとした和名倉山

ここからはタケカンバ林の急登

道も苔生してきました


白岩山(1921.2m) 山頂

武甲山・富士山・雲取山の良展望

このあたりには野生の鹿が生息しており

この日も5頭程の群に出会いました。


芋ノ木ドッケ

芋ノ木とは、ウコギ科の落葉高木のコシアフラのことで、

ドッケとは「突起」がなまった言葉

コシアブラの木の多い、とがった峰に付けられた地名

ここから200mほど下ります 階段や細い道が続きますが、

原生林の雰囲気がとても良い道です

東京都入り

雲取山も近くなってきました


大ダワ

山と山の間の鞍部をタルミ、あるいはダワと呼び、

奥秩父には他にも「三条ダルミ」などの地名があります。

大ダワからは男坂と女坂へ分岐

ゆるやかな勾配の女坂へ、この辺は笹の道

男坂へ合流、山荘が見えます


雲取山荘

小屋から100mほどで山頂へ


レリーフ

山頂を巻く道の分岐に祠


雲取山(1016m)山頂


一等三角点

東京都側の山頂には一等三角点

山頂は縦に長く、

避難小屋方面の展望が人気で人も多い

山梨県側の山頂標識

鴨沢からのルート

避難小屋より 東京方面

この日は天気も良く最高の展望でした

再び雲取山荘へ 奥に白岩山

今度は男坂

こちらの方が展望は良いです

途中にある小屋跡


両神山

奥秩父の北端、日本百名山の両神山(1723m)へ 鋸歯状の岩稜が連なり、古くから山岳信仰の対象とされていたそうです。両神山という不思議な名前は、伊奘諾・伊弉冊 2神を祀ったという説、竜神山・竜頭山(りょうかみさん)、または八日見山(ようかみさん)からという説などがあります。

炭焼平を過ぎた所の分岐から

分岐を三峯神社 奥宮 (妙法ヶ岳)へ

合流に東屋と三の鳥居

巨大な磐座のような岩尾根

最後に鎖場


三峯神社 奥宮

埼玉県秩父市三峰、秩父神社・宝登山神社とともに秩父三社と呼ばれている三峯神社。三峯(三峰)とは、白石山、雲取山、妙法ヶ岳の三山のことで奥宮がある妙法ヶ岳の西側の山腹に鎮座します。 狼を守護神とし狛犬の代わりに神社各所に狼の像が配されています。


妙法ヶ岳(1329m) 山頂

三峯(三峰)とは、白石山、雲取山、妙法ヶ岳の三山のこと

最後の奥宮で三座を巡ることができました。

山頂より望む白石山と雲取山


奥の院 一の鳥居

静かな参道を抜けると

賑わう神社前へ

最後に三峯神社に参拝

有名な三ツ鳥居

狛犬ではなくて山犬(狼)がいます


隋身門

埼玉県秩父市三峰、秩父神社・宝登山神社とともに秩父三社と呼ばれている三峯神社。三峯(三峰)とは、白石山、雲取山、妙法ヶ岳の三山のことで奥宮がある妙法ヶ岳の西側の山腹に鎮座します。 狼を守護神とし狛犬の代わりに神社各所に狼の像が配されています。


拝殿

三峯神社 由緒

日本武尊が東征した東国を巡幸された景行天皇が、
雲取山・白岩山・妙法ヶ岳の3つの峯が美しく連なることをお聞きになり、
「三峯山」と名付け「三峯宮」の称号を賜ったことに由来


奥宮 遥拝所

遥拝所より望む、奥宮(妙法ヶ岳)

三峯神社から、霧藻ヶ峰・白岩山・雲取山

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