油山寺 H.P http://www2.wbs.ne.jp/%7eyusanji/
静岡県袋井市の油山寺に行ってきました。
可睡斎・法多山尊永寺 とならんだ遠州三山の一つ。
真言宗智山派の寺院です。
昔、この山から油が出ていたので通称「あぶらやま」と呼ばれ、
十方信徒に尊信されてきました。行基大士御開山の後、天平勝宝元年に時の帝孝謙天皇が御眼病のみぎり
当油山寺に御眼病平癒の祈願が下され本尊薬師如来に祈願、
るりの滝水を加持し、天皇はこの霊水で御眼を洗浄なされ、
ひとえに薬師如来を尊信し玉うところ霊験あらたかに眼病が御全快し、
当山を勅願寺に定められました。以来千年の今日まで諸病全快、特に目の守護、眼病平癒のお寺として、
又、精神的には「心身安楽」心の病を癒し心眼を開く仏様として深く信仰されております。又、当山の守護神である軍善坊大権現は、足腰の病に霊験あらたかであるところから
油山寺は目の仏様、足の神様として日々全国から信者のご祈祷、参拝が後を絶えません。行基御作の薬師如来像は秘仏として本堂内陣の厨子に千古そのままに安置され、
軍善坊大権現はその左側にお祀りされております。爾来、歴代天皇はもとより諸大名の帰依はふかく、なかでも源頼朝公、
今川義元公は堂塔を建立されましたが戦国の兵乱、廃仏毀釈などを経て今日に至りました。一山境内五十町歩は千古の霊地、山川の美に恵まれ、峰の松風、
谷川のせせらぎ翠岩より落ちる滝の響きは孝謙帝の御世をあらためず
ご本尊薬師如来をはじめ山内諸天善神の御霊験、法灯はますます輝きを増し東海の古刹、
心の静養安らぎの寺として、又、遠州三山のひとつとして古の風情を今に残しております。
油山寺 H.P
油山寺 薬師本堂内厨子 (国指定重要文化財) 今川義元 寄進
太古の姿を残した自然林(極盛相)の静けさに心を休め
野鳥の声や谷川のせせらぎを聞きながらご参拝下さい。
油山寺 パンフレット
薬師本堂までの道のりは手入れされながらも原生林の面影を残す
参道を数十分かけて向かいます。
途中、古の昔 孝謙天皇眼病の、油山寺の薬師如来に懇願をかけられ
この滝の水を加持祈祷し、その霊水にて洗眼され、眼病全快された所以の滝です。