岩本山(192.3m) 明星山(224.4m) 羽鮒山(320.7m)・實相寺より
富士市〜富士宮市の低山巡りへ
今回巡ったどこの山頂にも公園や展望台があり、
低山ながら、間近に富士山を望む展望が素晴らしかったです。
また、羽鮒山では一等三角点を踏み、
ここで静岡県内にある一等三角点を全て周ることが出来ました。
帰路は、富士山本宮浅間大社や世界遺産センターを観光し、
富士宮駅から竪堀駅まで身延線で戻りました。
岩本山(いわもとやま)
標高 192.34m | 登山日 2025年1月23日 |
岩本山公園 二等三角点(岩本山) | |
所在地 静岡県富士市岩本1601 |
小明星山(こみょうじょうやま)
標高 179m | 登山日 2025年1月23日 |
明星山小ピーク | |
所在地 静岡県富士宮市星山 |
明星山(みょうじょうやま)
標高 224.36m | 登山日 2025年1月23日 |
明星山公園 四等三角点(明星山) | |
所在地 静岡県富士宮市星山 |
羽鮒山(はぶなやま)
標高 320.71m | 登山日 2025年1月23日 |
一等三角点(羽鮒村) 羽鮒山展望台 | |
所在地 静岡県富士宮市羽鮒 |
森山(もりやま)
標高 261m | 登山日 2025年1月23日 |
森山大神宮 | |
所在地 静岡県富士宮市西山 |
白尾山(しらおさん)
標高 231.55m | 登山日 2025年1月23日 |
白尾山公園 四等三角点(展望広場) | |
所在地 静岡県富士宮市野中 |
難易度 ★ オススメ ★★ | 登山口(ナビ検索) 實相寺 |
實相寺(7:42)→岩本山(8:00)→明星山(8:31)→羽鮒山(9:46)→森山(10:23)→富士宮やきそば学会アンテナショップ(12:16)→駿河国一宮 富士山本宮浅間大社(12:20)→富士宮やきそば学会アンテナショップ(12:41)→富士宮駅(13:25) 所要時間 5時間42分 累積標高 1007m / 931m 距離 27.8km | |
■岩本山(いわもとやま)は、静岡県富士市岩本にある標高193mの山。山頂に岩本山公園が存在する。富士市の西側、岩松地区に位置し、山頂は岩本山公園として整備されている。公園の他、実相寺、ゴルフ練習場、射撃場、老人養護施設なども存在する。 山の東・南側斜面の多くは茶畑や、温州みかんなどの果樹園として利用されている。富士川と面する西斜面は岩肌であり、手付かずの自然が残る。東側には岩本山団地などの居住エリアがあり、北側は富士宮市の明星山と接する。 山腹では富士山が裾野まで見える場所が多く、茶畑を前景にした富士山の撮影ポイントとしても知られている。4月上旬には山肌のいたるところで桜が咲き、山全体がほんのり桜色に染まる。 ■ー |
實相寺 仁王門
岩本山 實相寺
所在地 〒416-0901 静岡県富士市岩本1847
駐車場 約50台
宗祖日蓮大聖人が、一切経を閲読し、『立正安国論』執筆の構想をねった寺である。もとは天台宗の寺で、久安元年(1145)鳥羽上皇が比叡山横川の智印法印に命じて創建した。円珍が唐から持ち帰った一切経が納められていた。宗祖当時は49院50坊を数えたという。
宗祖が鎌倉で法華経の弘通活動を初めてまもなくの頃、 異常気象や地震がおこり、疫病がはやって天地が乱れていたため、その原因と対策を究明するため当山の一切経蔵に入蔵して閲読し災害から諸人を救済する方策を『立正安国論』にまとめあげた。
宗祖入蔵のおり、学頭智海法印が宗祖に帰依して日源の名を賜わり、全山あげて日蓮宗に転じた。また、この時、のちの六老僧、日興・日持はここで宗祖と師弟の縁を結んで、常時、宗祖に給仕した。
