蝙蝠岳(2865m)・二軒小屋より




蝙蝠岳(2865m)・二軒小屋より

静岡の百山を進める山業

二軒小屋より蝙蝠岳へ

徳右衛門岳(とくえんもんだけ)

標高 2598.98m 登山日 2022年6月30日
二軒小屋から蝙蝠岳へと向かう尾根上にある山 三等三角点(飛瀬)
所在地 静岡県静岡市葵区小河内

蝙蝠岳(こうもりだけ)

標高 2525m 登山日 2022年6月30日
静岡の百山の一座 三等三角点(中俣)
所在地 静岡県静岡市葵区小河内

難易度 ★★★★  オススメ ★★★ 登山口(ナビ検索) 沼平ゲート
(00:06)→中ノ宿吊橋(00:33)→聖沢登山口(01:24)→聖岳東尾根入山口(01:33)→牛首峠(01:43)→滝見橋(01:46)→二軒小屋ロッジ(03:20)→蝙蝠岳登山口(03:56)→中部電力施設(04:38)→徳右衛門岳(07:34)→四郎作ノ頭(08:39)→蝙蝠岳(09:30)→四郎作ノ頭(09:52)→徳右衛門岳(10:48)→中部電力施設(12:32)→蝙蝠岳登山口(13:13)→二軒小屋ロッジ(13:31)→滝見橋(14:05)→牛首峠(14:16)→聖岳東尾根入山口(14:20)→聖沢登山口(14:26)→中ノ宿吊橋(15:14)→青薙山登山口(15:14)→畑薙ダムゲート前(15:36)  所要時間 15時間55分 累積標高 3108m / 3112m 距離 71.8m
■2865mもの標高があるこの山が南アルプスのどの辺りにあるかというと、塩見岳のすぐ北側の北俣岳から南東に派生した尾根上にある。特に北俣岳から蝙蝠岳の間はハイマツと岩混じりの斜面のコントラストが美しく、紅葉のころは一段と鮮やかさを増す。この尾根はさらに南東にある徳右衛門岳を経て大井川の東俣、西俣が合流する所で消える。蝙蝠尾根と呼ばれ、南アルプスの静寂な山を志す岳人に親しまれている尾根である。
蝙蝠岳の山頂に立つてっとり早い方法は、塩見岳から往復するコースだが、空身でも3時間は充分かかるので訪れる人は少なく、その分、ゴミなど見当たらない。ここから眺める塩見岳は非常に大きく見え、迫力が増す。

もう1つの登山コースは、大井川の二軒小屋から蝙蝠尾根を登るもので、徳右衛門岳を経て6時間ほどの行程。 ヤマケイオンライン

■蝙蝠岳(こうもりだけ)は、静岡県静岡市葵区の赤石山脈(南アルプス)中部に位置する標高2,865 mの山。南アルプス国立公園内の塩見岳から南東に延びる枝尾根上にある。以前は大井川東俣から山頂付近まで林道が延び、盛んに木材の伐採が行われていた。「釜沢岳」の古称もあった。周辺の山域は特種東海製紙株式会社の井川社有林である。山頂部は森林限界のハイマツ帯の砂礫地である。

登山ルート、麓から離れた奥深い位置にあるため訪れる登山者は少ない。赤石山脈の主稜線の塩見岳から往復するか、南東の二軒小屋ロッジから徳右衛門岳(2598.52m、点名「飛瀬」三等三角点)を経て至る稜線上の登山道がある。

塩見岳からのルート 塩見岳 – 北俣岳

蝙蝠岳二軒小屋ロッジからのルート 二軒小屋ロッジ – 中部電力管理棟 – 徳右衛門岳 – 蝙蝠岳周辺の山小屋 登山口や稜線上には、山小屋とキャンプ指定地がある。

「静岡の百山」は、東部から西部、北部まで静岡県内の山が幅広く選ばれています。 叉、海岸近くの低山から南アルプスの3000mを越える山までバラエティーに富んでいます。 本自体は山名の由来、歴史など生活に密着した山の説明が中心で、登山のガイドブックではありません。 山の知識を深め、より楽しむための本です。

蝙蝠岳登山口

深夜12:00頃、新月近くでとにかく真っ暗な中

自転車で二軒小屋まで片道約27kmを移動 (後半ほぼ推してました)

二軒小屋から東俣林道を30分ほど北上し、蝙蝠岳への登山口へ

中電の施設

薄暗い中、道を見失いながら岩場の急登をよじ登る。

なんとか中電の施設まで来た時には、前日の寝不足からか既にフラフラな状態。

引き返そうとも思いましたが、時間はたっぷりあるので、

塩見岳までの計画を変更、蝙蝠岳までゆっくり登ることにしました。

千枚岳方面の尾根が朝焼けに染まる

白峰南嶺方面

P2509付近の水場

奥深い二軒小屋からのルートは訪れる登山者も極端に少ない。

その割には中電の移設以降、道はとても明確だった。

南アルプスらしい緑豊かな森を歩くとP2509付近には水場がある。

徳右衛門岳(2598.98m)

さらに次のピーク、

木々に覆われた徳右衛門岳(2598.98m)には2張り程のスペース

三等三角点(飛瀬)

この辺りまで来ると、

木々越しに悪沢岳や農鳥岳が見え、気持ちが高ぶってきます。

農鳥岳

展望地より蝙蝠岳

多少方向を変え、アウプダウンを繰り返しながら登って行きます。

途中、蝙蝠岳が真正面に見える展望地があります。

背の低いダケカンバになってくると森林限界はすぐ近く

抜けて目の前に富士山

荒川三山

西側にはドーンと悪沢岳と中岳、

遮るものがないこの角度からは新鮮で凄く良い

蝙蝠岳

さらに蝙蝠岳へと歩みを進めます。

ガスが発生すると迷いやすい広尾根で、至る所にケルンがあります。

白峰南嶺

振り返って白峰南嶺

奥から青薙山 稲又山 布引山 笊ヶ岳 生木割〜伝付峠付近まで

荒川三山(悪沢岳)

右から烏帽子岳に前小河内岳と小河内岳

蝙蝠岳への山頂まではガレ場が続きます

歩いて来た稜線

手前は四郎作ノ頭と呼ばれるピーク

荒川三山(悪沢岳)

仙丈ヶ岳 白峰三山

南嶺の先には櫛形山等、通称南アルプスフロントトレイル。

さらに天子山地と富士山

蝙蝠岳(2865.13m) 三等三角点(中俣)

山頂より 富士山と蝙蝠尾根

悪沢岳と中岳の間から赤石岳

小河内岳と烏帽子岳

塩見岳へと続く蝙蝠尾根

仙塩尾根の先に仙丈ヶ岳と隣に小さく鋸岳、

間ノ岳 農鳥岳 広河原岳の横に鳳凰三山も見えます

農鳥岳から続く白峰南嶺 広河原岳 大籔岳 白河内岳

白河内岳と笹山

キバナシャクナゲ

久しぶりに山頂でゆっくりと過ごしました。

名残惜しいですが戻ることにします

田代ダム

赤石ダム湖

赤石ダム

沼平ゲートに着いた途端大雨

ギリセーフでした

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