黍生山(きびゅうやま) 標高374m 黍生城跡・愛知県豊田市足助町
足助観光協会
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猿投山に登り帰り道を変更し、気になっていた黍生山へ
人気の山も楽しいですが、まったり登山が性に合います。
愛知県豊田市足助町は飯田街道の重要な中継地として栄え、
今でも街道に残る伝統的な古い町並みは重要伝統的建造物保護地区として
大切に保存されています。
また近くには紅葉で有名な香嵐渓もあり見所が多いです。
登山道入り口は、追分交差点を県道358号に入ったと所から、
以前は駐車場があったようだが、現在は建物が建っている。
登山道は鉄塔の建て替えのため、村社 神明社までの道が通れず
迂回路が用意されています。
里山らしい竹林を抜け、小さな鉄塔からは杉林となり
2本の小川が流れる水場へ、
林道を横切り西からさらに登山道へ(西口ルート)登りがきつくなる。
周りに巨石が目立ちはじめると黍生山頂は目の前です。
山頂にある二つに割れた巨石
この後ろから下山ルート(東口)へ
黍生城(きびゅうじょう)
この標高三七四メートルの山頂を主郭として築かれた黍生城は、
平安時代の終わりに、尾張国の山田重直の六男重長が
足助に移住して賀茂六郎足助重長と称し築いたのが始まりと伝えています。
その後、平家方に攻められて落城しますが、
ここはこの付近の最高峰であるため、戦国時代まで、
色々な時に使用された城と考えられます。
左図に見る現在の遺構は、たびたびの改修を受けたものでしょう。
なおこの山頂は、旧暦の三月三日、村人たちがお酒やお菓子を持って集まり、
飲み食いをしました。
こうすると一年を幸せに暮らせるといわれていたからです。
現在はその名残でしょうか、四月の初めにここでお祭りをします。
三角点
頂上は黍生城跡として整備されています。
360度の展望があり南アルプスから、奥三河の山々が一望できます。
気軽に登れますが、景色は素晴らしい、
里山のイメージを大きく塗り替えてくれる魅力ある山です。
下山は東口ルートから林道へ
道なりに進むみ迂回路へ、あっという間に降ります。