宗祖を開山と仰ぎ、日源は2祖となって、後には碑文谷の法華寺、谷中の感応寺、雑司ヶ谷の法明寺等を開くなどして中老僧の一人として仰がれた。当寺の古い経蔵と日朗給仕の米とぎ井戸は、今も昔の名残を留めている。
實相寺〜岩本山ハイキングマップ
岩本山 實相寺(じっそうじ)駐車場より、
實相寺の境内から岩本山公園まではハイキングコースとして整備されています。
総門と仁王門の間には約50台は停めることのできる広い駐車場、トイレは境内にあります。
釈迦堂
實相寺は、日蓮宗の教えの基礎を築く舞台となった寺院です。
日蓮上人は、ここで立正安国論の草案を書き上げたといいます。
祖師堂
祖師堂の左手にハイキングコースが続きます。
七面堂
實相寺の最後のお堂「七面堂」から少し歩くと「岩本山公園」に至ります。
岩本山公園
愛宕神社の前には南側に面した展望台があります。
岩本山公園は、静岡県富士市にある「岩本山(193m)」の山頂にある公園です。
展望台からは、富士山や箱根・伊豆半島・駿河湾、遠く南アルプスまでも一望できます。
梅や桜、アジサイなど四季折々の花と富士山の競演を楽しめるとともに、
周辺エリア屈指の夜景スポットとしても有名です。
展望台より愛鷹連峰
駿河湾越の伊豆半島・手前に東名高速と富士市の街並み
富士川の先に雨乞山〜金丸山〜大丸山
サザンカ
岩本山公園は四季折々の花々が楽しめる公園として知られています。
園内には約30種400本の梅が植栽されており、
2月初旬からの見頃の時期には梅の花に包まれます。
紅梅や白梅越しに富士山を望む景観は、撮影スポットとしても人気です。
咲き始めの蝋梅
また、梅の花が散り3月下旬になると、
山頂はソメイヨシノやヤマザクラなど約400本の桜の花で彩られます。
夜にはライトアップが行われ、幻想的な夜桜とともに、
富士山や市街地の夜景を楽しむことができます。
岩本山(192.34m) 二等三角点(岩本村)
岩本山展望台より
岩本山の山頂にある展望台から望む富士山。
周辺は梅の木に覆われており、シーズンともなるとさぞ綺麗なことでしょう。
明星山登山口
岩本山公園から北側の登山道を下り、いったん舗装路から明星山登山口へ。
小明星山(179m)
山頂の手前には小明星山と呼ばれるピークがあります。
ここからは西側の展望、真下に新東名高速道路が通ります。
明星山公園
明星山公園
所在地 富士宮市星山1167-1
明星山公園は、市の最南端にある市内で一番広い風致公園です。
駐車場近くの舗装された道を上がっていくと、頂上に到着します。頂上の展望台からは富士山だけでなく、富士・富士宮の市街地、富士川なども望むことができます。
多くの方に景色を楽しんでいただきたいので、混雑時は譲り合ってご利用ください。 富士宮市H.Pより
明星山(224.36m) 四等三角点(明星山)
明星山公園は先ほどの岩本山公園に比べると人も少なく穴場的なスポット。
遊歩道やトイレ・東屋など、しっかりと整備されています。
山頂域は木々も少なく好展望、正面に迫力の富士山を望むことが出来ます。
明星山公園までの道は現在工事中でした。
車で来る際には、駐車場までの道が細いので注意が必要です。
ここから富士川沿いに「羽鮒山」を目指します。
羽鮒山へは、北と南からのルートがありますが、南の香葉台側から向かいました。
入口には大きな看板があり、わかりやすいですが、道が悪く狭いため、
車でアクセスする場合には北側ルートがお勧めです。
羽鮒山展望広場
