乎那の峯(78m)・静岡県浜松市北区三ヶ日町下尾奈
猪鼻湖の西岸、天浜線奥浜名湖駅の西側にある小高い丘は乎那の峯(おなのみね)と呼ばれ、
万葉集に収められた歌の舞台にもなったそうです。
また静岡県天然記念物にも指定されているマンサクの群落池として有名です。
乎那の峯駐車場より
乎那の峯(おなのみね)と言う名前は、
万葉集に歌われたところから名付けられたようです。
マンサクが咲くこの場所は、三ヶ日町鵺代(ぬえしろ)という場所で、
自生地としては南限になるそうです。
乎那の峯(おなのみね)
猪鼻湖の西岸、天浜線奥浜名湖駅の西側にある小高い丘。季節移ろう自然の彩りを楽しむことができる。マンサクは2月中旬から下旬が一番の見ごろ。4月上旬には淡い八重の花弁の固有種・三ヶ日桜、5月はみかんの花の香りが漂う。頂上からの浜名湖の景色が気持ちいい。
<住所>
静岡県浜松市北区三ヶ日町鵺代
<駐車場>
台数 約6台
<アクセス>
東名高速道路三ヶ日ICから車で約20分
乎那の峯(78m)
乎那の峯(78m) 、どちらも同じ歌の万葉歌碑が2基あります。
「花散らふ この向つ峯の 乎那の峯の ひじにつくまで 君が齢もがも」
展望台より
樹高が高く展望が遮られてしまっていますが、
猪鼻湖越しの浜名湖とアクトタワーを望むこと出来ます。
鵺代のまんさく群落
静岡県指定天然記念物 (昭和四十六年八月三日指定)
根廻り三センチ~十九センチ、樹高一、五メートルのものが百三十株以上自然群生している。まんさくは「マンサク科」に属する落葉小高木で早春他花に魁けて先ず咲くのでこの名があると言われ、又この花のよく咲く年は豊年の兆しとも言う。下向き糸状の小花が群がり咲き一種の風情がある。葉はやや菱形で何れもひすみ葉脈が浮き出て面白い。この種のまんさくは南限にあるだけに珍しく早春松野下䕃に黄色の霞を漂わす様はやさしく美しい。
万葉遺跡 乎那の峯
三ヶ日町指定史跡 昭和十五年十一月二十五日指定
花散らふ この向つ峯の 乎那の峯の ひじにつくまで 君が齢もがも (東歌 巻十四 三四四八)
乎那の峯は「静岡県指定天然記念物鵺代のマンサク群落」の他、
「乎那の峯のマンサク群落」として「新・浜松の自然100選」にも指定されています。