寧比曽岳(1120.6m) 筈ヶ岳(985.2m) 出来山(1053.4m) 縦走




寧比曽岳(1120.6m) 筈ヶ岳(985.2m) 出来山(1053.4m) 縦走

寧比曽岳 / 足助観光協会

愛知の屋根とも称される標高1000m級の山岳地帯「段戸山地」

主峰である段戸山の西に位置する 寧比曽岳(1120.6m) 筈ヶ岳(985.2m)

さらにその南の出来山(1053.4m) 三座を段戸湖より縦走しました。

寧比曽岳(ねびそだけ) 

標高 1120.6m 登山日 2018年12月8日
段戸山地の主峰の一座 整備されたハイキングコースは歩きやすく展望も素晴らしい
所在地 豊田市大多賀町 豊田市御内町

筈ヶ岳(はずがたけ)

標高 985.2m 登山日 2018年12月8日
防火帯を兼ねた草原の道が素晴らしい 寧比曽岳とセットで歩きたい山
所在地  愛知県北設楽郡設楽町

出来山(できやま)

標高 1053.4m 登山日 2018年12月8日
段戸裏谷原生林から標高差100m程度 一等三角点の山
所在地  愛知県北設楽郡設楽町

難易度 ★★★    オススメ  登山口(ナビ検索) 段戸湖
段戸湖(8:43)→富士見峠(10:06)→寧比曽岳(10:15)→筈ヶ岳(10:53)→寧比曽岳(11:36)→富士見峠(11:43)→出来山(13:35)→段戸湖(14:51) 所要時間 6時間6分 高低差 234m 累積標高 913m / 911m 距離 24.1km
■愛知の屋根とも呼ばれ、標高1000mを越える段戸山地、段戸山(鷹ノ巣山)の西に位置する主峰です
寧比曽岳・筈ヶ岳へは段戸湖からのルートの他、国道153号の伊勢神トンネルの先、大多賀峠からがアクセスも良い最短ルートです。筈ヶ岳へは西方、聖徳太子の創建と伝えられる平勝寺(綾渡集落)からのルートもあり、途中には武田信玄の掘った金鉱があったと伝わる金蔵連峠もある。
■出来山へは段戸湖から段戸裏谷原生林のルート、途中いくつかの林道と交差するので注意が必要。段戸裏谷原生林は「きららの森」としてハイキングコースが整備されており様々なルートがある。
■今回のルートは段戸湖からの寧比曽岳・筈ヶ岳ピストンコースに出来山を合わせて巡ったものです。

愛知県には高い山が無く、最高峰の茶臼山でも標高1415m程度です。そのため、厳冬期・春 秋のハイキングなど自分のスタイルに合わせて楽しめるのも魅力。登山初心者やファミリーに最適で魅力的な山が多いのも特徴です。

段戸湖より、この日は 1℃ 寒い…

段戸裏谷原生林はハイキングコース(きららの森)が整備された凄く素敵な所

次回は違う季節にゆっくり歩いてみたいです


愛知国定公園 段戸裏谷


五六橋

トイレの前の分岐

林道を進むと出来山へ至ります

橋を渡り東海自然歩道が続く寧比曽岳方面へ

原生林の道は整備され

所々に案内板やベンチがあります

裏谷高原

この付近一帯は段戸山塊の中心で地質は領家変成岩からなり、
三河高原と呼ばれるかつての準平原の残在物としてしられています。

段戸国有林

面積5340haを有する県下で代表的な国有林です。
樹種は桧、杉が中心となっていますが、原生林のほか
自然休養地としても利用されています

真っ白になってきました

段戸湖から寧比曽岳まで6km強の道程

標高差もあまりないのでハイキングコースといった感じ

尾根まで出た所、雲の合間より

尾根から最後100mほどの登り

標高1000mを超えた辺りから

樹氷ぽくなってきました


富士見峠(1120m)

富士見峠には新しいトイレがあります

数分で寧比曽岳へ


寧比曽岳(1120.6m)


三等三角点

寧比曽岳

地質は領家帯の花崗岩から成っています。
三河高原の最高峰で木曽山脈、三河山系の山並みが望まれ
標高は1121mです。

真っ白だけど樹氷が綺麗

続いて筈ヶ岳へ

防火帯の道は広くて気持ちがいい

筈ヶ岳へ250m程下ると季節が変わってます

林道と合流、真ん中の尾根を登る

登った先の分岐を右へ

数百メートル登ると山頂です


筈ヶ岳(985.2m)


三等三角点


山頂より

天気も回復してきました

急いで寧比曽岳へ


落ち葉と樹氷


寧比曽岳 山頂より

続いて出来山へ

来た道をピストン、途中山道下に「菜畑林道」が見える所を

強引に下りショートカット「牛渡橋」へ

橋からの分岐を牛渡林道へ

パラボナアンテナがある山頂広場まで


出来山(1052.4m)


一等三角点

一等三角点がありますが展望は残念

この出来山で、愛知の130山も100座目となりました

山頂からは藪漕ぎコース

数分で林道沿いの登山口へ

林道沿いでは最終的な伐採「主伐」中

裏谷原生林

段戸国有林の中心裏谷地区には、愛知県内では規模、内容において
極めて重要なモミ・ツガ・ブナを主とする温帯性の天然林があり、
学術の考証、風致の維持等を目的に裏谷原生林として施設制限を加え、
重要な資源の保護を図っている。
また林内の東海自然歩道を利用して、
森林浴を楽しみながら散策が出来るようになっており、
森林レクリエーションの場として広く利用されている。

段戸国有林の裏谷地区にあるこの森林は、
愛知県内では極めて重要なモミ・ツガ・ブナなどを中心とした
温帯性の天然林で、面積は約134haあります。
林内には東海自然歩道が整備され、気軽に森林浴を楽しみながら散策でき、
「きららの森」の愛称で親しまれています。
また、この天然林の一部では、「段戸モミ・ツガ植物群落保護林」を指定し、
学術上の価値が高い森林として保護しています。


段戸裏谷原生林(きららの森)案内図

段戸湖から寧比曽岳へは片道約6.5km

距離は長いですが標高差は200m程度、

原生林の中をのんびりハイキングするにはおすすめのコースです

さらに筈ヶ岳へは2.5km、寧比曽岳からはアップダウンもあります

出来山は展望がなく林道歩きがメインで登山感はあまりないです。

原生林(きららの森)と合わせて歩くには丁度いい感じです。

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