観音山(578m) 浜松市引佐町




観音山(578m) 浜松市引佐町

観音山少年自然の家
http://www.inh.co.jp/~kannonyama/

静岡県浜松市北区引佐町にある観音山へ

ここ観音山は静岡県西部地域の人には林間学校でお馴染みの山

この地域の人に「観音山」と言えば宿泊訓練と同義語です。

観音山少年自然の家よりスタートです。

実はつい数週間前に訪れたのですが学生が宿泊訓練中で

入口のゲートが閉まっていました。

登山口は石垣に掛かったハシゴからスタート。

山中はさすがに整備されていますが、

コースが入り乱れており、意外と迷いそうです。

山頂への案内板を目安に進みます。

緩やかな尾根沿いを登るの「星のひろば」に出ます。

子供の頃、ナイトウォークラリーでここまで来たような?

各所に番号が記されていますが、

施設で地図を貰わないと解りません。

至る所に木々や草花など品種の説明書きがあり楽しめます。

まんさく峠から右へ行くと頂上方面

左の富士見峠まで行ってみます。

この富士見峠も来た記憶があります。

しっぺい太郎伝説が残ります。

ここから少し離れた、磐田市に見付天神社という神社があります。

そこの妖怪を退治したしっぺい太郎終焉の地だそう。

最近では磐田市のゆるキャラ「しっぺい」で有名です。

執金坊(しっきんぼう)という山伏(修験者)がお堂を開いたそうです。

しっぺい太郎伝説

磐田見付の天神様に、お祭の夜、若い娘を差し出させ、
連れ去ってしまう怪物がいました。
怪物は信濃の光前寺のしっぺい太郎という犬を恐れていたが、
それを知った旅の僧が、光前寺からしっぺい太郎をつれてきて、
化け物退治をしたという伝説です。

退治を終えて光前寺に帰る途中に、ここ観音山で野宿をしました。
夜中に大蛇が出たので、太郎がかみついたのですが、
僧は自分を襲ったと勘違いをしてしまい太郎を殺してしまいました。
事実を知った僧は大変悲しみ、お堂を建てて死ぬまでここで太郎を供養したそうです。
しっぺい太郎が死んだ場所には、いろいろな説がありますが、
この辺りでは観音山と信じられ、太郎を祭っています。

観音堂

清水寺(せいすいじ)観音堂といわれています。
観音山はこの辺りでは最も標高の高い山(五七八メートル)であり、
南設楽と遠州に通ずる交通の要所として、また霊山として山岳信仰上、
領主近藤家より厚い庇護を受けていました。
この観音堂は執金坊(しっきんぼう)という山伏がお堂を開いたと伝えられていますが、
江戸時代には引佐三十三霊場の一つとして、
この辺りの人々が盛んにお参りをしていました。
昭和三十五年までは、管理人が住んでいる寺でしたが、
その後無人になると荒れてしまい、平成十年に取り壊されました。
現在はその跡地に清水寺と観音堂が分けて建てられています。
東側が清水寺、西側が観音堂です。

観音堂(清水寺観音堂)執金坊権現

かなり広い敷地でお寺があったことが想像できます。

頂上付近、木の根が張り巡らされた道、

登っているだけで楽しいです。

木の根の道から、岩場を登りきった所が頂上。

展望は残念ながらありません。

頂上から少し下がった所に展望台。

V字に切り開かれ、少しですが眺望がありです。

この日は誰ともすれ違いません。

そのままピストン。

7.7km 時間2時間40分(休憩40分)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加