羽鮒山展望広場は林道から少し歩いた所にあります。
展望台の他にテーブル・ベンチがあり、富士山方面に展望が開けます。
羽鮒山展望台より
展望台から眺められる範囲は少ないが、ちょうど富士山と富士宮市街が一望できます。
羽鮒山の山頂はここではなく、三角点と共に少し離れた所あります。
林道に戻り、少し先に「羽鮒山一等三角点」の案内板。
ここから山道を少し登り、電波塔の先が羽鮒山の山頂となります。
羽鮒山(320.71m) 一等三角点(羽鮒村)
ここ羽鮒山で静岡県内にある一等三角点18点全てを巡ることが出来ました。
森山
羽鮒山からは北のルートを使って下り、さらにその先にある森山へ。
森山までは古い遊歩道がありましたが、大変荒れていました。
周辺は工業地帯で、登山口までが少し解り難いです。
山頂には神社があり、参道として整備されています。
森山大神宮・森山(261m)山頂
山頂にあった案内板によると、森山大神宮の創建は正安3年(1301)の鎌倉時代、
御祭神は天照大神とのことです。
山頂案内板
白尾山(231.55m) 四等三角点(展望広場)
最後に白尾山(231.55m)へ
山頂一帯は、約14.8ヘクタールの広さを誇る、
富士宮市内唯一の総合公園として整備されています。
展望台より
白尾山公園
所在地 〒418-0039 静岡県富士宮市野中1103
駐車場 約100台程(無料)
「白尾山公園」は、静岡県富士宮市南部に位置する白尾山(山頂標高約230m)の丘陵地形を活かした約14.8ヘクタールの広さを誇る総合公園である。公園からは眼下に広がる市街地と世界遺産の富士山を一望できる市内でも屈指の眺望スポット。丘陵登頂部には展望施設があり、駐車場やトイレが整備されているほか、芝生広場や野鳥の森、昆虫の森など自然豊かな遊び場、長さ65メートルのローラーすべり台やスカイロープ、複合遊具なども充実している。アクセスもよく、日中は家族連れや市民で賑わう。園内の男坂と女坂と呼ばれる坂を登ると展望台があり、夜景が鑑賞できるものの、駐車場から展望台に向かう途中の視界が開けた場所がお薦めのビューポイント。木製のベンチに座り、富士山麓に広がる富士宮の市街地の夜景をゆったりと鑑賞できる。夕暮れ時や月明かりがある日は、富士山とのコラボレーションは壮観で、この地ならではの特有の景観が楽しめる。空気の澄んだ真冬には、紅富士の夕景の中に街の灯りが輝き、夜への移ろいは一見の価値がある。
白尾山公園 ここからの景色は 日本夜景遺産に認定されているそうです。
滑り台など、遊具が充実した下の公園では子供達が大勢遊んでいました。
住宅地を抜けて、富士山本宮浅間大社へ、
富士山世界遺産センターに立ち寄りました。
富士山世界遺産センター
逆さ富士のデザインが印象的な「富士山世界遺産センター」
静岡県富士山世界遺産センターは、富士山の魅力を伝え、
守っていくための施設として2017年12月に開館しました。
意匠が凝らされた映像展示を通して、ユネスコ世界文化遺産の富士山を楽しく体験できます。
富士山世界遺産センター
所在地 静岡県富士宮市宮町5-12
電話番号 0544-21-3776
営業時間 9:00〜17:00(7・8月は9:00~18:00)
定休日 毎月第三火曜日・年末年始・施設点検日
観覧料 個人300円、団体(20名以上)200円
15歳未満、70歳以上、中学校、高等学校、大学の在学者、
障害者等は無料(要証明)
最寄り駅
JR身延線「富士宮」駅から徒歩8分
JR新幹線「新富士」駅からバスで約45分(「休暇村富士行き」または「富士山駅行き」乗車後、「静岡県富士山世界遺産センター」バス停下車)
