福満寺薬師堂(ふくまんじやくしどう)「川名ひよんどり」
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福満寺薬師堂(ふくまんじやくしどう)は1月4日に行われる
「川名ひよんどり」 で有名。
先日行った寺野宝蔵寺観音堂「寺野ひよんどり」は3日に
こちらもあわせてご覧下さい。
福満寺薬師堂は伊豆神社の境内にあります。
以前は大きなお寺で別当十二坊もあったそう。
その後立ち寄った東福寺(とうふくじ) 引佐三十三観音も福満寺の坊の一つだったとか
福満寺薬師堂は伊豆神社の境内にあります。
カテゴリー「神社」「寺社」で区別しているので伊豆神社は別にしてみました。
こちらもご覧下さい。
福満寺薬師堂
福満寺は、現在薬師堂だけが残されていますが、
かつては12の塔頭をかかえる大寺院だったと伝わります。
応永のころ焼失し、渋川井伊氏の直貞が応年33年(1426)に再建されました。
近隣の東福寺も現在は小さなお堂が残るのみですが、
元は坊の一つだったと考えられます。
当地域周辺には多くの伝統芸能があり、当堂においても毎年一月四日には、
国指定重要無形民俗文化財「川名のひよんどり」がとりおこなわれます。
なお、かつては八日堂と呼ばれたように、一月八日に行われた祭礼です。三日堂 寺野 宝蔵寺 観音堂
四日堂 渋川 万福寺 薬師堂
五日堂 懐山 新福寺 阿弥陀堂
五日堂 神沢 万福寺 阿弥陀堂
六日堂 黒沢 峯福寺 阿弥陀堂
七日堂 滝沢 安楽寺 大日堂
八日堂 川名 福満寺 薬師堂
国指定重要無形民俗文化財
川名のひよんどり
平成六年十二月十三日指定 公演日 一月四日川名のひよんどり例祭は、福満寺薬師堂で行われる。
遠江から三河にかけて現存する田遊びの一種で、五穀豊穣、
子孫繁栄、家内安全を祈願して行われ、これに火祭りが結びついている。
福満寺は伝承によれば、別当十二坊を数えた大寺、本尊の薬師如来は、
奈良時代の高僧行基の作といわれた。
この像は、山吉田の満光寺と春山の薬師堂のものと同木であると伝えられる。
しかし、応永年間の火災によって焼失し、現在の本尊は応永三十三年(一四二六)
に新たに刻まれたものである。
ひよんどり祭礼もその頃には既に行われていたものと考えられる。
前半の松明を用いた祭礼は若連の手に委ねられており。
後半の堂内における祭礼のうち、芸能の部分も主に若連がこれを担う。一、イナムラの舞は、体に連縄をつけ、その姿は藁で作った
イナムラが増大する様を演じてみせ、豊作を願う勇壮な舞である。
二、はらみの舞は、腹に布団などをいれて女郎面をつけて舞う。
この舞が始まると小爾宜の人達は、オブッコ作りのために席を外す。
三、田遊びが終わる頃、出来たオブッコを背負い薬師堂に参詣に来る。
その後、汁かけご飯を参列者で共食し祭礼を終了する。特に、寒風吹きさぶ寒夜に川名川で身を清める水垢離と、
堂前での夜空を焦がす大松明と若連のもみあいは実に豪壮である。
このもみ合いの印象から「火踊り祭り」がなまって「ひよんどり」
と予備ならわしている。
浜松市教育委員会
福満寺薬師堂から少し西へ向かうと灯籠がありました。
福満寺の灯籠だったのでしょうか?