須山浅間神社(すやませんげんじんじゃ) 静岡県裾野市・世界遺産




須山浅間神社(すやませんげんじんじゃ) 静岡県裾野市

須山浅間神社 – Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/須山浅間神社

須山口登山道(現 御殿場口登山道)

の起点となったのが須山浅間神社です。

あまり聞き馴染みはありませんが、

富士山南口 登山道の起点となる重要な神社として

世界遺産の構成資産の一部にも登録されています。

表口 富士山本宮浅間大社・村山浅間神社   大宮・村山口登山道(現 富士宮口登山道)

北口 北口本宮冨士浅間神社         吉田口登山道

東口 東口本宮冨士浅間神社(須走浅間神社) 須走口登山道

南口 南口下宮須山浅間神社         須山口登山道(現 御殿場口登山道)


境内社


浅間橋


道興准后 歌碑 

浅間橋を超えたところに「道興准后の歌碑」が建つ

道興准后 歌碑 

富士山登山道として須山口が歴史上に現われたのは鎌倉時代
正治二年(一二〇〇)富士宮浅間神社権宮司 大炊頭定隆が書いた記録
「末代証據のため三ヶ村立合書」も「東口珠山(須山)」と
記されているのが最初と伝えられています・
その後須山が文献に出てくるのは道興准后の「廻国雑記」の中です。
道興准后は京都聖護院の門跡を持ち、歌人としても有名で、
室町幕府の文明十八年(一四八六)に日本海側の国々から
関東の国々を巡り、相模から箱根山を超えて三嶋に入り、
あしたか山をながめながら、かつら山を超えて真冬の須山口を
訪れたと「廻国雑記」にあります。
その時次の一首が詠まれています。

すはま口といふより ふじのふもとにいたりて
雪をかきわけて

よそにみし ふしのしら雪 けふ分ぬ
心のみちを 神にまかせて

この様に すはま口と言う言葉を使って
富士山須山口登山道を紹介しています。
尚、連歌師で有名な宗祀とは連衆(仲間)でした。

平成十五年七月 財団法人 須山振興会

鳥居からは立派な杉の木が立ち並ぶ、

ぐるっと川が囲む境内、浅間橋を渡り神社に向かいます。


社標


世界遺産の碑

須山浅間神社は「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産の一部として

世界文化遺産に登録されている


手水舎

鳥居をくぐった先には可愛い龍が印象的な手水舎

少し上がった所に拝殿が見える

木々が多い茂り、苔むした雰囲気ある参道。


拝殿

富士山南口下宮

富士山の南東側の山麓、静岡県裾野市の須山地区に鎮座する神社が、
須山浅間神社。
富士山登山道の一つで、1883 年に御殿場口登山道が拓かれるまで、
主要登山口の一つであった須山口登山道の起点となる場所にある神社だ。
須山口は1707年(宝永4年)の宝永大噴火で甚大な被害を受け、
登山道と共に社殿も大きな被害を受けた。
須山口登山道がようやく復興したのは1780年(安永9年)頃のことという。
1823年(文政6年)には社殿が再建されている。
社伝によると、創建は日本武尊の手になるといい、
遅くとも1524年(大永4年)には存在していたことが棟札により確認されている。
旧社格は郷社。主祭神として木花咲耶姫命を祀っている。
「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産の一部として
世界文化遺産に登録されている。

拝殿横の「戦役記念碑」と奥に本殿

旧本殿が収められている建物


社務所


手水舎

南口下宮
須山浅間神社

御祭神
木花開耶姫命

相殿
天津彦火瓊々杵命(あまつひこほににぎのみこと)
大山祇命(おおやまつみのみこと)
天津彦火々出見命(あまつひこほほでみのみこと)
天熊大人命(あまくまうしのみこと)

当社は往古富士山東口の社であったが、後に登山道の増設に伴い、
南口登山道の冨士浅間の下宮として祭られた。
社伝によると人皇十二景行天皇の御代(一一〇)
日本武尊が東夷征伐の時、奇瑞により創祀されたとある。
其の後、欽明天皇の御代(五五二)に曽我稲目が再興し、
天元四年(九六一)には平兼盛が修理奉幣している。
何れにしても古くから山岳信仰として「富士山」を御神体
として仰ぎ奉っており、当時の度重なる噴火とも関連し
山麓に浅間大神を祭り、岳神の霊を慰め奉ったのが始まりと思われる。
武門の崇敬も篤く、源頼朝を始め武田信虎・勝頼、
今川家代々の戦勝祈願から、徳川時代になると小田原城主より
毎年奉幣がされていた。

祭日
春祭り 四月十七日
秋祭り 十一月二十三日

神事
元旦祭 一月一日
開山式 七月一日
閉山式 八月三十一日
大禊式 十二月三十一日

富士山須山口登山道のルートの案内板


須山浅間神社の由緒

先に書かれていた物とほぼ同じです。


ご神木

須山浅間神社(すやませんげんじんじゃ)

住所
静岡県裾野市須山722
055-995-1804

交通(公共機関)
御殿場駅から富士急バス十里木~
ぐりんぱ行きで25分須山下車徒歩10分。
または三島駅から富士急バスで須山、ぐりんぱ、
イエティ方面行きで約40分、須山下車、徒歩10分。
またはJR御殿場線 岩波駅から、タクシー約21分(10Km)。

交通(車)
東名高速道路裾野ICより約20分。

駐車場   あり
境内参拝  自由
問い合わせ 055-995-1804

■ 再訪(2018/4.14・5/12)

2018/4/14 再訪

土日祝 10:00 〜 18:00頃まで宮司さんが居られるとのことでしたが

あいにくこの日は午前中まででした。

お祭りの日で飾り付けされた境内

2018/5/12 再訪

拝殿内や旧社殿も拝見することが出来ました


御朱印

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