展望テラスより
富士山本宮浅間大社
楼門
楼門
三間一戸、重層入母屋造で、
屋根は檜皮葺、正面・左右脇に扉がついている。
楼門の左右には随身像が安置されている。
随身像 は慶長19年(1614)2月に建立。
背銘には、左側の像「甲州河内下山住番匠 石川清助作」、
右側の像「大工 山城國上原住櫻井三蔵作」と記されている。
富士山本宮浅間大社 拝殿
富士山本宮浅間大社
御祭神
主神 木花之佐久夜毘賣命
配祀 天津日高日子番能邇々芸命
大山津見神御由緒
人皇第七代孝霊天皇の御代、富士山が 噴火し、
人民が難散し国内が荒れ果てた ので、第十一代垂仁天皇の御代に至り、
富士の神霊を山足(山麓)の地に鎮祭した。 これが浅間大社の創祀である。
第十二代 景行天皇の皇子日本武尊が東征の際、浅 間大神の神助を畏み、
山宮の地(現在地の 北方六キロ)に篤く大神を祭られた。
その後、平城天皇の大同元年(八〇六)坂上田村麿が勅命に依り、
神霊を山宮より大 宮(現在地)に遷し奉った。
以来実に一千百 余年、全国一千三百余社に及ぶ浅間神社 の総本宮として、
全国的に篤い崇敬をあ つめている東海最古の名社である。
古来、朝廷の尊崇極めて篤く、延喜の 制では名神大社に列し、
駿河国の一宮と して崇められた。武家時代に入ってから は、
源頼朝をはじめ、北条義時、武田信 玄、同勝頼、等の各武将は、
それぞれ神 領や神宝を献納して篤く崇敬した。
特に徳川家康は天下を平定した、奉賛 のため、
慶長九年(一六〇四)に本殿以 下の諸社殿を奉建し、
更に富士山八合目 以上を社地として寄進した。
本殿は二層の楼閣をなし、浅間造りと 称し重要文化財に指定されている。富士山信仰
霊峰富士山は、古来浅間大神の鎮まり 坐す神体山として、
全国の登拝者の最も 尊崇するところである。
頂上には奥宮、 久須志神社の二社が鎮坐しているが、
共 に浅間神社の奥宮で、八合目以上はその 聖域にして境内地である。
浅間造り
社殿は「浅間造り」と呼ばれる、社殿の上にさらに社殿が載った二階建て構造。
富士山本宮浅間大社の浅間造りは、富士山の見える場所にお供え物をと、
徳川家康の意向を汲んだものといわれています。
本殿
本殿は「浅間造(せんげんづくり)」と呼ばれる二層楼閣造りで棟高45尺(13.6m)。
下層は桁行5間・梁間4間の寄棟造、上層は三間社流造で共に桧皮葺。
明治40年5月27日古社寺保存法により特別保護建造物に指定され、
以後国指定重要文化財として特別の保護を受けている。拝殿・幣殿・透塀
拝殿は桁行5間・梁間3間で、正面が入母屋造、背面が切妻造、
屋根は檜皮葺、正面に1間の向拝が付いている。
三方に縁を巡らせ、背面は幣殿に接続している。
幣殿は本殿と拝殿をつなぐ部分で、桁行3間・梁間3間の両下造、
屋根は檜皮葺、北面には本殿の屋根の端が露出している。
透塀は本殿周辺を囲む1棟と、その外側、本殿横に並ぶ三之宮及び七之宮を含めた
より広い範囲を囲む1棟の、計2棟で、総延長36間に及ぶ。
湧玉池
湧玉池
湧玉池は、富士山に降った雨や雪が地下水となり、
富士宮溶岩流の溶岩層間を流れ、溶岩流末端で湧出して池になったものである。
禊所付近を境に上池と下池に分かれ、以前は上池のみを湧玉池、
下池から下流を御手洗川と呼んだ。
登山者(道者)が湧玉池の水で心身を清めた後、
山中へ向うという富士山信仰と関連の深い池である。
湧玉池が水源の一級河川「神田川」
富士宮口駅
富士宮駅から身延線で竪堀駅へ(¥210-)
實相寺まで徒歩で戻り終了です。
竪堀駅
實相寺 総門