苗場山(2145.23m)・小赤沢ルートより

日本百名山や花の百名山にも選ばれている「苗場山(なえばさん)」へ
長野県側からの最短コース「小赤沢ルート」より往復してきました。
約4km四方に及ぶ、広大な山頂域には高層湿原が広がり、
大小様々な大きなの池塘と、残雪の織りなす景色がとても素敵でした。
苗場山(なえばさん)
| 標高 2145.23mm | 登山日 2025年6月20日 |
| 日本百名山 花の百名山 一等三角点(苗場山) | |
| 所在地 新潟県南魚沼郡湯沢町三国 | |
| 難易度 ★ オススメ ★★★★ | 登山口(ナビ検索) 小赤沢3合目駐車場 |
| 裏小赤沢三合目登山口(3:59)→苗場山自然体験交流センター(6:09)→苗場山(6:12)→苗場山自然体験交流センター(6:16)→小赤沢三合目登山口(8:01)→小赤沢三合目登山口(8:02) 所要時間 4時間3分 累積標高 838m / 840m 距離 9.3m | |
| ■信越高原国立公園内にある山で、第4紀火山の安山岩類からなり、頂上部は多くの池塘を光らせた4km四方に及ぶ高層湿原を展開しており、その景観と特異な山容から、越後の名山として注目され、県内外の登山者に親しまれている。 頂上には保食神の青銅像や伊米神祠、苗場七柱大神などの石塔があり、昔から延喜式内伊米神社の奥ノ院として、農民や修験の登拝があったらしい。 文化8年に塩沢町の鈴木牧之(ぼくし)が、案内や従者ら12名を伴って登山し「苗場山は越後第一の高山なり、魚沼郡にあり登り二里という。絶頂に天然の苗田あり、依て昔より山の名に呼ぶなり、峻岳の巓に苗田ある事甚だ奇なり」と、その著『北越雪譜』に苗場山紀行を載せている。 登山道は上越新幹線の越後湯沢駅から清津川を渡り、和田小屋、神楽ヶ峰を経由する三俣コースや、三国峠に近い元橋からの赤湯温泉コース、飯山線の津南町から中津川を遡った秋山郷の金城山・小松原コース、小赤沢コースなどがあって、それぞれに苗場山の多様な側面を見せているが、交通、宿泊の便がよくて登山者に好まれているのは三俣コースで、マイカーを利用すれば、スキーシーズン以外は、和田小屋の徒歩20分手前の町営駐車場まで入ることができる。 かつてはブナの原生林をたどった登山道は、スキー場造成の伐開やリフト架設で昔の面影を失ったが、自然保護のため木道が敷かれて登山者に喜ばれている。 登山の対象としてよりもスキー場が有名で、苗場山を巡って民宿150軒、スキー場17カ所もの施設があり、ゲレンデに林立するスキーリフト群が山相を一変させた観がある。 一等三角点の頂上には、苗場山頂ヒュッテがあり、天然の苗田と見られた池塘群には、ワタスゲ、ヌマガヤに混じってヤマトキソウ、キンコウカ、ヒメシャクナゲなどの湿原植物が多彩で、その間にコメツガなどの低い針葉樹林が点在しており、木道に導かれた山上庭園の散歩が楽しい。もちろん上信越の山々をはじめとする展望も申し分ない。 三俣口8合目の神楽ヶ峰には、鈴木牧之の苗場登山を顕彰して、昭和15年に我が国登山界の元老である高頭仁兵衛氏らが、高さ3mの「天下之霊観」碑を建立したが、落雷か積雪の圧力かで折損放置されていたのを、平成3年に日本山岳会越後支部が、原型と同じ仙台石で霊観碑を再建している。 和田小屋からや約4時間30分で山頂に立つことができる。 (ヤマケイオンラインより) |
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小赤沢三合目駐車場
小赤沢三合目駐車場駐車台数 約80台~100台程度料金 無料トイレ 有り電波 無し登山ルート 苗場山(往復所要時間:6時間10分)苗場山の小赤沢コースの三合目にある小赤沢林道終点の駐車スペース(標高1310m)。アクセスは関越道の塩沢打田インターチェンジを下りて県道28号線の石打駅方面へ右折、魚野川を渡り国道17号線の高崎・湯沢方面へ左折し、石打駅入口を過ぎたすぐ先で国道353号線の野沢温泉・松之山方面へ右折する。山崎の交差点で国道117号線の長野・松之山温泉方面へ左折、5.8kmほど先の大割野の交差点で国道405号線の秋山郷方面へ左折、22kmほど先の小赤沢温泉街で苗場山登山道入口の案内板があるので右折、小赤沢川沿いの林道を登り詰めて上野原林道と合流してさらに奥へ進む。林道は全線舗装されており、駐車場の手前側にトイレが整備されているが冬期はいずれも閉鎖となる。
小赤沢三合目登山口
駐車場には公衆トイレが完備されており、駐車場までは全面舗装となっています。
苗場山へ登る最短のルートになり、コースタイム約登り約3時間30分、
下り約3時間で日帰りができるルートとなっています。
入山して直ぐに三合目の標識があり、その後一合ごとに標識が建っています。
ヤマツツジ
五号目(1580m)
四合目には水場があり、五合目くらいまでは緩やかな道が続きます。
雪解け水なのか、登り始めから足場がわるかったです。
登山道

