東福寺・静岡県湖西市新居町浜名




東福寺・静岡県湖西市新居町浜名

静岡県湖西市新居町浜名、臨済宗方広寺派の寺院「東福寺」です

東福寺は仁和二年(886)に、薬師如来像と仁王像が漁師の網にかかり、

翌年賢嶺法印が薬師堂を建てたと伝えられています。

その後、建保五年(1217)に諸堂が建立され東福寺が開山しました。

歴代真言宗でありましたが永正17年(1520)東福寺中興開山、

松医活涛禅師が臨済宗に改宗しました。

その後、三世春岳智栄禅師が正保2年(1645)に大倉戸に東新寺を創立し

慶安4年(1651)に同寺の開山となっています。

明治37年(1904)に南禅寺派より分かれて現在の方広寺派となりました。

東福寺山門

湖西市指定有形文化財
木造金剛力士立像

東福寺山門に立つ金剛力士像は、江戸時代の安永八年(1779)開元で、松材、寄木造り、玉眼水晶製嵌入の筋骨隆々たる像である。通称「仁王」とも言われ、寺を守護する役割を果たしている。山門右側の阿形は口を開け、左手に独鈷杵を持ち、左側の吽形は口を閉じて立っている。
像高 阿形 ニメートル三十二センチ・吽形 二メートル三十五センチ
平成二十二年三月 湖西市教育委員会

東福寺 薬師堂

東福寺の縁起は薬師堂に始まります。仁和二年(八八六年)薬師如来と仁王像が海で漁人の網に入り仁和三年(八八七年)賢嶺法印が薬師堂を草創したと伝えられています。その後、承安元年(一一七一年)に三間半四面の堂宇が建立され建保五年(一二一七年)仏師運慶法印が薬師如来、脇侍仏、十二神将を制作奉納し諸堂を建立して東福寺開山となりました。 東福寺H.P

東福寺のマキ

東福寺のマキ

湖西市指定天然記念物
東福寺のマキ
瑠璃光山東福寺は、かっては真言宗の寺で現在は臨済宗方広寺派である。境内のマキの内二本が市指定天然記念物。このうち一本は雄株で、根廻り四・八メートル、目通り三・二メートル、枝張り十七メートル、樹高十五メートル。もう一本は仁王門東の雌株で、根廻り三・六メートル、目通り三・三メートル、枝張り十七メートル、樹高十三メートル。
平成二十二年三月 湖西市教育委員会

東福寺 本堂

東福寺 本堂

「東福寺は仁和二年(886)に、薬師如来像と仁王像が漁師の網にかかり、翌年賢嶺法印が薬師堂を建てたと伝えられています。その後、お堂が建てられ、建保五年(1217)に諸堂が建立され東福寺が開山しました。天平二年(730)のまた「紙本墨書大般若経巻五百二十八【市指定文化財】」は、この種のものでは県内最古ともいえる貴重な文化財です。東福寺の建物は何度か改築、修復されており本道と庫裏も平成に入り再建されたものです。」

橋本大般若経お経守

湖西市指定無形民族文化財
橋本大般若経お経守

この行事は、お経守(日ケ埼、若磯、杣川、高師山の代表者)が、各戸にお札を配って歩く、江戸時代から続く民族行事である。大般若経祈祷会が始まると、お経守の自宅から持ち寄った金襴の女帯とお札、経本一冊をお盆に入れ、羽織袴姿で各戸を回る。このとき、どの家に入るときも言葉を交わさず無言のまま座敷に上がり、床の間にお礼を置いてくる習わしになっている。
平成二十二年三月 湖西市教育委員会

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