比叡山 延暦寺 無動寺 明王堂




比叡山 延暦寺 無動寺 明王堂

天台宗総本山 比叡山延暦寺H.P
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無動寺 明王堂 は千日回峰で堂入りを

ケーブルカー 延暦寺駅脇、無動寺への参道鳥居があります。

「大辯才天女」の扁額、無動寺谷へはここから約700mほど進んだ所、

本当は下から登ってきたんですが..

早朝にもかかわらず修行僧たちが雪かきをしていました。

僧坊に当たる法蔓院(ほうまんいん)を上から見上げる。

雰囲気に圧倒されます。

恥かしながら、ここが明王堂であると気がつかず

スルーしてしまいました。

階段を登りつめた所にあります。

千日回峰

千日回峰行とは、滋賀県と京都府にまたがる比叡山山内で行われる、
天台宗の回峰行の1つ。満行者は「北嶺大行満大阿闍梨」と呼ばれる。
「千日」と言われているが、実際に歩くのは「975日」で、
残りの「25日」は「一生をかけて修行しなさい」という意味である。

概要
7年間にわたって行う。1〜3年目は年に100日、4〜5年目は年に200日行う。
無動寺で勤行のあと、深夜2時に出発。
真言を唱えながら東塔、西塔、横川、日吉大社と260箇所で礼拝しながら、
約30 km を平均6時間で巡拝する。
途中で行を続けられなくなったときは自害する。
そのための「死出紐」と、短剣、埋葬料10万円を常時携行する。
蓮華の蕾をかたどった笠をかぶり、白装束、草鞋履きで行う。

堂入り
5年700日を満行すると、最も過酷とされる「堂入り」が行われる。
入堂前には行者は生き葬式を行い、無動寺明王堂で足かけ9日間(丸7日半ほど)
にわたる断食・断水・断眠・断臥の4無行に入る。
堂入り中は明王堂には五色の幔幕が張られ、行者は不動明王の真言を唱え続ける。
毎晩、深夜2時には堂を出て、近くの閼伽井で閼伽水を汲み、
堂内の不動明王にこれを供えなければならない。
水を汲みに出る以外は、堂中で10万回真言を唱え続ける。
堂入りを満了(堂さがり)すると、行者は生身の不動明王ともいわれる阿闍梨となり、
信者達の合掌で迎えられる。
これを機に行者は自分のための自利行から、衆生救済の化他行に入る。
6年目にはこれまでの行程に京都の赤山禅院への往復が加わり、
1日約60 km の行程を100日続ける。
7年目には200日行い、はじめの100日は全行程84 km におよぶ京都大回りで、
後半100日は比叡山中30 km の行程に戻る。

満行後
満行者で、無動寺谷明王堂の輪番職にある者は、
その後2〜3年以内に100日間の五穀断ち
(米・麦・粟・豆・稗の五穀と塩・果物・海草類の摂取が禁じられる)の後、
自ら発願して7日間の断食・断水で十万枚大護摩供(別名:火炙り地獄)を行う。
なお、満行者は京都御所に土足参内し、加持祈祷を行う。
通常、京都御所内は土足厳禁であるが、満行者のみ許される。
百日回峰行 (比叡山)を終えた者の中から、選ばれた者だけが行える。
Wikipedia より

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