七合目を過ぎた辺りから、
何ヶ所か残雪のトラバースがありました。
ミツバオウレン
イワカガミ
ショウジョウバカマ

八号目を越えると「坪場」と呼ばれる山頂域へ。

緩やかな山頂部には自然保護のために木道が掛けられています。
残雪が残る登山道

日当たりの良い場所では一足早く雪が解け、緑に覆われていました。
木道には所々に休憩のためのスペースがいくつも設けられています。
池塘の点在する湿原歩きは大変気持ちが良かったです。
苗場山神社との分岐近くより

まだ残雪の残る苗場山、山頂が近づくと木道は雪に埋もれてたり出ていたり。
山頂までは案内のロープを辿って登ります。

雪渓の入り混じった景色
登山道を振り返って

苗場山自然体験交流センター (苗場山頂ヒュッテ)が見えて来ました。
伊米神社 奥の院
この場所は伊米神社の奥の院とされています。
伊米神社は農業の神・水の神として古より人々の篤い信仰を集めてきたそうです。
伊米神社は新潟県小千谷市の伊米神社八幡宮と湯沢町三俣に里宮があります。
岩には苗場山の開拓者 大平晟氏のレリーフが埋め込まれていました。
山中に残る石碑
苗場山は、農耕の神様として祀られてきた歴史文化を持つ山です。
修験者たちによって苗場講が作られ、登拝し、豊穣を祈念したそうです。
現在も山中に見られる石塔等は講中が残したものといわれています。
苗場山頂ヒュッテ
苗場山自然体験交流センター(苗場山頂ヒュッテ)
電話番号 080-7183-4024(苗場山観光株式会社 予約ダイヤル)
受付時間 08:00~17:00
料金
大人 1泊2食11,000円、1泊1食9,000円、素泊まり7,000円
小人(小学生以下)1泊2食8,000円、1泊1食7,000円、素泊まり5,000円
小人(幼児) 施設利用料 1,500円 など
苗場山(2145.23m)
一等三角点(苗場山)

山頂に展望はありませんが南西方面に下った先にビューポイントがあります。
周辺には広く綺麗なデッキも設置されています。
山頂でゆっくり過ごし、来た道を戻ります。
右から佐武流山・白砂山・上ノ倉山・大黒山
中央(奥)に浅間山 右に草津白根山と横手山
雪解けと池塘

高山植物はこれからといった感じでした。
また季節を変えて来てみたいと思います。
中央に浅間山と外輪山 草津白根山や横手山

苗場山神社との分岐より
本来ならここから奥に北アルプスも見えるはずですが、
残念ながら霞んでいて見えません。

坪場まで戻って来ました。
右奥のこんもり聳えるピークの横に鳥甲山が見えます。
小赤沢三合目登山口まで下り、無事に下山しました。

