賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ) 下鴨神社 山城国一宮
下鴨神社 公式H.P
http://www.shimogamo-jinja.or.jp
賀茂別雷神社(上賀茂神社)へ参拝の後、
鴨川を少し下った所、高野川と合流する三角地点に
賀茂御祖神社、通称(下鴨神社)が鎮座します。
今回はこの京都でも最も古い神社へ訪れるのが目的でした。
共にユネスコの世界遺産「古都京都の文化財」の構成資産の一つです。
馬場
参道隣、緑の美しい一直線の道は馬場(ばば)と呼ばれています、
葵祭の前儀として毎年5月3日には流鏑馬の神事が執り行われます。
相生神社
下鴨神社の楼門そばに相生神社という縁結びの神さまが祀られています。
御祭神の神皇産霊神(かむむすびのかみ)は
縁結びの神、結納の守護神としてあがめられています。
めでたいことを「相生」といいますが、
この言葉は「相生社(あいおいのやしろ)」からできた言葉です。
正式名称を「賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)」という下鴨神社は、
京都を流れる鴨川と高野川に挟まれた三角地帯に位置します。
御祭神の賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)は
古代の京都山城を開かれた神さまです。
玉依媛命(たまよりひめのみこと)は賀茂建角身命のお子さまです。
下鴨神社の歴史は古く平安京が造営される遙か以前から神聖な場所だったのです。
例えば、崇神天皇七年(紀元前90年頃)に
神社の瑞垣の修造がおこなわれたという記録も残っています。
平安京の造営に当たって、下鴨神社で造営祈願が行われました。
以来、国民の平安をご祈願する神社と定められました。
玉依媛命のお子さん「賀茂別雷大神」は上賀茂神社の御祭神で、
下鴨神社と共に賀茂神社と総称され、
京都三大祭りの一つ葵祭(賀茂祭)が両社で催されます。
賀茂御祖神社(下鴨神社)
御祭神
賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと) 西殿
玉依媛命 (たまよりひめのみこと) 東殿ご神徳
賀茂建角身命は
世界平和、五穀豊穣、殖産興業、身体病難解除
方除、厄除け、入学、就職の試験などの合格、交通、旅行、操業の安全
玉依媛命は
婦道の守護神として縁結び、安産、育児文化財
本殿 西殿、東殿(国宝)
祝詞屋、幣殿、中門など多数(重要文化財)拝観料・拝観時間
下鴨神社は参観自由本殿参拝時間
夏時間 AM 5:30~PM 6:00
冬時間 AM 6:30~PM 5:00
特別拝観の十二単衣の着付などは有料(要予約)
午前10時~午後4時問い合わせ先
京都市左京区下鴨泉川町59
TEL:075-781-0010/FAX:075-781-4722駐車場あり
駐車料金30分 ¥150
舞殿
「舞殿」は下鴨神社境内の中央に位置します。
葵祭の時天皇の勅使が御祭文を奏上され東游が奉納される場所です。
(重要文化財)
中門
中門より先は撮影が禁じられています。
まず手前に二社、右左に二・三社
言社と呼ばれる干支別に別れた社があります。
そして中央の祭殿の裏には西・東の本殿が鎮座します。
橋殿
「橋殿」は御蔭祭のとき、御神宝を奉安する御殿です。
9月のお月見の時には名月管絃祭、
お正月の神事では神事芸能が奉納される社殿です。
(重要文化財)
細殿
「細殿」は、歌会、茶会などが行われる殿舎です。
平安時代の『神殿記』にも「細殿」の記録があり、
歴代天皇の行幸、上皇、法皇、院、関白の賀茂詣の時に、
歌会などが行われた社殿です。
(重要文化財)
御手洗社
御手洗社(みたらしのやしろ)は井戸の上に祀られることから
井上社とも言われます。
御手洗社から湧きだす清水で葵祭の斎王代の禊ぎや
土用の丑の日に行われる足つけ神事(御手洗祭り)が行われます。
御手洗池から湧き出るアワを人の型にかたちどったのが「みたらし団子」で、
ここが発祥の地とされています。
輪橋の前鳥居から、光琳の梅・下鴨神社中門を望む
神服殿
「神服殿」は、古来殿内の一室が行幸の時に玉座となった殿舎です。
夏、冬の御神服を奉製する御殿であったため、神服殿という名前がついています。
(重要文化財)
三井神社
「三井神社」は山城国『風土記』に「蓼倉里三身社」とある社で、
本宮の若宮(若々しいご神霊)としての信仰があり、
賀茂建角身命、玉依媛命、伊賀古夜媛命の三神がまつられています。
(重要文化財)
御朱印