淡海國玉神社(おうみくにたまじんじゃ)遠江国総社・静岡県磐田市見付




淡海國玉神社(おうみくにたまじんじゃ)遠江国総社・静岡県磐田市見付

淡海國玉神社 – 静岡県神社庁
http://shizuoka-jinjacho.or.jp/shokai/jinja.php?id=4411007

淡海国玉神社(おうみくにたまじんじゃ)は旧東海道

見付宿沿い、旧見付学校裏に鎮座します。

ひっそりと佇む神社ですが、格式は高く遠江国総社です。

総社とは、この社を祀ると遠江国中の神社を祀ったことになる神社、

国司が着任後の参拝の手間を省くため国府近くに置かれたといわれています。

創建は不明ですが、平安時代にはこの地にあったことが記されています。

隣には日本最古の木造擬洋風小学校 「旧見付学校」

広い境内は運動場のように使われていたのかも、


手水舎


神門

淡海国玉神社
社記  「現地説明板」

一、神社名
総社淡海国玉神社(そうしゃおうみくにたまじんじゃ)
一、御祭神
大国主命(おおくにぬしのみこと)・他十五柱
一、由緒

淡海国玉神社について

創立年月日は不詳。
延喜式神名帳(えんぎしきしんみょうちょう)に記載されている
「遠江国淡海国玉神社」です。
特選神名帳に「今按ずるに、社殿祭神大国主命とあるは、
国玉神と言うをひたむきに此神と思へるよりの誤りなれば、
祭神淡海国玉神として可ならん」との考えもあります。
今は明細帳並に神社書出しによります。
三代実録貞観七年(865)八日の条に
「遠江国正六位の淡海石井神に従五位下を授く」との記録もこの神社のことです。
現在地への遷座(せんざ)の年月等詳細の解る文献は残念ながら残っていません。
(遠江国風土記伝)

総社とは

古来より当社は遠江の国の総社として広く崇敬されています。
総社とは国司が国内(ここでは遠江の国)
の神社を巡拝するのに便宜をはかり、
総社をお参りすれば国内のすべての神社をお参りしたのと同様とされました。
つまり遠江の各神社の神様が祀られていると言うことです。

大国主命と兎
数ある神話の中でも有名な「因幡の白兎」。
話の中では兎はサメを騙した悪者ですが、
一説には大国主命の奥さんの八上姫が兎を使者として
結婚相手を探したとも言われています。
自分の身体を傷つけて大勢いる兄弟神様の中から清い心の持ち主の
大国主命を見つけ出す役目をした訳です。
この兎のお陰で大国主命と八上姫はめでたく結婚されたので、
「縁結びの神様」としても慕われています。

一、御神徳
家内安全・商売繁盛・五穀豊穣・縁結び
一、年間行事
御例祭  祇園祭  7月中旬の金・土・日
節分祭  厄除祈願 2月3日

淡海国玉神社

創立年は不詳であるが、平安時代に書かれた「延喜式」にはその名が見られる。
遠江国の総社である。社殿は、 本殿・幣殿・拝殿からなる。
幣殿・拝殿は宮大工立川昌敬によって再建され、
特に拝殿向背の子持ち龍並びに見返り獅子・欄間の干支の彫刻 に、
その手法が顕著に表されている。本殿は木鼻・虹梁などの装飾が豊かであり、
和様・禅宗様折衷様式の造りである。
本殿 三間社流造(間口5m奥行5.14m)明歴年間再建
幣殿 三棟入母屋造(間口4.54m奥行4.54m)文久年間再建
拝殿 三棟入母屋造向拝付(間口10m奥行6.36m)文久年間再建
例祭日は7月13、14、15日の前の(金)・(土)・(日)。
昭和54年市の指定文化財となる

淡海国玉神社

祭神
大国主命
由緒
創立年代不詳なれども 延喜式神名帳所載式内社であり、
国史現在社で古来 当国鎮座国府総社と称す。
朝廷並に武門武将の崇敬 厚く一條天皇正暦二年 依勅舞車の神事執行す。
三代實録貞観七年五月八日 授淡海石井神従五位下。
五穀豊饒の守護神衆庶の 崇敬厚く明治五年六月 県社に昇格す。
例祭日 七月十三日、十四日、十五日


拝殿

主祭神は大国主命ですが以下の神々を相殿に祀る。

御子神社
元 大見寺鎮座
祭神二座 瓊々杵命・木花開耶姫命
熊野神社
元 権現小路鎮座
祭神三座 速玉之男命・事解之男命・伊邪那岐命
浅間神社
元 住吉小路浅間山鎮座
祭神 木花開耶姫命
御霊神社
元 宮小路鎮座
祭神 御間城入彦五十瓊殖天皇
山神社
元 西坂町北山王山鎮座
祭神 大山咋神
智満稲荷神社
元 西坂町南裏鎮座
祭神 宇迦之御魂命
神明神社
元 横町西側山林鎮座
祭神二座 天照大神・豊受大神
赤髭神社
元 上野畑中林鎮座
祭神 不詳(赤鬚神)
三神社
元 川尻堤上鎮座
祭神三座 須佐之男命・豊受大神・迦具土命
本宮神社
元 西坂町南裏鎮座
祭神 大己貴命
須波若御子神社
祭神 須波若御子神
御祖神社
祭神 鴨御祖神

大国主命(大国様)の因幡の白兎の神話にちなみ

珍しいうさぎの狛犬です。


拝殿・幣殿


本殿

旧見付学校を裏から、

旧見付学校附磐田文庫の記事


御朱印

御朱印は矢奈比賣神社(見付天神)で頂けます。

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