赤城山(黒檜山) 1827.67m・黒檜山〜駒ヶ岳周回ルート
赤城山おのこ駐車場より
定番の黒檜山〜駒ヶ岳の周回ルートを歩いて来ました。
赤城山は、「日本百名山」「日本百景」の一つにも選ばれているほか、
榛名山・妙義山と並び、「上毛三山」の一つに数えられています。
赤城山は大きな火山体で、最高峰の「黒檜山(くろびさん)」を始め、
駒ヶ岳・長七郎山・鍋割山などの山々の総称です。
山頂一帯には、カルデラ湖の「大沼」・「小沼」といった湖や、
大洞赤城神社と呼ばれる赤城神社の総本宮が鎮座します。
黒檜山(くろびさん)
標高 1827.67m | 登山日 2024年11月8日 |
赤城山最高峰・日本百名山・三等三角点(黒檜山) | |
所在地 群馬県沼田市利根町根利 |
赤城駒ヶ岳(あかぎこまがたけ)
標高 1679m | 登山日 2024年11月8日 |
赤城山第二峰・外輪山 | |
所在地 群馬県桐生市 |
難易度 ★ オススメ ★★★★ | 登山口(ナビ検索) 赤城山おこの駐車場 |
赤城神社駐車場(12:43)→黒檜山登山口駐車場(12:46)→黒檜山登山口(12:52)→猫岩(12:59)→富士山展望台(13:12)→黒檜山大神(13:34)→赤城山(13:36)→黒檜山絶景スポット(13:51)→赤城山(13:56)→60歩絶景スポット(14:01)→大タルミ(14:13)→駒ヶ岳(14:20)→駒ヶ岳大洞登山口(14:46)→ゴール地点(14:47) 所要時間 2時間7分 累積標高 564m / 563m 距離 4.8m | |
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赤城山おのこ駐車場
赤城山おのこ駐車場
赤城山登山口(黒檜山・駒ケ岳)
住所 〒371-0101 群馬県前橋市富士見町赤城山2-24
駐車台数 約100台程(無料)
トイレ 有り
標高 1,350m
水場 有り
関越自動車道の赤城インターを出たら右方向(赤城山方面)へ、道なりに進むこと11㎞、赤城山方面へ左折して県道4号に入ります。その後は道なりで17㎞、赤城山の大沼(おの)東側にある赤城山周辺で一番大きな駐車場です。自転車、観光客、車中泊の人と、様々な人が自由に楽しんでおります。駒ケ岳の登山口はすぐそばで、駒ケ岳に向かう方面の土手には道ができています。
なお、黒檜山の登山口までは車道を歩いていかねばなりませんが、黒檜山登山口の駐車場には特に設備がないので、「おのこ駐車場」で準備を整えて向かう方が多いです。
大沼
赤城山おのこ駐車場よりスタート。
大沼(おの・おおぬま)周辺には売店やトイレがあり、登山や観光に大変便利な駐車場です。
広い駐車場ですが、休日はすぐに満車になってしまうので要注意。
赤城駒ヶ岳への登山口は道路を隔てすぐ目の前にありますが、
黒檜山登山口までは15分程度歩いた場所となります。
大洞赤城神社
大沼の半島状に突き出た場所に鎮座する「赤城神社」は、赤城山を神体山として祀ります。
麓には「二宮赤城神社 」・山腹に「三夜沢赤城神社」・山頂には「大洞赤城神社」
大別して赤城山一帯に三社あり、その中でも特に山腹の三夜沢赤城神社、
または山頂の大洞赤城神社が赤城神社の総本宮とされています。
黒檜山登山口
赤城山 黒檜山登山口駐車場
住所 〒371-0101 群馬県前橋市富士見町赤城山
駐車台数 約40台(無料)
トイレ 無し
水場 無し
標高 1,350m
上信越自動車道の赤城インターチェンジから県道70号および県道4号などを経由して26㎞、大沼の東側、赤城神社の駐車場の少し北側にあります。赤城神社の駐車場は参拝者専用、登山者は駐車禁止なので、山登りはこちらを利用してください。未舗装の駐車場です。トイレ等の設備は一切ありませんが、黒檜山登山口最寄り駐車場です。
準備をゆっくりしてから登山開始ということであれば、「おのこ駐車場」の利用をお勧めします。
大沼沿いの遊歩道を歩き、赤城神社の前を過ぎると、黒檜山登山口駐車場があります。
約40台程度駐車可能なスペースがあり、黒檜山への最寄りの駐車場となります。
黒檜山登山口からは岩場の急登が続きます。
足場が悪く、下りに不向きなため、黒檜山~駒ヶ岳を縦走する登山者の多くは
時計回りで周回することが多いそうです。
大沼と地蔵岳
登山道の所々に展望ポイントがあり、大沼と赤城一帯の山々を望むことができます。
左にスタート地点の「おのこ駐車場」、中央に大沼に突き出た赤城神社が見えます。
赤城山(黒檜山)標高1827.67m
分岐から数メートル歩いた先が、赤城山の最高峰「黒檜山(くろびさん)」の山頂です。
普段なら登山者で賑わう山頂ですが、この日は遅いスタートのためか貸し切りでした。
三等三角点(黒檜山)
広い山頂ですが、木々に覆われ展望はありません。
山頂から少し歩いた先に展望スポットがあるそうなので、行ってみることにしました。
黒檜山展望スポットより
山頂から笹に覆われた尾根を少し歩くと広いスペースへ。
西側と北側に大きく眺望が開けたスポットです。
左に霞んだ浅間山と中央に四阿山
中央に谷川岳
武尊山〜至仏山
東側の展望
東側には木々がありますが、岩の上から日光方面の展望が望めます。
燧ヶ岳〜会津駒ヶ岳〜日光白根山〜皇海山〜男体山
山頂を後しにて、分岐の先には神社がありました。
御黒檜大神と刻まれた岩とお社が祀られています。
この先、駒ヶ岳まで展望の良い尾根を下ります。
中央には地蔵岳(1674m)と大沼、左に小沼も見えます。
駒ヶ岳(1685m)~長七郎山(1579m)
いちど大ダルミと呼ばれる鞍部まで下ります。
展望が良いので、所々で足が止まってしまいます。
大ダルミ(1619.7m)
大ダルミからは数十メートルを登り返し。
階段で整備され大変登りやすいルートです。
駒ヶ岳(1679m)
標高1685mの駒ヶ岳は赤城山の外輪山で二番目に高い山です。
狭いですが展望の良い山頂でした。
大沼の見える角度が変わって、
鈴ヶ岳(1565m)など赤城の山々、奥には浅間山〜四阿山が見えています。
関東平野の隅
この日は霞んで見えませんでしたが、富士山や筑波山も見えるそうです。
小沼方面も徐々に近づいて来ました。
この先も気持ちの良い稜線が続いており、ついつい歩きたくなってしまいます。
そうこうしているうちに分岐へ、機会があれば再訪したいと思います。
分岐からおのこ駐車場へ下ります。
途中、幅の狭い鉄製の階段が続くルートで、すれ違いに手間取りました。
全体的にはやはりこちらを下山で使う登山者が多いようなので、
流れに乗るためにも、周回の際は時計回りをおすすめします。