静岡県磐田市にある府八幡宮へ行ってきました。
遠江国分寺跡に隣接してます。
府八幡宮は、天平年間(729~748年)に遠江国司(現在の知事にあたる)であった
天武天皇の曽孫桜井王(さくらいおう)が遠江国府の守護として赴任された時、
遠江国内がよく治まるようにと府内に奉られたのが、始まりです。遠江国府は、最初に現在の二之宮・御殿地区に勧請(かんじょう)され、
その後、見附地区に移転されるまでの間、一時、府八幡宮内に置かれていた、と伝えられています。寛永12年(1635年)に建立された楼門(ろうもん)は静岡県の文化財に、
中門・本殿・拝殿および 幣殿は市の文化財に指定されています。
境内の建物の多くは、江戸時代に建造されたものです。 府八幡宮H.P
ちょうど参道工事中でした。
今の鳥居は安政5年に再建されたもの。
かつては東海道に面して大きな鳥居が建っていましたが、
安政元年(1854年)の大地震で倒れ、今は境内の駐車場に残してあります。
楼門は二階建ての門のことです。
現在の楼門は、寛永12年(1635年)に境内の一連の建物ともに
徳川家によって建立されました。
中門は、楼門をくぐると石垣に囲まれた長い参道があり、
石灯篭のあいだを進むと、寛永12年(1635年)に
徳川家の援助によって整備されたものです。
現在の拝殿は、寛永年間から延宝4年(1676年)に建立されましたので、
3百数十年前の貴重な建物です。
最初に建立されたのは奈良時代ですが、何度も作り変えられ、
現在のものは、江戸時代初期(元和3年=1617年)に再建されました。再建をした願主は、2代将軍、徳川秀忠の娘の和子(まさこ)で、
後水尾天皇の皇后となって、東福門院と呼ばれた方です。
ボケ封じの宮(武内社)
拝殿から西北に進むと、東照宮の社殿があります。
東照宮とは徳川家康をお祭する神社で、祭神はもちろん徳川家康。
末社とは、本社に付属する小さな神社で、
東照宮をはじめたくさんの末社がまつられています。
今の社務所は、昭和5年(1930年)に造られました。
正面にお札場と事務室があり、会議や結婚披露宴をする大広間、中広間などがあります。
手前に見えるのは、明治元年(1868年)に廃止された神宮寺の築地塀。
敷地の半分には遊歩道が広がる。
命魚奉献(めいぎょほうけん)の儀
全国の八幡宮に於ける特殊行事で、東参道北端の斎場で行います。
国司(淡海玉神社詞)が神輿の前に生きた魚を献上して祝詞を奏上し、
御清水へ放ちます。神輿は再び町内への巡幸へ出発します。
パワースポットとしても有名!?