赤岩寺(せきがんじ)・愛知県豊橋市多米町
愛知県豊橋市にある高野山真言宗 赤岩寺(せきがんじ)
寺伝によれば奈良時代に行基が開き、
平安前期に空海の弟子によって再興され真言宗となったという
鎌倉時代には源頼朝の命により、三河の守護の安達氏により
堂宇が整えられ三河七御堂とひとつとして勢力を拡大したそうです。
仁王門
赤岩寺
愛染明王坐像 重文 像高103.1cm 玉眼 彩色 ヒノキ 鎌倉時代
阿弥陀如来坐像 県文 像高90.8cm 漆箔 ヒノキ 平安時代
伝聖観音立像 市文 像高102.8cm 漆箔 ヒノキ 平安時代赤岩山赤岩寺(あかいわさんせきがんじ)は762年(神亀3)行基(ぎょうき)によって開かれたと伝わる。平安時代に真言宗に改宗し高野山の末寺として栄えた。鎌倉時代には源頼朝の命により,三河の守護安達盛長(あだちもりなが)が保護して三河七御堂の一つとして勢力を拡大した。1913年(大正2)の火災で山門、本堂、愛染堂を除いて焼失してしまった。愛染堂の愛染明王坐像(あいぜんみょうおうざぞう)は,国の重要文化財に指定されており、冠を取り外すと中に4㎝ほどの小さな愛染明王像が104体も入っており,他に例を見ない貴重なものとされている。高さが95.6㎝,檜の寄木造である。
山門
山門に咲くハス
高野山真言宗 行基菩薩が聖武天皇の願いを受けて神亀3年(762年)に開いたと言われ、後に、高野山明王院の末寺となり鎌倉時代に入り、源頼朝が選んだ三河の名刹七ヶ寺の一つとなりました。国の重要文化財の愛染明王坐像をはじめ、寺の所蔵する寺宝展が毎年行われます。周辺は、落葉広葉樹や針葉樹の混合林になっていて春は、桜、新緑、秋には、紅葉が楽しめ、赤岩寺自然歩道では、一年中ハイキングが楽しめ心と体で自然を感じられます。
本堂
戦国時代の1573年に建てられたと伝えられる。
無量寿観音・鐘楼
薬師堂
愛染明王堂
国の重要文化財の木造愛染明王坐像が祀られています
鎌倉時代の作、一面三目六臂で、口を開けた獅子冠を戴く通形の愛染明王
昭和7年の修理の際、獅子冠内から愛染明王小像104躯、愛染明王名号などが発見された。
13世紀後半の東海地方を代表する像の一つである。
赤岩寺(せきがんじ)
住所/愛知県豊橋市多米町赤岩山4
TEL/0532-62-0012 *要予約
アクセス:豊橋鉄道東田本線「赤岩口駅」から東へ徒歩約20分
拝観料:志納
寺の裏山の山腹の愛宕権現社にある
赤い大岩があることから赤岩寺の名がついたとされる